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ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

E.3.5 rcxadm pool

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm pool -リソースプールの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm pool -リソースプールの操作


形式

rcxadm pool create -name name -type type [-priority priority] [-label label] [-comment comment] [-nowait]
rcxadm pool list [-name name] [-template template_name]
rcxadm pool
show -name name
rcxadm pool
register -name name -resource resource_name -type resource_type [-nowait]
rcxadm pool
unregister -name name -resource resource_name -type resource_type [-nowait]
rcxadm pool modify -name name {[-new_name new_name] [-priority priority] [-label label] [-comment comment]} [-nowait]
rcxadm pool
move -name name [-to folder] [-nowait]
rcxadm pool
delete -name name [-force] [-nowait]

機能説明

rcxadm poolは、リソースプール管理を行うためのコマンドです。リソースプールとはオーケストレーションツリー上のリソースフォルダの一種で、L-Serverの作成や増設の際に選択対象になるリソースを格納します。リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別だけが格納されます。

リソースプール種別には、以下のものがあります。

リソース種別には、以下のものがあります。

リソースプールによってL-Serverを作成する際に、割り当てる資源をまとめて管理できます。


サブコマンド

create

リソースプールを作成します。

list

リソースプールの一覧を表示します。引数に-nameを指定した場合は、指定されたリソースプールおよびリソースプールに含まれるリソースの一覧を表示します。引数に-nameを指定しない場合は、参照可能なすべてのリソースプールの情報が出力されます。

show

リソースプールの詳細情報を表示します。

register

リソースプールへリソースを登録します。

unregister

リソースプールからリソースを削除します。

modify

リソースプールの名前、ラベル、コメントおよび優先順位を変更します。

move

リソースプールを指定したリソースフォルダへ移動します。
移動先のリソースフォルダの指定を省略した場合は、ホームフォルダへ移動します。

delete

リソースプールを削除します。


オプション

-name name

nameには操作対象のリソースプール名を指定します。

-type type

typeにはリソースプール種別を指定します。

-priority priority

priorityには優先順位を1から10の範囲で指定します。省略した場合は5が設定されます。同一の優先順位を指定することも可能ですが、どちらから先にリソースを取得するかの順番が保証されないため、お勧めしません。

-label label

labelにはリソースプールのラベルを指定します。

-comment comment

commentにはリソースプールのコメントを指定します。

-nowait

サブコマンドで指定したリソースプールの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-template template_name

template_nameには作成可能なL-Serverテンプレート名を指定します。

-resource resource_name

resource_nameにはリソース名を指定します。

-type resource_type

resource_typeには指定したリソースのリソース種別を指定します。

-new_name new_name

new_nameには操作対象リソースプールの新しいリソースプール名を指定します。

-to folder

folderには、移動先リソースフォルダを指定します。
移動先のリソースフォルダの指定を省略した場合は、ホームフォルダへ移動します。

-force

配下にリソースが含まれるリソースプールを強制的に削除します。リソースプールを削除した場合、リソースプール配下のリソースはunregisterを行った場合と同じ動作となります。


使用例