抽出制御プロセスの運用情報は、抽出制御サーバにて、dereqstateコマンドを実行することにより取得できます。
実行クラスの運用情報は、dereqstateコマンドに-wオプションを指定して実行することにより取得されます。
以下に、抽出制御プロセスの運用情報の表示例を示します。
dereqstate -s dereq1 -w Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 (1) (2) (3) (4) (5)
Class State Request WaitTime UsedDECell (Wait Exec) (Cur / Max) (Cur / Max) A ACTIVE 10 5 10 30 5 10 B ACTIVE 0 1 0 0 1 5 C DELETING 2 3 0 30 3 3 D CHANGING 0 3 0 30 3 3
表示項目の説明を以下に示します。
表示項目 | 説明 |
---|---|
(1) Class | 実行クラス |
(2) State | 実行クラスの状態 ・ACTIVE: 正常 ・INHIBIT: 使用禁止(閉塞中) ・CANCELING: 抽出要求のキャンセル中 ・CHANGING: 定義変更中 ・DELETING: 定義削除中 |
(3) Request | 現在、実行クラスで処理しているリクエスト数を表示します。 Wait: 相乗り待ち合わせリクエスト数を表示します。 Exec: データ抽出セル抽出依頼中/抽出実行中のリクエスト数を表示します。 |
(4) WaitTime | 相乗り待ち合わせ時間(秒) Cur: 現在の相乗り待ち合わせ経過時間を表示します。 Max: 抽出制御動作環境定義ファイルのClassパラメタで定義した相乗り待ち合わせ時間の情報を表示します。 |
(5) UsedDECell | 使用データ抽出セル数 Cur: 現在、使用中のデータ抽出セル数を表示します。 Max: 抽出制御動作環境定義ファイルのClassパラメタで定義した最大使用データ抽出セル数を表示します。 |
データ抽出セルの運用情報は、抽出制御サーバにて、dereqstateコマンドに-pオプションを指定して実行することで表示されます。
以下に、データ抽出セルの情報の表示例を示します。
dereqstate -s dereq1 -p Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
ID Class Hostname State MultiCount InFile DECell1 A1 SchSvr01 ACTIVE 2 "/work1/DE/data/20080101_1.csv" DECell2 A1 SchSvr02 ACTIVE 3 "/work2/DE/data/20080101_2.csv" DECell3 B SchSvr03 ACTIVE 1 "/work1/DE/data/20080102_1.csv" DECell4 - SchSvr04 IDLE 0 ""
表示項目の説明を以下に示します。
表示項目 | 説明 |
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(1) ID | データ抽出セル識別子 |
(2) Class | 抽出対象実行クラス名 データ抽出セルの稼働状況が"ACTIVE"以外の場合は、"-"(ハイフン)が表示されます。 |
(3) Hostname | データ抽出セルのホスト名またはIPアドレス |
(4) State | データ抽出セルの稼働状況 データ抽出セルの稼働状況は、以下のように表示されます。 ・ACTIVE :抽出実行中(データ抽出セルで抽出実行中) ・ACTIVATING :抽出依頼中(抽出制御プロセスからデータ抽出セルに依頼中) ・INACTIVE :停止状態(異常状態) ・IDLE :未使用 ・DELETING :定義削除中 |
(5) MultiCount | 相乗りリクエスト数 データ抽出セルの稼働状況が"ACTIVE","DELETING"以外の場合は、0が表示されます。 |
(6) InFile | データ抽出セルで抽出対象の蓄積データファイル名 データ抽出セルの稼働状況が"ACTIVE" ,"DELETING"以外の場合は、""が表示されます。 |
抽出制御プロセスで受信している抽出要求(リクエスト)情報のモニタリングについて説明します。
抽出要求情報は、抽出制御プロセスサーバにて、dereqstateコマンドに-cオプションを指定して実行することにより取得できます。
以下に、抽出要求情報の表示例を示します。
dereqstate -s dereq1 -c Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
JobId RecId Elapse Class FileId Stage S-Elapse InFile
select1 R00000002 5.200 A 1 WAIT 5.120 "/home/DE1/Input/input1.csv"
