カテゴリ定義コマンド(ddsdef)が異常終了した原因を、資源管理ログに出力されたメッセージから判断し、対処を行います。
ddsdefコマンド実行時に発生する代表的なトラブルは、"トラブルシューティング集"の"3.2 カテゴリ定義時の異常"を参照してください。
また出力されたメッセージとその対処については"メッセージ集"を参照してください。
カテゴリ定義時にトラブルが発生した場合、定義内容によってリカバリの方法が異なります。
カテゴリの追加または定義情報の変更
異常終了後のリカバリ作業は不要です。異常終了した原因を取り除いたらカテゴリ定義コマンドを再実行してください。
カテゴリの削除
カテゴリの削除に失敗した場合、利用者による資源管理のメンテナンスが必要となります。
なおカテゴリ削除に失敗した場合もカテゴリ定義のバージョンが上がるため、トラブルが発生したカテゴリ定義ファイルを指定し、カテゴリ定義コマンドを再度実行することはできません。
削除に失敗したときのメンテナンス手順を以下に示します。
資源管理の動作ログファイルから情報を取得する
資源管理ログから以下のログを検索します。
ddh00003-e ([プロセスID]) 資源管理情報の操作に失敗しました。(テーブル名= [テーブル名])
管理用のテーブルを削除するための定義ファイルを作成する
削除できなかったテーブルを削除するための定義文を作成します。
定義ファイルの書式を以下に示します。
DROP TABLE DCSCH.[ddh00003-eのメッセージで確認したテーブル名] CASCADE;
資源管理常駐プロセス(dcdaemon)を再起動する
dcctermコマンドで資源管理常駐プロセスを停止させます。
停止が完了したら、起動しなおしてください。
rdbddlexコマンドによりカテゴリを削除する
rdbddlexコマンドを使用して、カテゴリを削除します。
rdbddlex -d INFOSTORAGEDB [削除用定義ファイル(絶対パス)]