ページの先頭行へ戻る
Interstage Information Storage V10.0.0 メッセージ集

8.6.3 sfcadm コマンド、sfcnode コマンドのメッセージ

{sfcadm | sfcnode}: all node entry delete, can't sfcnode


[メッセージの意味]

ファイルシステムを共用するノード情報がすべてなくなるため実行できません。


[利用者の処置]

指定したホスト情報を減らして再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: too many host count


[メッセージの意味]

指定されたホスト名の数が多すぎます。


[利用者の処置]

指定したホスト名の数が正しいか見直して再度実行ください。


{sfcadm | sfcnode}: too many partition count


[メッセージの意味]

指定された特殊ファイルの数が多すぎます。


[利用者の処置]

指定したパーティションの数が正しいか見直して再度実行ください。


{sfcadm | sfcnode}: argument error


[メッセージの意味]

指定したコマンド書式が誤っています。


[利用者の処置]

コマンドの指定形式を確認し、コマンドを再実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: cannot allocate memory


[メッセージの意味]

メモリの獲得に失敗しました。


[利用者の処置]

他のプロセスの終了を待つか、スワップ領域を増やして再度実行ください。


{sfcadm | sfcnode}: cannot get host information


[メッセージの意味]

指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードのホスト情報の獲得に失敗しました。
以下の原因が考えられます。


[利用者の処置]

以下の手順で、失敗の原因を取り除いた後、sfcadm(8) または sfcnode(8) を再実行してください。


  1. 指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードが停止していないかを確認してください。停止している場合は、起動してください。

  2. 指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードにおいて、以下の作業を行ってください。

    1. sfcfrmd デーモンが起動しているかを、ps(1) で確認してください。
      実行例を以下に示します。

      # /bin/ps -e | /bin/grep sfcfrmd <Enter>
      27198 ?        00:00:00 sfcfrmd
      # echo $? <Enter>
      0

      grep(1) の終了コードが 0 であれば、sfcfrmd デーモンが起動しています。


      参照

      ps(1) および grep(1) の詳細は、オンラインマニュアルページの ps(1) および grep(1) を参照してください。


    2. 起動していない場合は、/var/log/messages に、以下のメッセージが出力されていないかを確認してください。

      WARNING: sfcfsrm:5001: Starting the sfcfrmd daemon was suspended because quorum does not exist

      出力されていない場合は、sfcfrmstart(8) を実行してください。


  3. 1.と2.を実施しても問題が解決しない場合は、クラスタパーティションが発生している可能性があります。トラブルシューティング集の“3.5.5 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処方法”を参照し、クラスタパーティションを解消してください。


{sfcadm | sfcnode}: Cannot connect to FsRM


[メッセージの意味]

ファイルシステム監視機構が動作していません。


[利用者の処置]

ファイルシステム監視機構が動作しているか確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: filename cannot open


[メッセージの意味]

該当するファイル (filename) が存在しません。


[利用者の処置]

filename が存在するかを確認してください。

なお、管理パーティションがない場合は、バックアップファイルにより修正するか新規に作成してください。


{sfcadm | sfcnode}: FSID(fsid_num) is invalid


[メッセージの意味]

ファイルシステム識別番号 (fsid_num) が管理パーティションに登録されていません。


[利用者の処置]

sfcinfo(8) コマンドで、該当する FSID 番号が登録されているかを確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: hostid(hostid) not found in volume information


[メッセージの意味]

指定されたホストID (hostid) が DSS ファイルシステムを共用するノードのホストID ではありません。または、コマンドを実行したノードが DSS ファイルシステムを共用するノードではありません。


[利用者の処置]

DSS ファイルシステムを共用するノードのホストID を指定してください。または、DSS ファイルシステムを共用するノードでコマンドを再実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: invalid hostname


[メッセージの意味]

指定されたホスト名に誤りがあります。


[利用者の処置]

指定したホスト名を確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: hostname(hostname) is not found


[メッセージの意味]

指定されたホスト名(hostname)はノード情報内に存在しません。


[利用者の処置]

指定したホスト名がノード情報内に存在するかを確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: hostname is not shared


[メッセージの意味]

指定されたノード (hostname) は、デバイスを共用していません。
以下の原因が考えられます。


[利用者の処置]

以下の手順で、失敗の原因を取り除いた後、sfcadm(8) または sfcnode(8) を再実行してください。


  1. hostname の指定に誤りがないかを確認してください。誤りがある場合は、正しいホスト名を指定してください。

  2. hostname が停止していないかを確認してください。停止している場合は、起動してください。

  3. hostname において、以下の作業を行ってください。

    1. sfcfrmd デーモンが起動しているかを、ps(1) で確認してください。
      実行例を以下に示します。

      # /bin/ps -e | /bin/grep sfcfrmd <Enter>
      27198 ?        00:00:00 sfcfrmd
      # echo $? <Enter>
      0

      grep(1) の終了コードが 0 であれば、sfcfrmd デーモンが起動しています。


      参照

      ps(1) および grep(1) の詳細は、オンラインマニュアルページの ps(1) および grep(1) を参照してください。


    2. 起動していない場合は、/var/log/messages に、以下のメッセージが出力されていないかを確認してください。

      WARNING: sfcfsrm:5001: Starting the sfcfrmd daemon was suspended because quorum does not exist

