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Interstage Information Storage V10.0.0 メッセージ集

8.6.2 sfcadd コマンドのメッセージ

sfcadd: ERROR: 0001: not super user


[メッセージの意味]

スーパーユーザー権限で実行されていません。


[利用者の処置]

スーパーユーザー権限で実行してください。


sfcadd: ERROR: 0002: cannot allocate memory


[メッセージの意味]

メモリの獲得に失敗しました。システムのメモリ不足が発生しています。


[利用者の処置]

システムの状態を確認し、他のプロセスの終了を待つか、またはスワップ領域または実メモリを増やしてください。その後、再度実行してください。


sfcadd: ERROR: 0003: the number of partitions exceeded the maximum number


[メッセージの意味]

指定されたパーティション数が上限値を超えています。ファイルシステムを構成するパーティション数の上限値は sfcmkfs(8) の maxvol パラメタで指定した値です。上限値を超えてパーティションを追加できません。また上限値を変えることはできません。


[利用者の処置]

上限値以下のパーティションを指定して、再度実行してください。


sfcadd: ERROR: 0004: same device is specified more than once


[メッセージの意味]

指定されたパーティションに同一のパーティションが存在します。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


sfcadd: ERROR: 0005: cannot connect to FsRM


[メッセージの意味]

ファイルシステム監視機構が動作していません。


[利用者の処置]

ps(1) を用いて、sfcfrmd デーモンが存在するか確認してください。存在していない場合は、sfcfrmstart(8) コマンドによってファイルシステム監視機構を動作させてください。


sfcadd: ERROR: 0006: unknown error(errnum)


[メッセージの意味]

不当なエラーを検出しました。


[利用者の処置]

DNS の設定に誤りがないか確認してください。誤りがない場合は、fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


sfcadd: ERROR: 0007: cannot acquire lock: name(errnum)


[メッセージの意味]

ファイルシステムのロックの取得に失敗しました。他のコマンドがロックを取得し動作しています。


[利用者の処置]

DSS ファイルシステムを構成するすべての共用ノードにおいて DSS ファイルシステムの管理コマンドが終了するのを待って、sfcadd(8) コマンドを再度実行してください。


sfcadd: ERROR: 0008: cannot read management partition


[メッセージの意味]

管理パーティションの読み出しに失敗しました。


[利用者の処置]

sfcsetup(8) コマンドを用いて、管理パーティションが設定されていることを確認してください。
管理パーティションが設定されていない場合は、sfcsetup(8) コマンドを用いて管理パーティションの設定を行ってください。管理パーティションが設定されている場合は、fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


sfcadd: ERROR: 0009: special is already used for the management partition


[メッセージの意味]

special は、管理パーティションとして使用されています。


[利用者の処置]

special は管理パーティションとして使用されているので、使用できません。別のパーティションを指定して実行してください。


sfcadd: ERROR: 0010: file system configuration information not found


[メッセージの意味]

ファイルシステムの構成情報が取得できません。


[利用者の処置]

fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


sfcadd: ERROR: 0011: special is not found in file system configuration table


[メッセージの意味]

special が管理パーティションに存在しません。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


sfcadd: ERROR: 0012: fsid(num) is invalid


[メッセージの意味]

指定したファイルシステムのファイルシステム識別番号 num が登録されていません。


[利用者の処置]

fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


sfcadd: ERROR: 0013: special is illegal device


[メッセージの意味]

存在しない special が指定されました。


[利用者の処置]

special が存在するか確認してください。


sfcadd: ERROR: 0014: special is not block special device


[メッセージの意味]

special がブロック特殊ファイルではありません。


[利用者の処置]

ブロック特殊ファイルを指定してください。


sfcadd: ERROR: 0015: special already used as sfcfs file system


[メッセージの意味]

追加するパーティション special はすでに DSS ファイルシステムで使用されています。


[利用者の処置]

DSS ファイルシステムで使用されていないパーティションを指定してください。


sfcadd: ERROR: 0016: shared nodes of special is inconsistent


[メッセージの意味]

special は指定した代表パーティションと共用されているノードが異なります。


[利用者の処置]

