ページの先頭行へ戻る
Interstage Information Storage V10.0.0 コマンドリファレンス

2.3 dccdelete

名前

dccdelete - 蓄積データファイルの削除


形式1(保存期限の満了日時指定による削除)

dccdelete mode=dfe
          cat_name=カテゴリ名
          [ spec_date=指定日時 ]
          [ result_file=コマンド結果ファイル [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
          [ err_file=エラーファイル名出力ファイル ][ write_mode_err={ a | o | n } ]

形式2(ファイル登録日時指定による削除)

dccdelete mode=dfs
          cat_name=カテゴリ名
          spec_date=指定日時
          bak_flag={ n | y }
          [ result_file=コマンド結果ファイル [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
          [ err_file=エラーファイル名出力ファイル ][ write_mode_err={ a | o | n } ]

形式3(個別指定のファイル削除)

dccdelete mode=dfi
          cat_name=カテゴリ名
          { [ de_file_list=蓄積データファイル名リストファイル ] 
            | [ crea_date=作成日 ]
            | [ make_dir=格納先ディレクトリ ] }
          bak_flag={ n | y | o }
          [ refer_flag={ n | y } ]
          [ result_file=コマンド結果ファイル [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
          [ err_file=エラーファイル名出力ファイル ][ write_mode_err={ a | o | n } ]

機能説明

蓄積データファイルとそのバックアップファイルの削除を行います。

以下の削除を行います。

形式1のパラメタ

mode=dfe

保存期限の満了日時指定による削除の処理モードです。


cat_name=カテゴリ名

対象となるカテゴリ名を指定します。


spec_date=指定日時(YYYY/MM/DD/hh:mm:ss形式)

保存期限の満了日時を指定します。指定した日時以前で保存期限が満了しているファイルが削除されます。コマンド実行時よりも未来の日時は指定できません。省略した場合は、実行時のシステム日付が指定されます。

ミリ秒には000が指定されたものとして動作します。指定した時間を1ミリ秒でも過ぎたものは処理対象となりません。


result_file=コマンド結果ファイル

削除結果情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合、削除結果は出力されません。

コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_out={ a | o | n }

コマンド結果ファイルへの書込モードを指定します。コマンド結果ファイルを指定した場合のみ指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、既に同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。


err_file=エラーファイル名出力ファイル

削除に失敗したファイル名一覧を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ「DE_ERR_FILE」に指定されているディレクトリに出力します。

エラーファイル名出力ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“エラーファイル名出力ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_err={ a | o | n }

エラーファイル名出力ファイルへの書込モードを指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、既に同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。


形式2のパラメタ

mode=dfs

ファイル登録日時指定による削除の処理モードです。


cat_name=カテゴリ名

対象となるカテゴリ名を指定します。


spec_date=指定日時(YYYY/MM/DD/hh:mm:ss形式)

ファイルの登録日時を指定します。指定した日時以前に登録されたファイル、かつ、保存期限が満了しているファイルが削除されます。

ミリ秒には000が指定されたものとして動作します。指定した時間を1ミリ秒でも過ぎたものは処理対象となりません。


bak_flag={ n | y }

バックアップファイルが存在する場合にバックアップファイルを削除するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定します。

n:削除しない

y:削除する


result_file=コマンド結果ファイル

削除結果情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合、削除結果は出力されません。

コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_out={ a | o | n }

コマンド結果ファイルへの書込モードを指定します。コマンド結果ファイルを指定した場合のみ指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、既に同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。


err_file=エラーファイル名出力ファイル

削除に失敗したファイル名一覧を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ「DE_ERR_FILE」に指定されているディレクトリに出力します。

エラーファイル名出力ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“エラーファイル名出力ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_err={ a | o | n }

エラーファイル名出力ファイルへの書込モードを指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、既に同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。


形式3のパラメタ

mode=dfi

個別指定のファイル削除の処理モードです。


cat_name=カテゴリ名

対象となるカテゴリ名を指定します。


de_file_list=蓄積データファイル名リストファイル

削除対象の蓄積データファイル名リストを記述したファイルを指定します。


蓄積データファイル名リストファイルの形式

crea_date=作成日(YYYY/MM/DD/hh:mm:ss形式)

