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ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

1.3.2 ソフトウェア条件

ここでは、本製品をインストールする際のソフトウェア条件について説明します。


1.3.2.1 基本ソフトウェア

本製品を使用する場合、以下の基本ソフトウェアが必要です。

ソフトウェア名

基本ソフトウェア

備考

マネージャ【Windows】

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86, x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86, x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

Server Coreインストールオプションはサポートしていません。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

SP2以降に対応します。

マネージャ【Linux】

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for Intel64)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.3 (for Intel64)

ドライバキット、アップデートキットなどの必須ソフトウェアがある場合は、それらを準備してください。

必須ソフトウェアについては、各サーバ用の取扱説明書、またはLinuxのインストールガイドを参照してください。

エージェント【VMware】

VMware vSphere(TM) 4

本製品は、VMware ESXホスト上にインストールします。

注意

本製品のエージェントに未サポートのOSをインストールしようとすると、インストールに失敗します。

L-Serverで利用可能な基本ソフトウェア(OS)は、サーバ仮想化ソフトウェア製品がサポートする範囲です。
L-Server作成時には、配付するイメージを指定できます。本製品のイメージ配付は、サーバ仮想化ソフトウェア製品の以下の機能を利用しています。

サーバ仮想化ソフトウェア製品

機能

VMware vSphere(TM) 4

テンプレート、ゲストOSのカスタマイズ

本製品が利用するサーバ仮想化ソフトウェア製品の機能には、本製品との併用をサポートしていない機能があります。利用しないでください。

サーバ仮想化ソフトウェア

本製品と併用することをサポートしていない機能

VMware vSphere(TM) 4

VMware Storage VMotion

イメージ配付時には、OSのパラメータを設定できます。設定できるパラメータについては、「D.1.5 [OS]タブ」を参照してください。

パラメータを設定できるOSや、設定するための前提条件は、サーバ仮想化ソフトウェア製品によって異なります。詳細については、サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。

注意

  • L-Server作成時にWindowsのイメージを指定した場合、イメージ配付時に、Microsoft社の提供するSysprepを利用して、サーバ固有の情報が再設定されます。
    また、Sysprepを実行すると、ユーザ情報やOSの設定情報が初期化されます。Sysprepについては、Microsoft社から提供されている情報を参照してください。

【VMware】

  • Windows Server 2008の場合、Sysprepの実行回数は累積で3回までです。Sysprepはイメージ指定のL-Server作成時に実行されるため、クローニングマスタの採取とイメージ指定のL-Server作成を4回以上行えません。そのためクローニングマスタを配付したL-Serverからクローニングマスタを採取せず、専用のマスタサーバからを採取することをお勧めします。なお、VMwareでテンプレート機能を使用したゲストOSのカスタマイズを行った場合も累積回数に含まれます。

  • OSがWindowsのイメージを指定してL-Serverを作成した場合、作成後の初回起動時、サーバ固有の情報を、Sysprepを利用して再設定します。起動後、サーバ固有の情報を再設定したあと、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面からL-Serverのコンソールを開くと、Administratorでログインした状態になるので、ログオフすることをお勧めします。

  • クローニングマスタを利用して作成したL-Serverからクローニングマスタを採取する場合は、以下に注意してください。

    • 作成したあとで一度も起動していないL-Serverは、サーバ固有情報が設定されていないため、そのL-Serverから採取したクローニングマスタを利用するとL-Serverの作成に失敗する場合があります。クローニングマスタを採取する場合は、対象のL-Serverを必ず一度起動し、サーバ固有情報をL-Serverに設定してください。

管理クライアントに本製品のソフトウェアのインストールは必要ありませんが、以下の基本ソフトウェアが必要です。

基本ソフトウェア名(OS)

備考

Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional
Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate

-

Microsoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate

-

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system

SP2以降に対応します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86, x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (x86, x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

Server Coreインストールオプションはサポートしていません。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

SP2以降に対応します。

本製品を使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

ソフトウェア名

基本ソフトウェア名(OS)

パッチID/一括修正

マネージャ【Windows】

ありません

-

マネージャ【Linux】

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)

一括修正 U09031 (5.3対応)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)

一括修正 U09031 (5.3対応)

エージェント【VMware】

ありません

-


1.3.2.2 必須ソフトウェア

本製品を使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

ソフトウェア名

必須ソフトウェア名

バージョン

備考

マネージャ【Windows】

ServerView Operations Manager for Windows (*1)
(旧名称ServerView Console for Windows)

