本ソフトウェアをインストールする前に、必ず、以下の作業を行ってください。
インストールの可否の確認
“第2章 インストール条件”を参照して、インストール可能な状態であるか確認してください。
Interstageのクライアント機能がインストールされている場合、Interstageのサーバ機能はインストールできません。
アプリケーションの停止
Windows(R)上のすべてのアプリケーションを停止させてください。
Interstageをインストールする際に、Interstageが利用するディスク、レジストリなどの資源を使用しているとインストール作業に失敗する場合があります(例:イベントビューア、エクスプローラ、レジストリエディタなど)。
Interstageがインストールされており、Interstageのサービスが起動している場合は停止してください。
環境の確認
本ソフトウェアはシステム環境変数のPATH、CLASSPATHに以下のパスを追加します。不必要なパスを設定している場合は削除してください。システム環境変数PATH、CLASSPATHの有効長を超える場合、パスは設定されません。“C:\Interstage”にInterstageをインストールした場合について説明します。
[PATH]
C:\Interstage\JDK5\bin
C:\Interstage\JRE5\bin
C:\Interstage\JDK14\bin
C:\Interstage\JRE14\bin
C:\Interstage\bin
C:\Interstage\ODWIN\bin
[CLASSPATH]
C:\Interstage\ODWIN\etc\class\ODjava4.jar
C:\Interstage\eswin\lib\esnotifyjava4.jar
C:\Interstage\lib\isadmin_scs.jar
C:\Interstage\jms\lib\fjmsprovider.jar
C:\Interstage\J2EE\lib\isj2ee.jar
C:\Interstage\J2EE\lib\providerutil.jar
C:\Interstage\J2EE\lib\fscontext.jar
C:\Interstage\F3FMuddic\lib\fjuddi4j.jar
C:\Interstage\F3FMuddic\lib\isplugin.jar
.
C:\Interstage\F3FMebms\lib\isebms4.jar
C:\Interstage\lib
Interstageのインストール時に必要なディスク容量については、“2.5 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。
Interstageをインストールするシステムにおいて、アプリケーションを含むすべてのサービスでポート番号が重複する可能性がないかを以下の手順で確認してください。システム上のすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。
システム上のサービスが使用しているポート番号を確認します。ポート番号の確認方法については、それぞれのサービスのマニュアルを参照してください。
Interstageのサービスが使用するポート番号を確認します。Interstageのサービスが使用するポート番号については、“運用ガイド(基本編)”の“ログ情報、ポート番号”-“ポート番号”を参照してください。
1.と2.のポート番号が重複していないかを確認します。
ポート番号が重複している場合は、以下のいずれかの方法で対処してください。
Interstageのインストール前に、ポート番号が重複する可能性のあるシステム上のサービスを停止させます。
Interstageのインストール時の“ポート番号の設定”画面で、Interstageのサービスが使用するポート番号を未使用のポート番号に変更します。
注) 本画面では、すべてのサービスのポート番号を変更することはできません。
Interstageのインストール後に、それぞれのポート番号の設定箇所で、ポート番号を未使用のポート番号に変更します。Interstageのサービスが使用するポート番号の設定箇所については、“運用ガイド(基本編)”の“ログ情報、ポート番号”-“ポート番号”を参照してください。
注意
Interstageをインストールするシステムにおいて、WebサーバとしてMicrosoft(R) Internet Information Servicesを使用している場合は、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の初期値のポート番号がMicrosoft(R) Internet Information Servicesの初期値のポート番号と同じ値(80)で設定されるため、注意してください。
Interstageのインストール時の“ポート番号の設定”画面でポート番号を変更しないでインストールを続行させた場合は、インストール後のサービス“FJapache”の起動処理でエラーが発生します。インストール前にMicrosoft(R) Internet Information Servicesを停止させるか、Webサーバを共存させる場合は、どちらかのポート番号を未使用のポート番号(80以外)に変更して運用してください。
必要なソフトウェアのインストール
以下のソフトウェアがインストールされていない場合は、インストールしてください。
Microsoft(R) Internet Explorer
インターネットプロトコル(TCP/IP)
注意
Interstageでは、IPv6/IPv4デュアルスタックのみサポートしています。IPv6環境での運用を行う場合でも、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)がインストールされてかつ、有効である必要があります。なお、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)がインストールされていない環境でInterstageのインストールを実行した場合、各種ポート番号の設定時に有効なポート番号を設定しても使用中である旨のメッセージが表示されます。この場合、IPv4のインターネットプロトコル(TCP/IP)をインストールしてから、Interstageのインストールを実行してください。
ソフトウェアのアンインストール
本ソフトウェアの排他ソフトウェアをインストールしている場合には、これらのソフトウェアをアンインストールしてください。また、以下のソフトウェアをインストールしている場合もアンインストールしてください。
前バージョン・レベルのInterstageに同梱のJava実行環境サーバパッケージ
Interstage Apworks クライアント運用パッケージ
Interstage Traffic Directorの負荷分散、QoS制御機能
ターミナルサービスのモード変更
以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更してください。
CHANGE USER /INSTALL
注意
ターミナルサービスが実行モードでインストールを行うと、インストールがハングアップしてインストールに失敗する場合があります。
ターミナルサービスが実行モードでインストールを行うと、“ターミナルサービスが実行モードの場合”に示すメッセージが出力される場合があります。
インストール中にターミナルサービスをインストールモード、または実行モードに変更した場合、ターミナルサービスのモードが変更されたことを示すメッセージが表示されてインストールに失敗します。
上記のような状態になった場合、“ターミナルサービスが実行モードの場合”または“セットアップステータスでハングアップした場合”に示す対処を行ってください。