      出力されていない場合は、sfcfrmstart(8) を実行してください。


  4. 1~3.を実施しても問題が解決しない場合は、クラスタパーティションが発生している可能性があります。トラブルシューティング集の“3.5.5 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処方法”を参照し、クラスタパーティションを解消してください。


{sfcadm | sfcnode}: hostname registered as MDS, can't sfcnode -d


[メッセージの意味]

MDS として登録されているホスト名 (hostname) のため削除できません。


[利用者の処置]

MDS ホスト名を変更した後、コマンドを再実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: invalid devicename


[メッセージの意味]

指定されたパーティションが不当です。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: invalid magic word magic_no


[メッセージの意味]

指定されたパーティションのパーティション構成情報が不正です。


[利用者の処置]

指定したパーティションが DSS ファイルシステムか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: ioctl(BLKGETSIZE) error


[メッセージの意味]

デバイスの情報取得に失敗しました。


[利用者の処置]

デバイス情報が正しいかシステム環境を見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: I/O error
{sfcadm | sfcnode}: read error (block_no)
{sfcadm | sfcnode}: seek error (block_no)
{sfcadm | sfcnode}: write error (block_no)


[メッセージの意味]

特殊ファイルの I/O 処理で失敗しました。


[利用者の処置]

指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: log partition size too small


[メッセージの意味]

指定されたログサイズがアップデートログパーティションの全体サイズを超えています。


[利用者の処置]

アップデートログパーティションの全体サイズを確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: log partition is not separated


[メッセージの意味]

アップデートログ領域分離されていないためサイズ変更できません。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいかを見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: logsize is illegal size


[メッセージの意味]

指定されたログサイズ (logsize) が不当です。


[利用者の処置]

指定したログサイズが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: major number get error


[メッセージの意味]

メジャー番号の取得に失敗しました。


[利用者の処置]

システム環境が正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: invalid MDS hostname


[メッセージの意味]

MDS の指定に誤りがあります。


[利用者の処置]

管理パーティションおよび指定した MDS 情報を確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: node full, can't {sfcadm | sfcnode}


[メッセージの意味]

ファイルシステムを共用するノード数が最大値を超えています。ファイルシステムを共用するノード数の最大値は、sfcmkfs(8) によりファイルシステムを作成したときに maxnode オプションで設定した値です。


[利用者の処置]

ファイルシステムを共用するノード数の最大値を変更したい場合は、sfcmkfs(8) を再実行し、ファイルシステムを再作成してください。


{sfcadm | sfcnode}: node name length is too long


[メッセージの意味]

指定したノード名が長すぎます。


[利用者の処置]

指定したノード名が正しいかどうか確認してください。複数のノード名を指定する場合は、カンマで区切る必要があります。


{sfcadm | sfcnode}: file system configuration information is full of entry


[メッセージの意味]

これ以上ファイルシステム情報を追加できません。


[利用者の処置]

不必要な情報を sfcadm(8) で削除した後、コマンドを再実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: not enough element of sfcfs partition


[メッセージの意味]

ファイルシステムを構成するすべてのパーティションが指定されていません。


[利用者の処置]

ファイルシステムを構成するすべてのパーティションを指定してください。


{sfcadm | sfcnode}: this node entry not found


[メッセージの意味]

自ノード情報がファイルシステムを共用するノード情報に存在しません。


[利用者の処置]

自ノード情報が存在するかを確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: not super user


[メッセージの意味]

スーパーユーザー権限で実行されていません。


[利用者の処置]

スーパーユーザー権限で実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: not support command


[メッセージの意味]

指定されたコマンド名はサポート対象外です。


[利用者の処置]

指定したコマンド名を確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: now locked, can't {sfcadm | sfcnode}


[メッセージの意味]

現在他のコマンドが実行中のため、コマンドを実行できません。


[利用者の処置]

他のコマンドが終了次第、コマンドを再実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: please specify MDS setting


[メッセージの意味]

MDS 名の指定が必要です。


[利用者の処置]

MDS 名の指定を行い再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: please specify PORTNAME setting


[メッセージの意味]

ファイルシステム監視機構のポート名の指定が必要です。


[利用者の処置]

ファイルシステム監視機構のポート名の指定を行い再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: same device is specified more than once


[メッセージの意味]

指定されたパーティションと同一のパーティションが存在します。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: invalid service portname


[メッセージの意味]

