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Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

J.1 ラッピングオブジェクト

  ラッピングオブジェクトとは、既存システムの資産(アプリケーション)を、Interstage上で分散オブジェクト環境のオブジェクトとしてみせる機能です。

  ラッピングオブジェクト自身は、ワークユニットの定義により既存システムの業務に対応づけられます。クライアントアプリケーションからは、サーバ上のラッピングオブジェクトが通信相手として見えますが、実際には、サーバ上のラッピングオブジェクトを経由して既存システムの資産(アプリケーション)と連携します。

  ラッピングオブジェクトは標準提供されるため、サーバアプリケーションを作成する必要はありません。Interstageと連携できるようにインタフェース部分を設計することで、既存システムの資産(アプリケーション)を有効利用することができます。