Microsoft(R) Internet Information Servicesに業務サーバを組み込む手順を説明します。
以下に、Microsoft(R) Internet Information Services 6.0で使用しているWebサイトに業務サーバを組み込む手順を、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003を例に説明します。
なお、Microsoft(R) Internet Information Services 6.0使用時は、本製品のインストール後にシステムの再起動が必要です。システムを再起動していない場合、業務サーバのプログラムの読み込みに失敗する場合があります。
[スタート]メニューで[プログラム]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]を選択します。
Microsoft(R) Internet Information Servicesが起動されている場合は、停止してください。停止は、[スタート]メニューで[プログラム]-[管理ツール]-[サービス]を選択し、ウィンドウの[World Wide Web Publishing Service]を選択し[操作]を選択します。一覧から[停止]を選択します。
業務サーバを組み込むWebサイトを選択します。
以下は、“Single Sign-on”というWebサイトに組み込む例です。
プロパティを選択してプロパティシートを開きます。プロパティシートの[ISAPIフィルタ]タブを選択して[追加]ボタンをクリックします。
なお、すでにISAPIフィルタが設定されている場合は、手順4で業務サーバのプログラムをISAPIフィルタに追加した後、業務サーバのプログラムが一番上に表示されるよう順番を変更してください。
手順4の直後、追加した業務サーバのプログラムが選択できない(グレーアウトされている)場合は、以下の手順で業務サーバのプログラムが一番上に表示されるよう順番を変更してください。
手順19まで作業を行います。
開始したMicrosoft(R) Internet Information Servicesに対して、保護パス以外のパスにアクセスします。
上記作業を実施することで、手順4で追加した業務サーバのプログラムが選択可能になります。
Microsoft(R) Internet Information Servicesを停止します。
ISAPIフィルタに追加した業務サーバのプログラムを一番上に表示されるよう順番を変更します。
Microsoft(R) Internet Information Servicesを開始します。
フィルタ名を入力し、実行可能ファイルに業務サーバのプログラムを絶対パスで設定します。
以下の例は、フィルタ名に“業務サーバ”、実行可能ファイルに“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib\F3FMssoatziis.dll”を設定しています。
設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。
業務サーバを組み込むWebサイトを選択します。
[新規作成]-[仮想ディレクトリ]を選択し、仮想ディレクトリの作成ウィザード画面を表示します。
仮想ディレクトリ エイリアスに“fj-is-sso”を設定します。
Webサイトのコンテンツのディレクトリに業務サーバのプログラムの格納先ディレクトリを指定します。以下の例は、パスに“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib”を設定しています。
仮想ディレクトリのアクセス許可に読み取り権と、ISAPIアプリケーションの実行権を設定します。
仮想ディレクトリの作成ウィザード画面を終了します。
Webサービス拡張に業務サーバのファイルを追加します。
Webサービス拡張を選択し、[新しいWebサービス拡張を追加]を選択します。
拡張名を設定します。
以下の例は、拡張名に“業務サーバ”を設定しています。
[追加]ボタンをクリックすることで表示されるファイルの追加画面で、業務サーバのプログラムを絶対パスで設定します。
以下の例では、パスに“C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\lib\F3FMssoatziis.dll”を設定しています。
設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。
Webサービス拡張の状態を許可に設定します。
アプリケーション プールを選択します。
プロパティを選択してプロパティシートを開きます。プロパティシートの[リサイクル]タブを選択し、すべての項目のチェックをはずします。
プロパティシートの[パフォーマンス]タブを選択し、[Webガーデン]の[最大ワーカープロセス数]に“1”を設定します。
プロパティシートの[識別]タブを選択し、[アプリケーション プールID]に“Network Service”、または“Local System”を設定します。
以下の例は、“Network Service”を設定しています。
設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。
選択したセキュリティアカウントで、Interstage証明書環境のフォルダに「フルコントロール」でアクセスできるようにアクセス権限を設定してください。
Interstage証明書環境へのアクセス権限の詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”の“Interstage証明書環境のアクセス権限の設定”を参照してください。
Windows Server(R) x64 Editions(32ビット互換)でInterstage Application Serverを運用する場合は、32ビットISAPIフィルタを読み込むために、以下のコマンドを実行してください。
cscript %SystemDrive%\inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs set w3svc/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1 |
すべての作業が終了しましたら、Microsoft(R) Internet Information Servicesを開始してください。開始は、[スタート]メニューで[プログラム]-[管理ツール]-[サービス]を選択し、ウィンドウの[World Wide Web Publishing Service]を選択し[操作]を選択します。一覧から[開始]を選択します。
Microsoft(R) Internet Information Servicesのサイトの詳細については、Microsoft(R) Internet Information Servicesの“インターネット インフォメーション サービス”の“ヘルプ(H)”を参照してください。