{sfcadm | sfcnode}: all node entry delete, can't sfcnode
[メッセージの意味]
ファイルシステムを共用するノード情報がすべてなくなるため実行できません。
[利用者の処置]
指定したホスト情報を減らして再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: too many host count
[メッセージの意味]
指定されたホスト名の数が多すぎます。
[利用者の処置]
指定したホスト名の数が正しいか見直して再度実行ください。
{sfcadm | sfcnode}: too many partition count
[メッセージの意味]
指定された特殊ファイルの数が多すぎます。
[利用者の処置]
指定したパーティションの数が正しいか見直して再度実行ください。
{sfcadm | sfcnode}: argument error
[メッセージの意味]
指定したコマンド書式が誤っています。
[利用者の処置]
コマンドの指定形式を確認し、コマンドを再実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: cannot allocate memory
[メッセージの意味]
メモリの獲得に失敗しました。
[利用者の処置]
他のプロセスの終了を待つか、スワップ領域を増やして再度実行ください。
{sfcadm | sfcnode}: cannot get host information
[メッセージの意味]
指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードのホスト情報の獲得に失敗しました。
以下の原因が考えられます。
指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードが停止している。
指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードにおいて、sfcfrmd デーモンが起動していない。
クラスタパーティションが発生している。
[利用者の処置]
以下の手順で、失敗の原因を取り除いた後、sfcadm(8) または sfcnode(8) を再実行してください。
指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードが停止していないかを確認してください。停止している場合は、起動してください。
指定したノードまたはファイルシステムを共用するノードにおいて、以下の作業を行ってください。
sfcfrmd デーモンが起動しているかを、ps(1) で確認してください。
実行例を以下に示します。
# /bin/ps -e | /bin/grep sfcfrmd <Enter> 27198 ? 00:00:00 sfcfrmd # echo $? <Enter> 0 |
grep(1) の終了コードが 0 であれば、sfcfrmd デーモンが起動しています。
参照
ps(1) および grep(1) の詳細は、オンラインマニュアルページの ps(1) および grep(1) を参照してください。
起動していない場合は、/var/log/messages に、以下のメッセージが出力されていないかを確認してください。
WARNING: sfcfsrm:5001: Starting the sfcfrmd daemon was suspended because quorum does not exist |
出力されていない場合は、sfcfrmstart(8) を実行してください。
1.と2.を実施しても問題が解決しない場合は、クラスタパーティションが発生している可能性があります。トラブルシューティング集の“3.5.5 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処方法”を参照し、クラスタパーティションを解消してください。
{sfcadm | sfcnode}: Cannot connect to FsRM
[メッセージの意味]
ファイルシステム監視機構が動作していません。
[利用者の処置]
ファイルシステム監視機構が動作しているか確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: filename cannot open
[メッセージの意味]
該当するファイル (filename) が存在しません。
[利用者の処置]
filename が存在するかを確認してください。
なお、管理パーティションがない場合は、バックアップファイルにより修正するか新規に作成してください。
{sfcadm | sfcnode}: FSID(fsid_num) is invalid
[メッセージの意味]
ファイルシステム識別番号 (fsid_num) が管理パーティションに登録されていません。
[利用者の処置]
sfcinfo(8) コマンドで、該当する FSID 番号が登録されているかを確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: hostid(hostid) not found in volume information
[メッセージの意味]
指定されたホストID (hostid) が DSS ファイルシステムを共用するノードのホストID ではありません。または、コマンドを実行したノードが DSS ファイルシステムを共用するノードではありません。
[利用者の処置]
DSS ファイルシステムを共用するノードのホストID を指定してください。または、DSS ファイルシステムを共用するノードでコマンドを再実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: invalid hostname
[メッセージの意味]
指定されたホスト名に誤りがあります。
[利用者の処置]
指定したホスト名を確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: hostname(hostname) is not found
[メッセージの意味]
指定されたホスト名(hostname)はノード情報内に存在しません。
[利用者の処置]
指定したホスト名がノード情報内に存在するかを確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: hostname is not shared
[メッセージの意味]
指定されたノード (hostname) は、デバイスを共用していません。
以下の原因が考えられます。
hostname の指定に誤りがある。
hostname が停止している。
hostname において、sfcfrmd デーモンが起動していない。
クラスタパーティションが発生している。
[利用者の処置]
以下の手順で、失敗の原因を取り除いた後、sfcadm(8) または sfcnode(8) を再実行してください。
hostname の指定に誤りがないかを確認してください。誤りがある場合は、正しいホスト名を指定してください。
hostname が停止していないかを確認してください。停止している場合は、起動してください。
hostname において、以下の作業を行ってください。
sfcfrmd デーモンが起動しているかを、ps(1) で確認してください。
実行例を以下に示します。
# /bin/ps -e | /bin/grep sfcfrmd <Enter> 27198 ? 00:00:00 sfcfrmd # echo $? <Enter> 0 |
grep(1) の終了コードが 0 であれば、sfcfrmd デーモンが起動しています。
参照
ps(1) および grep(1) の詳細は、オンラインマニュアルページの ps(1) および grep(1) を参照してください。
起動していない場合は、/var/log/messages に、以下のメッセージが出力されていないかを確認してください。
WARNING: sfcfsrm:5001: Starting the sfcfrmd daemon was suspended because quorum does not exist |