代表パーティションと共用されているノードが一致しているパーティションを指定してください。


sfcadd: ERROR: 0017: special is mounted, can't sfcadd


[メッセージの意味]

special はマウント状態であり、sfcadd(8) コマンドが実行できません。


[利用者の処置]

アンマウントを行ってから再度実行してください。


sfcadd: ERROR: 0018: special is mounted from other node


[メッセージの意味]

special は他ノードでマウント状態であり、sfcadd(8) コマンドが実行できません。


[利用者の処置]

アンマウントを行ってから再度実行してください。


sfcadd: ERROR: 0019: special cannot open


[メッセージの意味]

special のオープンに失敗しました。


[利用者の処置]

指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。


sfcadd: ERROR: 0020: special fstat64 error


[メッセージの意味]

special の状態獲得に失敗しました。


[利用者の処置]

指定した特殊ファイルが正しいか見直してください。


sfcadd: ERROR: 0022: special is already used for other file system


[メッセージの意味]

指定した追加パーティション special が /etc/fstab に記述されています。


[利用者の処置]

/etc/fstab の内容を確認し、special を追加するパーティションとして指定する場合は /etc/fstab から special のエントリを削除してください。


sfcadd: ERROR: 0023: /etc/mtab cannot open


[メッセージの意味]

/etc/mtab のオープンに失敗しました。


[利用者の処置]

/etc/mtab を復旧して、コマンドを再実行してください。


sfcadd: ERROR: 0024: /etc/fstab cannot open


[メッセージの意味]

/etc/fstab のオープンに失敗しました。


[利用者の処置]

/etc/fstab の存在を確認してください。存在しない場合はバックアップから復旧するか、導入ガイドの“6.3.2.5 fstab の設定”を参照し、再定義してください。


sfcadd: ERROR: 0025: cannot read /etc/fstab


[メッセージの意味]

/etc/fstab に不正な行があります。


[利用者の処置]

/etc/fstab の内容を修正してください。


sfcadd: ERROR: 0026: special exceeds the maximum size of a partition


[メッセージの意味]

special のサイズが、最大パーティションサイズを超えています。


[利用者の処置]

special のサイズを小さくするか、別のパーティションを指定して、再度実行してください。


sfcadd: ERROR: 0027: special ioctl{(BLKGETSIZE)|(DKIOCGVTOC)|(DKIOCINFO)} error


[メッセージの意味]

special のデバイス情報取得に失敗しました。


[利用者の処置]

ディスクの I/O エラーが出力されていないか確認し、エラーメッセージに従ってください。


sfcadd: ERROR: 0028: special is not representative partition


[メッセージの意味]

special は、代表パーティションでありません。


[利用者の処置]

オペランドに代表パーティションを指定してください。


sfcadd: ERROR: 0029: special cannot read super block


[メッセージの意味]

special のスーパブロックの読み出しに失敗しました。


[利用者の処置]

対象ファイルシステムを sfcfsck(8) で修復してください。"special is clean" のメッセージが出力された場合、"-o f,nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行して対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0030: special is not sfcfs v2.0 file system


[メッセージの意味]

special は DSS ファイルシステム (sfcfs v2.0) ではありません。


[利用者の処置]

以下の対処を行ってください。

sfcadd: ERROR: 0031: special cannot write super block


[メッセージの意味]

special のスーパブロックの書き込みに失敗しました。


[利用者の処置]

special が指定した追加パーティションの場合、故障箇所を復旧するか、別の追加パーティションを用意し、それを指定して再度実行してください。

special が対象ファイルシステムを構成するパーティションの場合、"-o f,nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行して、対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0033: total file system size is too large


[メッセージの意味]

指定されたパーティションを追加すると、対象ファイルシステムのサイズが最大ファイルシステム容量を超えてしまうため、追加できません。


[利用者の処置]

追加するパーティションは、対象ファイルシステムのサイズが、最大ファイルシステム容量を超えない範囲で指定してください。


sfcadd: ERROR: 0034: special cannot write volume information


[メッセージの意味]

special のパーティション構成情報の書き込みに失敗しました。


[利用者の処置]

special が指定した追加パーティションの場合、故障箇所を復旧するか、別の追加パーティションを用意し、それを指定して再度実行してください。

special が対象ファイルシステムを構成するパーティションの場合、"-o f, nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行して、対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0035: special super block restore failed


