QUERYおよびCOOKIE以外に、WebScriptが用意する変数が属するパッケージです。システムパッケージに変数を作ることはできません。
値の有効範囲はローカルです。次のフォーマットファイルを処理するときに、同じ変数が存在することは、一般には保証されません。また、変数が存在している場合でも、値が同じであることは、一般には保証されません。
データベースエラーコードを参照する変数です。
<!DO>タグによるSQL文の実行、<!ABORT>タグまたは<!TRANSACTION>タグによるトランザクション処理を実行した場合に、エラーが発生したかどうかを識別する変数です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
参照
エラーコードとして、SQLSTATE値を指定します。SQLSTATE値については、“SQLリファレンス”の“SQLSTATE値”を参照してください。
エラーコードの値を識別する場合は、その値を文字列として扱ってください。
アプリケーション環境パラメタのDBErrorHandleで、データベースのエラー処理を行うことを指定していない場合は、<!ERRORHANDLE>拡張タグで、データベースタイプにONを指定して、エラー処理を行うことを指定する必要があります。
<!ERRORHANDLE ON TYPE=DB> <!DO "SELECT NAME FROM SCM.SAMPLE" RESULT=DATA> <!IF 'SYSTEM::DB_ERRORCODE ne "00000"'> <!IF 'SYSTEM::DB_ERRORCODE eq "3F000"'> : <!/IF> : <!/IF> <!ERRORHANDLE DEFAULT TYPE=DB>
データベースエラーメッセージを参照する変数です。
<!DO>タグによるSQL文の実行、<!ABORT>タグまたは<!TRANSACTION>タグによるトランザクション処理を実行した場合に、エラーの内容を通知するエラーメッセージが設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
<!DO "SELECT NAME FROM SCM.SAMPLE" RESULT=DATA> <!IF 'SYSTEM::DB_ERRORCODE ne "00000"'> <!HREPLACE SYSTEM::DB_ERRORMSG> <!ABORT> <!/IF>
データベースエラーコードを参照する変数です。
Symfoware Serverのログインから現在までの、最後に出力されるSQLのエラーコードの値です。ログイン直後の値は、"00000"です。ただし、wit_gwdコマンドで、WIT_error=yesが指定された場合、ログインでエラーが発生したならば、ログインエラーのエラーコードが設定されます。
本変数の値は、変更できます。
使用例については、“SYSTEM::LAST_DB_ERRORMSG”を参照してください。
データベースエラーメッセージを参照する変数です。
Symfoware Serverのログインから現在までの、最後に出力されるSQLのエラーメッセージの値です。ログイン直後の値は、""(空文字列)です。ただし、wit_gwdコマンドで、WIT_error=yesが指定され、ログインでエラーが発生した場合は、ログインエラーのエラーメッセージが設定されます。
本変数の値は、変更できます。
<!ERRORHANDLE ON> <!SETVAR SYSTEM::LAST_DB_ERRORCODE "normal"> <!DO "INSERT ~"> <!DO "INSERT ~"> <!DO "INSERT ~"> <!IF 'SYSTEM::LAST_DB_ERRORCODE ne "normal"'> エラーが発生しました。<!REPLACE SYSTEM::LAST_DB_ERRORMSG><BR> <!/IF>
WebScriptエラーコードを参照する変数です。
WebScriptの動作中に、エラーを検出した場合、メモリアロケーションエラーまたは通信エラーが発生した場合のエラーコードが設定されます。設定されるエラーコードの詳細は、“付録C WebScriptエラーコード一覧”を参照してください。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
アプリケーション環境パラメタのWLErrorHandleで、WebScriptのエラー処理を行うことを指定していない場合は、<!ERRORHANDLE>拡張タグで、WebScriptタイプにONを指定してエラー処理を行うことを指定する必要があります。
ログインユーザIDを参照する変数です。
セションのログインユーザIDを参照することができます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
ログイン中のRDBシステム名を参照する変数です。
セションのRDBシステム名を参照することができます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
アクセス対象のデータベース名を参照する変数です。
ログイン直後の値は、ログインしたときのデータベース名です。
データベース設定文の設定が成功した場合、本変数の値は、データベース設定文に指定されたデータベース名に変更されます。
本変数の値を変更することはできません。
表名の指定時で、スキーマ名を省略した場合に、スキーマ名を参照する変数です。
ログイン直後の値は、ログインしたときのユーザIDです。
スキーマ設定文の設定が成功した場合、本変数の値は、スキーマ設定文に指定されたスキーマ名に変更されます。
本変数の値を変更することはできません。
最大検索結果数を設定する変数です。
<!DO>によって検索を行う前に、MAX_RESULTNUMに最大検索件数を指定することで、<!DO>タグによる検索の結果数を制御することができます。
設定可能な範囲は、0から2,147,483,647までです。なお、0が設定された場合または省略した場合は、65,535が設定されます。
この変数は、任意の時点で更新できます。
フォーマットファイルがタイムアウトによって、処理されているかどうかを判定する変数です。
この変数は、アプリケーション環境パラメタlogoutFormatで指定されたフォーマットファイル中で使用すると効果的です。
フォーマットファイルの中で、TIMEOUTを参照することにより、現在処理しているフォーマットファイルがタイムアウトによって処理されているのか、あるいはwit_logoutコマンドで処理されるかを識別することができます。
タイムアウトによって処理されている場合は、TIMEOUTに1が設定され、そうでない場合は、0が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_gwdコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_fmtrコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_mediaコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_logoutコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptが動作しているサーバのOS種別を参照する変数です。
Solarisの場合
“Solaris”が設定されます。
Linuxの場合
“Linux”が設定されます。
Windowsの場合
“WindowsNT”が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptセションが動作するSymfoware/RDBのロケールを参照する変数です。
Solarisの場合
“C”、“EUC”、“SJIS”、または“UNICODE”が設定されます。
Linuxの場合
“C”、“EUC”、または“UNICODE”が設定されます。
Windowsの場合
“C”、または“SJIS”が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptがセションを開設しているデータベースの文字コード系を参照する変数です。
Solarisの場合
“EUC”、“SJIS”、または“UNICODE”が設定されます。
Linuxの場合
“EUC”、または“UNICODE”が設定されます。
Windowsの場合
“SJIS”、または“UNICODE”が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
Symfoware Serverのエディションを参照する変数です。
Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合、“EEE”が設定されます。
Symfoware Server Enterprise Editionの場合、“EE”が設定されます。
Symfoware Server Standard Editionの場合、“SE”が設定されます。
Symfoware Serverの国内版か海外版かを参照する変数です。
国内版の場合、“japan”が設定されます。
海外版の場合、“other”が設定されます。