V4.20.25以降

「参照 関連するServerView製品のインストールについて」を参照してください。
VIOMを使用する場合、VIOMのマニュアルを参照し、サポートされているServerView Operations Managerのバージョンを使用してください。

Microsoft(R) LAN Managerモジュール

-

バックアップ・リストア、クローニングを行う場合に必要です。
Microsoft社のFTPサイトから入手してください。 (*2)

BACS
または
Intel PROSet
または
PRIMECLUSTER GLS for Windows

-

管理サーバの管理LANを冗長化する場合に必要です。

ServerView RAID (*1)

-

ローカルディスク(*3)でRAIDを構成している場合に必要です。

ServerView Virtual-IO Manager

2.1以降

VIOMによるI/O仮想化を利用する場合に必要です。

VMware vCenter Server

(旧名称VMware VirtualCenter)

4.0

VMゲスト、VMホストの管理に必要です。
マネージャと同じ管理サーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。

SNMP Trap Service

-

-

DHCP Server (OS標準のサービス)

-

管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバを管理する場合に必要です。

マネージャ【Linux】

ServerView Operations Manager for Linux

V4.81.05以降

「参照 関連するServerView製品のインストールについて」を参照してください。

Microsoft(R) LAN Managerモジュール

-

バックアップ・リストア、クローニングを行う場合に必要です。
Microsoft社のFTPサイトから入手してください。 (*2)

PRIMECLUSTER Enterprise Edition

4.3A00以降

管理サーバでクラスタを構成する場合にどちらかのソフトウェアが必要です。
サポート形態はスタンバイ型クラスタの1:1運用待機型です。

PRIMECLUSTER HA Server

4.3A00以降

PRIMECLUSTER GLS

-

管理サーバの管理LANを冗長化する場合に必要です。

VMware vCenter Server (旧名称VMware VirtualCenter)

4.0

VMゲスト、VMホストの管理に必要です。

net-snmpパッケージ

-

OSのインストール媒体に含まれています。

エージェント【VMware】

ServerView Agent for VMware (*1)

V4.30-20以降

-

ServerView RAID (*1)

-

ローカルディスク(*3)でRAIDを構成している場合に必要です。

*1: PRIMERGYシリーズを利用する場合に必要です。
クラスタシステムへマネージャをインストールする場合は、プライマリノードとセカンダリノードへのインストールが必要です。
*2: 以下のMicrosoft社のFTPサイトから入手してください。

Microsoft社のFTPサイト

URL: ftp://ftp.microsoft.com/bussys/clients/msclient/dsk3-1.exe (2010年7月時点)

*3: ローカルディスクには、サーバの内蔵ディスクとストレージブレードを含みます。

管理クライアントには、以下のソフトウェアが必要です。

必須ソフトウェア名

バージョン

備考

Microsoft(R) Internet Explorer

7
8

-

Java(TM) 2 Runtime Environment Standard Edition

(*1)

管理クライアントで、ServerView Operations Managerの管理画面、またはVM管理画面を表示する場合に必要です。

VMware vSphere(TM) Client

4.0

管理クライアントで、管理対象サーバのVMwareや、VM管理製品との連携機能を利用する場合に必要です。【VMware】

*1: ServerView Operations Managerの管理画面を表示する場合は、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してください。

VM管理画面を表示する場合は、バージョン1.5以降が必要です。

参照

関連するServerView製品のインストールについて

ServerView Operations Managerのマネージャへのインストールについては、注意事項があります。

詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」を参照してください。


1.3.2.3 排他ソフトウェア

本製品は、以下の製品、およびリソースコーディネータとは併用できません。

ソフトウェア名

製品名

マネージャ【Windows】

SystemcastWizard

SystemcastWizard Professional

SystemcastWizard Lite

ServerView Installation Manager (*1)

マネージャ【Linux】

Server System Manager

エージェント【VMware】

-

*1: 本製品のマネージャはPXEサーバを含むため、ServerView Installation Managerのリモートインストールに必要なPXEサーバとの併用はできません。

注意

  • 本製品の管理サーバは、ServerView Resource Coordinator VE V2.2 Agentを管理できます。この場合には、ServerView Resource Coordinator VEの機能範囲で利用できます。

  • 本製品の管理サーバとServerView Resource Coordinator VEの管理サーバで同一のリソースを管理できません。

  • 本製品のマネージャは、SystemcastWizard Professionalのコンポーネントを一部含んでいます。したがって、SystemcastWizardと同一サブネットに配置して運用できません。