[メッセージの意味]

異常を検知したため special のスーパブロックの復旧を行いましたが、復旧に失敗しました。


[利用者の処置]

sfcadm(8) で代表パーティションのスーパブロックを、対象ファイルシステムを構成するパーティションにコピーしてください。その後、"-o f, nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行し、対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0036: device number of special and special is the same


[メッセージの意味]

specialspecial のデバイス番号が同じです。


[利用者の処置]

指定したパーティションが正しいか見直してください。


sfcadd: ERROR: 0037: cannot update meta area


[メッセージの意味]

メタデータ領域の更新ができませんでした。


[利用者の処置]

対象ファイルシステムを sfcfsck(8) で修復してください。"special is clean" のメッセージが出力された場合、"-o f, nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行して対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0038: meta area restore failed


[メッセージの意味]

異常を検知したためメタデータ領域の復旧を行いましたが、復旧に失敗しました。


[利用者の処置]

ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0039: file system (special) is corrupted. To Fix: sfcfsck special


[メッセージの意味]

指定されたパーティション special の対象ファイルシステムの状態が、正常に停止したものでないため、sfcadd(8) が実行できません。


[利用者の処置]

対象ファイルシステムを sfcfsck(8) で修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0040: special volume information restore failed


[メッセージの意味]

異常を検知したため special のパーティション構成情報の復旧を行いましたが、復旧に失敗しました。


[利用者の処置]

sfcadm(8) で代表パーティションのパーティション構成情報を、対象ファイルシステムを構成するパーティションにコピーしてください。その後、"-o f, nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行し、対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0041: special cannot read volume information


[メッセージの意味]

special のパーティション構成情報の読み出しに失敗しました。


[利用者の処置]

"-o f, nolog" オプションを指定した sfcfsck(8) を実行して、対象ファイルシステムを修復してください。ディスク装置の故障により sfcfsck(8) で修復できない場合は故障箇所を復旧後、ファイルシステムを再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。


sfcadd: ERROR: 0042: cannot read /etc/mtab


[メッセージの意味]

/etc/mtab の読み込みに失敗しました。


[利用者の処置]

/etc/mtab を復旧して、コマンドを再実行してください。


sfcadd: ERROR: 0043: cannot get host informations


[メッセージの意味]

ファイルシステムを共用するノードの sfcfrmd デーモンが起動していません。


[利用者の処置]

ファイルシステムを共用するすべてのノードで ps(1) を用いて、sfcfrmd デーモンが存在するか確認してください。ファイルシステムを共用するノードは sfcinfo(8) コマンドで確認できます。
ノードが停止している場合は、停止しているノードを起動してください。
sfcfrmd デーモンが存在していない場合は、そのノードで sfcfrmstart(8) コマンドを使用して sfcfrmd デーモンを起動してください。
sfcfrmd デーモンが存在する場合は、fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


sfcadd: ERROR: 0044: cannot read sfcfsrm.conf


[メッセージの意味]

設定ファイル /var/opt/FJSVdss/sfcfsrm.conf の読み込みに失敗しました。


[利用者の処置]

ディスク故障の場合は、システムを復旧願います。
ディスク故障でない場合は、fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


sfcadd: ERROR: 0045: file system(special) is not shared for this node


[メッセージの意味]

ファイルシステムの共用ノード以外のノードでコマンドが実行されました。


[利用者の処置]

ファイルシステムの共用ノードでコマンドを実行してください。


sfcadd: ERROR: 0046: total data size is too large to data block size


[メッセージの意味]

指定したパーティションを追加した場合の、ファイルシステムのファイルデータ領域のサイズが、設定されているデータブロックサイズで管理可能な範囲を超えているため、追加できません。


[利用者の処置]

追加するパーティションの合計サイズを小さくしてください。追加することができるファイルデータ領域のサイズについては、運用ガイド“3.2.5 パーティションの追加”を参照してください。