指定されたファイルシステム監視機構のポート名に誤りがあります。


[利用者の処置]

指定したファイルシステム監視機構のポート名を確認してください。


{sfcadm | sfcnode}: file system configuration information sync error


[メッセージの意味]

ファイルシステムを共用する他のノードへの配信に失敗しました。


[利用者の処置]

ファイルシステム監視機構が正常に動作していることを確認して、コマンドを再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: special cannot open


[メッセージの意味]

特殊ファイル (special) のオープンに失敗しました。


[利用者の処置]

指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: special fstat64 error


[メッセージの意味]

特殊ファイル (special) の状態獲得が失敗しました。


[利用者の処置]

指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: special is illegal device


[メッセージの意味]

ファイルシステムの構成に含まれない不正なパーティション (special) が指定されています。


[利用者の処置]

ファイルシステムを構成するすべてのパーティションを指定してください。


{sfcadm | sfcnode}: special is mounted, can't {sfcadm | sfcnode}


[メッセージの意味]

指定されたパーティション (special) はマウント状態であり、コマンドが実行できません。


[利用者の処置]

アンマウントしてから再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: special is not block special device


[メッセージの意味]

指定されたファイル (special) がブロック型特殊ファイルではありません。


[利用者の処置]

ブロック型特殊ファイルを指定してください。


{sfcadm | sfcnode}: special is not found in file system configuration information


[メッセージの意味]

指定されたパーティション (special) がファイルシステム構成情報に存在しません。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: special is not shared device


[メッセージの意味]

指定されたパーティション (special) はノード間共用ではありません。


[利用者の処置]

システム環境が正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: system error(function_name)


[メッセージの意味]

システムエラーが発生しました。


[利用者の処置]

カスタマサポート担当者に連絡してください。


{sfcadm | sfcnode}: unknown error(error_code)


[メッセージの意味]

不当なエラーを検出しました。


[利用者の処置]

カスタマサポート担当者に連絡してください。


{sfcadm | sfcnode}: FSID(fsid_num) is already exist


[メッセージの意味]

ファイルシステム識別番号 fsid_num のファイルシステムがすでに作成されています。


[利用者の処置]

sfcinfo(8) コマンドで、該当する FSID 番号が登録されているかを確認して、再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: too many option


[メッセージの意味]

指定されたオプション数が多すぎます。


[利用者の処置]

指定したオプション数が正しいか見直して再度実行してください。


{sfcadm | sfcnode}: hostid is illegal hostid


[メッセージの意味]

指定されたホストID は不当です。


[利用者の処置]

sfcsetup(8) を実行し、指定したホストID が正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: option is illegal option


[メッセージの意味]

指定されたファイルシステムのチューナブルパラメタをファイルシステム構成情報に登録できません。


[利用者の処置]

指定したファイルシステムのチューナブルパラメタが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: filename: stat(2) is error: errmsg


[メッセージの意味]

filename に対して、stat(2) を行いましたが、失敗しました。


[利用者の処置]

詳細情報 errmsg に従って対処を行ってください。


{sfcadm | sfcnode}: special is already used in file system configuration information


[メッセージの意味]

指定されたパーティションはファイルシステム構成情報に存在します。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


{sfcadm | sfcnode}: file system configuration information not found


[メッセージの意味]

ファイルシステムの構成情報が取得できません。


[利用者の処置]

解説書の“D.4 管理パーティション”を参照してファイルシステムの構成情報を復旧してください。


{sfcadm | sfcnode}: special is not sfcfs v2.0 file system


[メッセージの意味]

special は DSSファイルシステム (sfcfs v2.0) ではありません。


[利用者の処置]

以下の対処を行ってください。

{sfcadm | sfcnode}: ERROR: special is not representative partition


[メッセージの意味]

指定されたパーティション special は、代表パーティションではありません。

対処

代表パーティションを指定してコマンドを実行してください。


sfcadm: ERROR: number of mdsnode is over num


[メッセージの意味]

MDS 配置範囲の指定が共用ノード数を超えています。


[利用者の処置]

共用ノード数以下の数値または all を指定してください。


sfcadm: The size of the partition(special) might have been changed after the file system was made.


[メッセージの意味]

DSS ファイルシステムに使用しているパーティション (special) の大きさが変更された可能性があります。


[利用者の処置]

トラブルシューティング集の“3.5.3 媒体に不整合が発生”に記載している対処 (手順2. 以降) を実施してください。DSS では DSS ファイルシステムを構成するパーティションのサイズ拡張にともなう、DSS ファイルシステムの領域拡張に対応していません。上記の対処を速やかに実施してください。


sfcadm: The size of the partition(special) might have been reduced


[メッセージの意味]

DSS ファイルシステムに使用しているパーティション (special) の大きさが縮小された可能性があります。


[利用者の処置]

修復不能です。ファイルシステムのバックアップがある場合は、バックアップからの復旧を行ってください。