出力されていない場合は、sfcfrmstart(8) を実行してください。
1~3.を実施しても問題が解決しない場合は、クラスタパーティションが発生している可能性があります。トラブルシューティング集の“3.5.5 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処方法”を参照し、クラスタパーティションを解消してください。
{sfcadm | sfcnode}: hostname registered as MDS, can't sfcnode -d
[メッセージの意味]
MDS として登録されているホスト名 (hostname) のため削除できません。
[利用者の処置]
MDS ホスト名を変更した後、コマンドを再実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: invalid devicename
[メッセージの意味]
指定されたパーティションが不当です。
[利用者の処置]
指定したパーティションが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: invalid magic word magic_no
[メッセージの意味]
指定されたパーティションのパーティション構成情報が不正です。
[利用者の処置]
指定したパーティションが DSS ファイルシステムか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: ioctl(BLKGETSIZE) error
[メッセージの意味]
デバイスの情報取得に失敗しました。
[利用者の処置]
デバイス情報が正しいかシステム環境を見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: I/O error
{sfcadm | sfcnode}: read error (block_no)
{sfcadm | sfcnode}: seek error (block_no)
{sfcadm | sfcnode}: write error (block_no)
[メッセージの意味]
特殊ファイルの I/O 処理で失敗しました。
[利用者の処置]
指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: log partition size too small
[メッセージの意味]
指定されたログサイズがアップデートログパーティションの全体サイズを超えています。
[利用者の処置]
アップデートログパーティションの全体サイズを確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: log partition is not separated
[メッセージの意味]
アップデートログ領域分離されていないためサイズ変更できません。
[利用者の処置]
指定したパーティションが正しいかを見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: logsize is illegal size
[メッセージの意味]
指定されたログサイズ (logsize) が不当です。
[利用者の処置]
指定したログサイズが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: major number get error
[メッセージの意味]
メジャー番号の取得に失敗しました。
[利用者の処置]
システム環境が正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: invalid MDS hostname
[メッセージの意味]
MDS の指定に誤りがあります。
[利用者の処置]
管理パーティションおよび指定した MDS 情報を確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: node full, can't {sfcadm | sfcnode}
[メッセージの意味]
ファイルシステムを共用するノード数が最大値を超えています。ファイルシステムを共用するノード数の最大値は、sfcmkfs(8) によりファイルシステムを作成したときに maxnode オプションで設定した値です。
[利用者の処置]
ファイルシステムを共用するノード数の最大値を変更したい場合は、sfcmkfs(8) を再実行し、ファイルシステムを再作成してください。
{sfcadm | sfcnode}: node name length is too long
[メッセージの意味]
指定したノード名が長すぎます。
[利用者の処置]
指定したノード名が正しいかどうか確認してください。複数のノード名を指定する場合は、カンマで区切る必要があります。
{sfcadm | sfcnode}: file system configuration information is full of entry
[メッセージの意味]
これ以上ファイルシステム情報を追加できません。
[利用者の処置]
不必要な情報を sfcadm(8) で削除した後、コマンドを再実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: not enough element of sfcfs partition
[メッセージの意味]
ファイルシステムを構成するすべてのパーティションが指定されていません。
[利用者の処置]
ファイルシステムを構成するすべてのパーティションを指定してください。
{sfcadm | sfcnode}: this node entry not found
[メッセージの意味]
自ノード情報がファイルシステムを共用するノード情報に存在しません。
[利用者の処置]
自ノード情報が存在するかを確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: not super user
[メッセージの意味]
スーパーユーザー権限で実行されていません。
[利用者の処置]
スーパーユーザー権限で実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: not support command
[メッセージの意味]
指定されたコマンド名はサポート対象外です。
[利用者の処置]
指定したコマンド名を確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: now locked, can't {sfcadm | sfcnode}
[メッセージの意味]
現在他のコマンドが実行中のため、コマンドを実行できません。
[利用者の処置]
他のコマンドが終了次第、コマンドを再実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: please specify MDS setting
[メッセージの意味]
MDS 名の指定が必要です。
[利用者の処置]
MDS 名の指定を行い再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: please specify PORTNAME setting
[メッセージの意味]
ファイルシステム監視機構のポート名の指定が必要です。
[利用者の処置]
ファイルシステム監視機構のポート名の指定を行い再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: same device is specified more than once
[メッセージの意味]
指定されたパーティションと同一のパーティションが存在します。
[利用者の処置]
指定したパーティションが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: invalid service portname
[メッセージの意味]
指定されたファイルシステム監視機構のポート名に誤りがあります。
[利用者の処置]
指定したファイルシステム監視機構のポート名を確認してください。