2 WAIT 5.120 "/home/DE1/Input/input2.csv"
3 WAIT 5.130 "/home/DE1/Input/input3.csv"
select2 R00000003 0.300 A 0 RSC 0.250 ""
select3 R00000004 21.000 B 1 EXEC 10.250 "/home/DE2/Input/input1.csv"
2 EXEC 12.500 "/home/DE2/Input/input2.csv"
3 E-WAIT 20.000 "/home/DE2/Input/input3.csv"
4 END 5.000 "/home/DE2/Input/input4.csv"
表示項目の説明を以下に示します。
表示項目 | 説明 |
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(1) JobId | 依頼ID(アプリケーションから指定された抽出要求のID) |
(2) RecId | 受付ID(抽出制御プロセス起動時からの通番) |
(3) Elapse | 抽出処理を受信してからの総経過時間(秒.ミリ秒) |
(4) Class | 実行クラス |
(5) FileId | 抽出対象の蓄積データファイルの依頼ID内通番 Stageが"RECV"、"RSC"の場合は、"0"となります。 |
(6) Stage | 抽出対象の蓄積データファイルの処理段階 ・RECV :抽出依頼受信中 ・RSC :資源管理で処理中 ・WAIT :相乗り待ち状態 ・E-WAIT :抽出実行待ち状態(データ抽出セル空き待ち) ・EXEC :抽出実行中 ・END :抽出実行終了(他の蓄積データファイルの完了待ち状態) |
(7) S-Elapse | 現在の処理段階に移行してからの経過時間(秒.ミリ秒) |
(8) InFile | 抽出対象の蓄積データファイル名 Stageが"RSC"、"RECV"の場合は、""が表示されます。 |
抽出制御プロセスで使用する入出力ファイル情報のモニタリングについて説明します。
入出力ファイル情報は、抽出制御プロセスサーバにて、dereqstateコマンドに-fオプションを指定して実行することにより取得できます。
以下に、入出力ファイル情報の表示例を示します。
dereqstate -s dereq1 -f Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00 (1) (2) (3) (4)
Detected-Time Detected-DECell State AbnormalFile 2008/01/01 10:10:00 DECell3 IOERROR "/home/Share/DE/input/data1.csv" (5) (6) (7) (8)
Detected-Time Detected-DECell State AbnormalOutFolder
2008/01/01 12:15:20 DECell2 IOERROR "/work/output2/"
表示項目の説明を以下に示します。
表示項目 | 説明 |
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(1) Detected-Time | 蓄積データファイルの異常を検出した日時を表示します。 異常となった蓄積データファイルがない場合は、表示されません。 |
(2) Detected-DECell | 蓄積データファイルの異常を検出したデータ抽出セル識別子を表示します。 異常となった蓄積データファイルがない場合は、表示されません。 |
(3) State | 異常となった蓄積データファイルの状態 ・ACSERROR : 権限なしエラー ・NOFILE :蓄積データファイルなし ・IOERROR : I/Oエラー(上記以外のエラー) 異常となった蓄積データファイルがない場合は、表示されません。 |
(4) AbnormalFile | 異常となった蓄積データファイル名 |
(5) Detected-Time | 抽出結果中間ファイルの異常を検出した日時を表示します。 抽出結果中間ファイル出力先ディレクトリに異常がない場合は、表示されません。 |
(6) Detected-DECell | 抽出結果中間ファイルの異常を検出したデータ抽出セル識別子 抽出結果中間ファイル出力先ディレクトリに異常がない場合は、表示されません。 |
(7) State | 出力先ディレクトリの状態 ・ACSERROR : 権限なしエラー ・NOFILE :抽出結果中間ファイル出力先ディレクトリなし ・FULL :領域不足 ・IOERROR : I/Oエラー(上記以外のエラー) |
(8) AbnormalOutFolder | 異常となった抽出結果中間ファイル出力先ディレクトリ名 |
注意
蓄積データファイルまたは抽出結果中間ファイル出力先ディレクトリに異常がない場合は、ファイルの情報は出力されません。