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ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

D.1.5 [OS]タブ

L-Server作成時にOSに設定パラメータを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。

初回起動時に設定処理が動作します。イメージ名を指定しない場合は、すべて入力する必要はありません。

表D.1 設定項目一覧

指定項目

ゲストOS

項目の説明

Windows

Linux

ホスト名・コンピュータ名

ホスト名またはコンピュータ名を入力します。
Windowsは1~15文字、Linuxは1~63文字で、半角英数字、ハイフン("-")を入力します。数字だけの指定は不可です。
省略時はL-Server名が入力されます。
なお、L-Server名のアンダースコア("_")は、ハイフン("-")に置き換えられます。
基本情報が未指定の場合も、上記と同様に、L-Server名を変換して設定されます。

ドメイン名


*


*

Windowsの場合には、ワークグループ名を入力します。省略時は"WORKGROUP"が設定されます。
Linuxの場合には、ドメイン名を入力します。省略時は"localdomain"が設定されます。
先頭文字は半角英字で、1~255文字の半角英数字、ハイフン("-")、ピリオド(".")で入力します。

DNS検索パス

-


*

DNSの検索に利用する1~32767文字のドメイン名のリストを入力します。ドメイン名と同じ文字を指定できます。
複数指定する場合には、区切り文字に空白を指定します。

フルネーム


*

-

1~50文字のWindowsのフルネームを入力します。
初期値は、OSプロパティ定義ファイルに定義された値が入力されます。
省略時は"WORKNAME"が設定されます。

組織名


*

-

Windowsのシステムのプロパティに表示される組織名を1~50文字で入力します。
省略時は"WORKORGANIZATION"が設定されます。

製品キー

*

-

製品キー省略時、ゲストOSは以下の動作になります。

  • Windows Server 2003では、初回の起動時に製品キーの入力画面が表示されます。

  • Windows Server 2008では、OS起動後アクティベーションの操作が必要となります。

ライセンスモード


*

-

シート単位(接続クライアント数)/サーバ単位(同時使用サーバ数)を指定します。
省略時は"サーバ単位"が設定されます。

最大接続数


*

-

サーバ単位(同時使用サーバ数:server)の時に指定します。
5~9999まで指定できます。省略時は"5"が設定されます。

管理者パスワード


*

-

配付するイメージのAdministratorパスワードと同じ値を入力します。
配付するイメージのパスワードが未設定の場合には、指定したパスワードになります。
1~128文字の半角英数記号で入力します。

ハードウェア時計設定

-

"UTC"または"ローカル(LOCAL)"を指定します。
省略時は、"ローカル"が設定されます。

タイムゾーン

OSのタイムゾーンを指定します。省略時はマネージャのOSと同じタイムゾーンになります。

◎: 必須項目
○: 省略時は値を生成
*: 省略時はOSプロパティ定義ファイルの値
-: 指定不要

参考

OSプロパティ定義ファイル

事前にOSプロパティ定義ファイルに初期値を指定することで、L-Server作成時の[OS]タブの情報などの初期値が生成されます。OSプロパティ定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windows】
インストールフォルダ\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

定義ファイル名は、ユーザグループごととシステム共通で利用可能な定義を分けて使用できます。ユーザグループごとの定義ファイルとシステム共通の定義ファイルのキーが重複した場合は、ユーザグループごとの定義ファイルに記載されている値が優先されます。

  • ユーザグループごと

    os_setting_ユーザグループ名.rcxprop

  • システム共通

    os_setting.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

キー = 値

定義ファイルの指定項目

定義ファイルで以下の項目を指定します。

表D.2 指定項目一覧

指定項目

キー

備考

ドメイン名

workgroup_name

(*1)

Windows用

domain_name

(*1)

Linux用

DNS検索パス

dns_search_path

(*1)

-

フルネーム

full_name

(*1)

-

組織名

org_name

(*1)

-

製品キー

product_key

(*1)

-

ライセンスモード

license_mode

"seat"(接続クライアント数)または"server"(サーバ単位:同時使用サーバ数)を指定します。

-

最大接続数

license_users

(*1)

-

管理者パスワード

admin_password

(*1)

-

ハードウェア時計設定

hwclock

"UTC"または"LOCAL"を指定します。

-

DNSサーバ
(Windowsの場合)

nicN_dns_addressn

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成されたIPアドレスを指定します。

Nには、NIC番号を指定します。
nには、プライマリ"1"またはセカンダリ"2"を指定します。

DNSサーバ
(Linuxの場合)

dns_addressX

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成されたIPアドレスを指定します。

Xには、プライマリ"1"、セカンダリ"2"またはターシャリ"3"を指定します。

*1: 値については、「表D.1 設定項目一覧」を参照してください。

定義ファイル例

定義ファイルの例を以下に示します。

# Windows
workgroup_name = WORKGROUP
full_name = WORKNAME
org_name = WORKORGANIZATION
product_key = AAAA-BBBB-CCCC-DDDD
license_mode = server
license_users = 5
admin_password = xxxxxxxx
nic1_dns_address1 = 192.168.0.60
nic1_dns_address2 = 192.168.0.61
nic2_dns_address1 =
nic2_dns_address2 =

# Linux
domain_name = localdomain
dns_search_path = test.domain.com
hwclock = LOCAL
dns_address1 = 192.168.0.60
dns_address2 = 192.168.0.61
dns_address3 =