{sfcadm | sfcnode}: file system configuration information sync error
[メッセージの意味]
ファイルシステムを共用する他のノードへの配信に失敗しました。
[利用者の処置]
ファイルシステム監視機構が正常に動作していることを確認して、コマンドを再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: special cannot open
[メッセージの意味]
特殊ファイル (special) のオープンに失敗しました。
[利用者の処置]
指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: special fstat64 error
[メッセージの意味]
特殊ファイル (special) の状態獲得が失敗しました。
[利用者の処置]
指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: special is illegal device
[メッセージの意味]
ファイルシステムの構成に含まれない不正なパーティション (special) が指定されています。
[利用者の処置]
ファイルシステムを構成するすべてのパーティションを指定してください。
{sfcadm | sfcnode}: special is mounted, can't {sfcadm | sfcnode}
[メッセージの意味]
指定されたパーティション (special) はマウント状態であり、コマンドが実行できません。
[利用者の処置]
アンマウントしてから再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: special is not block special device
[メッセージの意味]
指定されたファイル (special) がブロック型特殊ファイルではありません。
[利用者の処置]
ブロック型特殊ファイルを指定してください。
{sfcadm | sfcnode}: special is not found in file system configuration information
[メッセージの意味]
指定されたパーティション (special) がファイルシステム構成情報に存在しません。
[利用者の処置]
指定したパーティションが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: special is not shared device
[メッセージの意味]
指定されたパーティション (special) はノード間共用ではありません。
[利用者の処置]
システム環境が正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: system error(function_name)
[メッセージの意味]
システムエラーが発生しました。
[利用者の処置]
カスタマサポート担当者に連絡してください。
{sfcadm | sfcnode}: unknown error(error_code)
[メッセージの意味]
不当なエラーを検出しました。
[利用者の処置]
カスタマサポート担当者に連絡してください。
{sfcadm | sfcnode}: FSID(fsid_num) is already exist
[メッセージの意味]
ファイルシステム識別番号 fsid_num のファイルシステムがすでに作成されています。
[利用者の処置]
sfcinfo(8) コマンドで、該当する FSID 番号が登録されているかを確認して、再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: too many option
[メッセージの意味]
指定されたオプション数が多すぎます。
[利用者の処置]
指定したオプション数が正しいか見直して再度実行してください。
{sfcadm | sfcnode}: hostid is illegal hostid
[メッセージの意味]
指定されたホストID は不当です。
[利用者の処置]
sfcsetup(8) を実行し、指定したホストID が正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: option is illegal option
[メッセージの意味]
指定されたファイルシステムのチューナブルパラメタをファイルシステム構成情報に登録できません。
[利用者の処置]
指定したファイルシステムのチューナブルパラメタが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: filename: stat(2) is error: errmsg
[メッセージの意味]
filename に対して、stat(2) を行いましたが、失敗しました。
[利用者の処置]
詳細情報 errmsg に従って対処を行ってください。
{sfcadm | sfcnode}: special is already used in file system configuration information
[メッセージの意味]
指定されたパーティションはファイルシステム構成情報に存在します。
[利用者の処置]
指定したパーティションが正しいか見直してください。
{sfcadm | sfcnode}: file system configuration information not found
[メッセージの意味]
ファイルシステムの構成情報が取得できません。
[利用者の処置]
解説書の“D.4 管理パーティション”を参照してファイルシステムの構成情報を復旧してください。
{sfcadm | sfcnode}: special is not sfcfs v2.0 file system
[メッセージの意味]
special は DSSファイルシステム (sfcfs v2.0) ではありません。
[利用者の処置]
以下の対処を行ってください。
special が代表パーティションの場合:
DSSファイルシステム (sfcfs v2.0)を指定して、再実行してください。
special が代表パーティションでない場合:
ファイルシステムが壊れています。DSSファイルシステム (sfcfs v2.0)を再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。
{sfcadm | sfcnode}: ERROR: special is not representative partition
[メッセージの意味]
指定されたパーティション special は、代表パーティションではありません。
対処
代表パーティションを指定してコマンドを実行してください。
sfcadm: ERROR: number of mdsnode is over num
[メッセージの意味]
MDS 配置範囲の指定が共用ノード数を超えています。
[利用者の処置]
共用ノード数以下の数値または all を指定してください。
sfcadm: The size of the partition(special) might have been changed after the file system was made.
[メッセージの意味]
DSS ファイルシステムに使用しているパーティション (special) の大きさが変更された可能性があります。
[利用者の処置]
トラブルシューティング集の“3.5.3 媒体に不整合が発生”に記載している対処 (手順2. 以降) を実施してください。DSS では DSS ファイルシステムを構成するパーティションのサイズ拡張にともなう、DSS ファイルシステムの領域拡張に対応していません。上記の対処を速やかに実施してください。
sfcadm: The size of the partition(special) might have been reduced
[メッセージの意味]
DSS ファイルシステムに使用しているパーティション (special) の大きさが縮小された可能性があります。
[利用者の処置]
修復不能です。ファイルシステムのバックアップがある場合は、バックアップからの復旧を行ってください。