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Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド

3.4.5 Microsoft(R) Internet Information Services 7.0 への組み込み

  Microsoft(R) Internet Information Servicesに業務サーバを組み込む手順を説明します。
  以下に、Microsoft(R) Internet Information Services 7.0で使用しているWebサイトに業務サーバを組み込む手順を、Microsoft(R) Windows Server(R) 2008を例に説明します。
  なお、Microsoft(R) Internet Information Services 7.0使用時は、本製品のインストール後にシステムの再起動が必要です。システムを再起動していない場合、業務サーバのプログラムの読み込みに失敗する場合があります。

  1. Webサーバに以下の役割サービスがインストールされていることを確認します。
      ・ISAPI拡張
      ・ISAPIフィルタ

  2. [スタート]メニューで[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。

      Microsoft(R) Internet Information Servicesが起動されている場合は、停止してください。停止は、[スタート]メニューで[管理ツール]-[サービス]を選択し、ウィンドウの[World Wide Web Publishing Service]を選択し[操作]を選択します。一覧から[停止]を選択します。

  3. ホスト名を選択し、[機能ビュー]の[ISAPIおよびCGIの制限]をクリックします。

  4. [ISAPIおよびCGIの制限]を追加します。

    [ISAPIまたはCGIパス]に業務サーバのプログラムを絶対パスで設定します。
    以下の例は、ISAPIまたはCGIパスに“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib\F3FMssoatziis.dll”、説明に“業務サーバ”を設定しています。
    設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。

  5. 追加したISAPIを許可に変更します。

  6. 業務サーバを組み込むサイトを選択し、[機能ビュー]の[ISAPIフィルタ]をクリックします。
    以下は、“Single Sign-on”というサイトに組み込む例です。

  7. [ISAPIフィルタ]を追加します。

    [ISAPIフィルタ]に業務サーバのプログラムを絶対パスで設定します。
    以下の例は、フィルタ名に“業務サーバ”、実行可能ファイルに“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib\F3FMssoatziis.dll”を設定しています。
    設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。

  8. 業務サーバを組み込むサイトを選択し、[機能ビュー]の[ハンドラマッピング]をクリックします。

  9. [モジュールマップ]を追加します。

    [要求パス]に“F3FMssoatziis.dll”、[モジュール]に“IsapiModule”、[実行可能ファイル]に業務サーバのプログラムの絶対パスを設定します。
    以下の例は、実行可能ファイルに“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib\F3FMssoatziis.dll”、名前に“業務サーバ”を設定しています。
    設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。

  10. 業務サーバを組み込むサイトを選択します。
    [仮想ディレクトリの追加]を選択し、仮想ディレクトリを追加します。

    仮想ディレクトリ エイリアスに“fj-is-sso”、[物理パス]に業務サーバのプログラムの絶対パスを設定します。
    以下の例は、[物理パス]に“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib”を設定しています。
    設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。

  11. 使用するアプリケーション プールを選択し、[詳細設定]を選択します。

  12. 詳細設定の[プロセスモデル]の[アイドル状態のタイムアウト]を“0”、[プロセスモデル]の[ワーカープロセスの最大数]を“1”、[リサイクル]の[定期的な間隔]を“0”に設定します。

  13. [プロセスモデル]のIDで選択したセキュリティアカウントで、Interstage証明書環境のフォルダに「フルコントロール」でアクセスできるようにアクセス権限を設定してください。
    Interstage証明書環境へのアクセス権限の詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”の“Interstage証明書環境のアクセス権限の設定”を参照してください。
      

  14. Windows Server(R) x64 Editions(32ビット互換)でInterstage Application Serverを運用する場合は、詳細設定の[全般]の[32 ビット アプリケーションの有効化]を“True”に設定します。

  15. すべての作業が終了しましたら、Microsoft(R) Internet Information Servicesを開始してください。開始は、[スタート]メニューで-[管理ツール]-[サービス]を選択し、ウィンドウの[World Wide Web Publishing Service]を選択し[操作]を選択します。一覧から[開始]を選択します。

  Microsoft(R) Internet Information Servicesのサイトの詳細については、Microsoft(R) Internet Information Servicesの“インターネット インフォメーション サービス”の“ヘルプ(H)”を参照してください。