ここでは、CORBAアプリケーションのワークユニットの追加、変更、削除に必要な手順を説明します。
運用中のシステムに、新規にCORBAアプリケーションのワークユニットを追加する手順を説明します。
3)から5)の操作はInterstage管理コンソールを利用して実施することができます。
1) IDL定義ファイルの複写
開発環境で作成したアプリケーションプログラムとIDL定義ファイルを運用環境に複写します。
2) IDLコンパイラによるコンパイル
運用環境でIDLコンパイラによるコンパイルを行います。生成されたスケルトンをもとにして、追加するアプリケーションの実行モジュールを作成します。
3) ワークユニット定義の新規作成
新規に追加するワークユニット定義を作成します。
4) システムへの反映
isaddwudefコマンドにより、ワークユニット定義をシステムに反映します。
isaddwudef create-def.wu |
-oオプションを指定すると、同名の定義が存在する場合上書きされ、存在しない場合新規に登録します。省略すると、同名の定義が存在しない場合だけ登録されます。
5) ワークユニットの起動
追加したワークユニットを起動します。
isstartwu ISSAMPLE1 |
運用中のシステムからワークユニットを削除する手順を説明します。
CORBAワークユニットを使用する場合、本手順はInterstage管理コンソールを利用して実施することができます。
1) ワークユニットの停止
削除したいワークユニットが起動されている場合、ワークユニットを停止します。
isstopwu ISSAMPLE1 |
2) ワークユニットの削除
対象ワークユニット定義を削除します。
isdelwudef ISSAMPLE1 |
アプリケーションが利用する資源(データベース名やファイル名)に変更があり、ワークユニットを変更する場合の手順を説明します。変更は運用中に実施できます。なお、資源割当ての変更によりアプリケーション処理にも変更が生じた場合、アプリケーション処理の修正を実施した後、以下の作業を行ってください。
CORBAワークユニットを使用する場合、本手順はInterstage管理コンソールを利用して実施することができます。
1) ワークユニットの停止
変更するワークユニットを停止します。
isstopwu ISSAMPLE1 |
2) ワークユニット定義の変更
ワークユニット定義を変更した後、isaddwudefコマンドを実行してシステムに反映します。
isaddwudef -o create-def.wu |
3) ワークユニットの再起動
ワークユニットを再起動します。
isstartwu ISSAMPLE1 |