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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

第7章 しきい値監視

しきい値監視とは、システム全体が健全に稼働しているか、異常が発生していないかを監視するための機能です。

本製品では、しきい値監視のしきい値を定義することができます。監視項目の値が定義値を超えた場合に、アラームを通知します。

しきい値超えが発生した時に実行されるアラームアクション定義については「7.3 アラームアクション定義」を参照してください。


実行環境

Enterprise Manager/Manager/Proxy Manager/Agentで実行可能です。

注意

しきい値監視の定義は、情報を収集しているサーバ上で定義してください。定義を設定したサーバ上でアラーム通知されます。

クラスタシステム運用を行っている場合は、現用系サーバ・待機系サーバ両方でしきい値監視を定義してください。

しきい値監視を定義する場所は以下のとおりです。

  • インストール型Agent

    情報を収集しているAgent(Agent機能を使用しているEnterprise Manager/Manager/Proxy Managerも含む)上でしきい値監視を定義してください。
    インストール型Agentのしきい値をProxy Manager/Manager上で定義して、しきい値監視することはできません。

  • インストールレス型Agent

    リモートで情報を収集しているManager/Proxy Manager上でしきい値監視を定義してください。

  • エンドユーザレスポンス管理

    エンドユーザレスポンスのデータを収集している収集サーバ(Manager/Proxy Manager)上でしきい値監視を定義してください。

  • サービス稼働管理

    情報を収集しているManager/Proxy Manager上でしきい値監視を定義してください。

  • Webトランザクション量管理

    情報を収集しているManager/Proxy Manager/Agent for Business上でしきい値監視を定義してください。

  • エコ情報管理

    情報を収集しているManager/Proxy Manager上でしきい値監視を定義してください。

  • ユーザデータ管理

    情報を収集しているAgent(Agent機能を使用しているManager/Proxy Managerを含む)上でしきい値監視を定義してください。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。


以下、しきい値の定義方法について説明します。