    また、SystemcastWizard Professional(以降、ScwPro)、またはSystemcastWizard Lite(以降、ScwLite)と、同一サブネットに配置する場合は、以下に注意してください。

    • ScwProとScwLiteを簡易DHCPサーバで運用し、ノンアグレッシブモードで使用してください。また、簡易DHCPで割り当てるIPアドレスのスコープ範囲が、本製品の管理対象サーバのIPアドレスと重複しないように設定してください。

    • 本製品の管理対象サーバは、ScwProとScwLiteで同時に管理できません。

      本製品に登録したサーバをScwProとScwLiteに登録しないでください。

    • 複数のサーバを同時に操作する場合は、ScwProのマルチキャストIPアドレスの設定を変更し、本製品のマネージャと重複しないようにしてください。

  • 本製品のマネージャは、DHCPサーバとPXEサーバの機能を含んでいます。したがって、管理LAN上には、他のDHCPサーバやPXEサーバの機能を持った製品やサービスを配置しないでください。

    DHCPサーバやPXEサーバを含む商品の例

    • Windows Server 2003の"リモート インストール サービス"、またはWindows Server 2008/Windows Server 2003の"Windows 展開サービス"

    • Windows Server 2003のADS(Automated Deployment Services)

    • Boot Information Negotiation Layer(BINLSVC)

    • ServerStart(リモートインストール機能利用時)

【Windows】

  • Windowsサーバのドメインタイプによって、以下の表のような機能差があります。

    表1.5 ドメインタイプごとの機能の制約

    ドメインタイプ

    バックアップ・リストア

    クローニング

    バックアップ・リストア方式のサーバ切替え

    ドメインコントローラ

    ×

    ×

    ×

    メンバーサーバ (*1)

    △ (*2)

    △ (*2、*3)

    △ (*2、*4)

    ワークグループ

    ○: 利用できます。
    △: 追加の操作が必要です。
    ×: 利用できません。
    *1: Windows NTドメインまたはActive Directoryのメンバーサーバです。
    *2: 操作のあとにWindows NTドメインまたはActive Directoryに参加し直してください。
    *3: クローニングマスタを採取する前に、Windows NTドメインまたはActiveDirectoryに参加していない状態にしてください。
    *4: 自動リカバリを利用して切り替えた場合も、業務を開始する前にWindows NTドメインまたはActive Directoryに参加し直してください。

    【Windows/Linux】

  • 詳細については、ScwProとScwLite に関する以下の技術情報を参照してください。

    URL: http://software.fujitsu.com/jp/scw-dcw/tech/tech28.html (2010年7月時点)


1.3.2.4 静的ディスク容量

本製品を新規にインストールする場合、以下の静的ディスク容量が必要です。ディスク容量は、確認する環境の違いに応じて、多少変動します。

表1.6 静的ディスク容量

ソフトウェア名

フォルダ

ディスク容量(単位:Mバイト)

マネージャ【Windows】

インストールフォルダ (*1)

800

マネージャ【Linux】

/opt

570

/etc/opt

4

/var/opt

120

エージェント【VMware】

/opt

90

/etc/opt

5

/var/opt

5

*1: 本ソフトウェアのインストール時に指定するインストールフォルダ名です。


1.3.2.5 動的ディスク容量

本製品を使用する場合、各フォルダには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。各項目については、ServerView Resource Coordinator VE インストールガイドの動的ディスク容量の記述を参照してください。

詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」を参照してください。

表1.7 動的ディスク容量

ソフトウェア名

フォルダ

ディスク容量(単位:Mバイト)

マネージャ【Windows】

インストールフォルダ (*1)

2400 + 管理対象サーバ数 * 4

環境データ格納域

イメージファイル格納フォルダ (*2)

イメージファイル格納域

マネージャ【Linux】

/etc

2

/var/opt

2400 + 管理対象サーバ数 * 4

環境データ格納域

イメージファイル格納ディレクトリ (*2)

イメージファイル格納域

エージェント【VMware】

/etc

1

/var/opt

1

*1: 本ソフトウェアのインストール時に指定するインストールフォルダ名です。
*2: 本ソフトウェアのインストール時に指定するイメージファイル格納フォルダ(ディレクトリ)名です。


1.3.2.6 メモリ容量

本製品を使用する場合、以下のメモリ容量が必要です。

表1.8 メモリ容量

ソフトウェア名

メモリ容量(単位:Mバイト)

マネージャ【Windows】

3072

マネージャ【Linux】

3072

エージェント【VMware】

32