ファイルの登録日時を指定します。指定した日時以前に登録されたファイルが削除されます。

ミリ秒には000が指定されたものとして動作します。指定した時間を1ミリ秒でも過ぎたものは処理対象となりません。


make_dir=格納先ディレクトリ

蓄積データファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。


bak_flag={ n | y | o }

バックアップファイルを削除するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定します。

n:削除しない

y:削除する

o:バックアップファイルのみ削除する


refer_flag={ n | y }

参照可能期間内であっても削除するかどうかを指定します。以下のいずれかを指定します。

n:削除しない

y:削除する

省略した場合はnとなります。


result_file=コマンド結果ファイル

削除結果情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合、削除結果は出力されません。

コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_out={ a | o | n }

コマンド結果ファイルへの書込モードを指定します。コマンド結果ファイルを指定した場合のみ指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、既に同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。


err_file=エラーファイル名出力ファイル

削除に失敗したファイル名一覧を出力するファイル名を絶対パスで指定します。省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのパラメタ「DE_ERR_FILE」に指定されているディレクトリに出力します。

エラーファイル名出力ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“エラーファイル名出力ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_err={ a | o | n }

エラーファイル名出力ファイルへの書込モードを指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、既に同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。


使用例

例1

保存期限の満了日時指定による削除

dccdelete mode=dfe cat_name=CATA spec_date=2008/11/01/00:00:00

例2

ファイル登録日時指定による削除

dccdelete mode=dfs cat_name=CATA spec_date=2008/11/01/00:00:00 bak_flag=y

例3

個別指定のファイル削除

dccdelete mode=dfi cat_name=CATA crea_date=2008/11/01/00:00:00 bak_flag=y refer_flag=y

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了

1 : 条件付正常終了

2以上 : 異常終了


注意事項

表示項目の見出しと意味

コマンド結果ファイルの出力情報例

カテゴリ名:CATA                                                         (1)
処理名:保存期限の満了日時指定による削除 (2)
起動日時:2008/11/25 23:00:15 (3)
指定日付:2008/11/01/00:00:00 (4)
下記ファイルの削除処理を実施しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除対象ファイル名:cate1_20081001_001 (5) 資源管理情報を削除状態に更新しました。 [/dir3/cate1_20081001_001]を削除しました。 (6) -------------------------------------------------------------------------------- 削除対象ファイル名:cate1_20081001_002 資源管理情報を削除状態に更新しました。 [/dir3/cate1_20081001_002]を削除しました。 -------------------------------------------------------------------------------- <資源管理情報削除状態更新> 更新対象件数 : 125 (7) エラー発生件数: 0 (8) <蓄積データファイル削除> 削除対象件数 : 125 (9)
エラー発生件数: 0 <バックアップ蓄積データファイル削除> 削除対象件数 : 0 (10) エラー発生件数 : 0 -The End-

(1) カテゴリ名

カテゴリ名

(2) 処理名

実行された処理名(処理モード)

(3) 起動日時

処理開始日時

(4) 処理モードごとの削除条件(指定パラメタの値)

処理モードごとに指定された削除条件(指定日、格納先ディレクトリなど)

(5) 削除対象ファイル名

削除対象となった蓄積データファイル名

バックアップのみを削除する場合も、バックアップ元の蓄積データファイル名が表示されます。

(6) 実際に削除したファイル名

dccdeleteが削除したファイル名

バックアップのみを削除する場合は、バックアップ蓄積データファイル名が表示されます。バックアップを同時削除する場合は、蓄積データファイル名とバックアップ蓄積データファイル名の2つが表示されます。

(7) 更新対象件数

管理状態の更新対象となったデータの管理レコード件数

(8) エラー発生件数

削除処理時、エラーが発生した管理レコードの件数

(9) 蓄積データファイル削除対象件数

削除対象となった蓄積データファイルの件数

(10) バックアップ蓄積データファイル削除対象件数

削除対象となったバックアップ蓄積データファイルの件数


エラーファイル名出力ファイルの出力情報例

カテゴリ名:CAT1                                                         (1)
処理名:保存期限の満了日時指定による削除 (2)
起動日時:2008/11/25 23:00:15 (3) /dir3/cate1_20081001_001 (4) /dir3/cate1_20081001_002 -The End-

(1) カテゴリ名

カテゴリ名

(2) 処理名

実行された処理名(処理モード)

(3) 起動日時

処理開始日時

(4) 削除対象ファイル名

削除処理でエラーとなった蓄積データファイル名、およびバックアップファイル名