ここでは、本製品で管理するリソースをリソースプールに登録する方法について説明します。
リソースプールとは本製品のオーケストレーションツリー上のリソースフォルダの一種で、L-Serverの作成や増設の際に選択対象になるリソースが格納されたものです。
リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別が格納されます。本製品インストール時に、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが作成されます。複数のリソースプールを用いた運用については「付録A リソースプール」を参照してください。
リソースプール種別
VMプール
新たなサーバ(VM)を作成する際に利用するVMホストが格納されます。
ストレージプール
新たなL-Serverを作成する際に、ディスクリソースを切り出すために利用する仮想ストレージリソースが格納されます。
ネットワークプール
L-Serverに割り当てるネットワークが格納されます。
イメージプール
L-Serverに配付するクローニングマスタが格納されます。
リソースプールに格納するリソースには以下の種別があります。
リソース種別
VMホストリソース
VMプールに格納されます。
仮想ストレージリソース
ストレージプールに格納されます。
ネットワークリソース
ネットワークプールに格納されます。
仮想イメージリソース
イメージプールに格納されます。
VM管理製品(VMware vCenter Server)でテンプレートを作成している場合には、自動的に検出されます。
また、L-Serverを作成して手動でOSなどをインストールしたあと、採取することもできます。
本書では、L-Serverを作成して採取する手順を説明します。