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Interstage Information StorageV10.0.0 運用ガイド

1.3.4 抽出制御サーバの停止

抽出制御サーバの停止方法を説明します。


1.3.4.1 抽出制御プロセスの停止方法

抽出制御プロセスの停止は、抽出制御サーバでdereqstopコマンドを実行します。

dereqstop -s dereq1

実行中の抽出依頼が存在すると抽出制御プロセスは依頼された処理が終わるまで停止しません。

事前にdereqstateコマンドで実行中の抽出依頼が無いことを確認してください。

抽出制御プロセスを強制的に停止したい場合は、dereqstopコマンド実行時に強制終了のオプションを指定してください。


dereqstateコマンドで抽出依頼の状況を確認する

dereqstate -s dereq1
Data Effector dereqstate 2008/01/01 19:01:00

Class     State       Request      WaitTime     UsedDECell
                      (Wait Exec) (Cur / Max)  (Cur / Max)
A         ACTIVE       10   5      10    30     5     10  
B         ACTIVE       0    1      0     0      1     5   

Requestの"Wait"および"Exec"、UsedDECellの"Cur"の値が0になっていない場合、何らかの抽出依頼が実行中です。

参照

dereqstopコマンドおよびdereqstateコマンドの詳細については"コマンドリファレンス"を参照してください。


1.3.4.2 資源管理常駐プロセスの停止方法

資源管理常駐プロセスの停止は、抽出制御サーバでdcctermコマンドを実行します。

dccterm

dcctermコマンドが正しく終了しても、実行中の処理があった場合、資源管理常駐プロセスは処理が完了するまで停止しません。

資源管理常駐プロセスを停止する場合は、事前にdccstatusコマンドで実行中の処理がないことを確認してください。

dcctermコマンド実行後はdccstatusコマンドが実行できないため、稼働状況の確認はdcctermコマンド実行前に行ってください。

dcctermコマンド実行後にプロセスの稼働状況を確認する場合はpsコマンドを使用してください。


dccstatusコマンドで抽出の実行状況を確認する

dccstatus
プログラムを開始します。(dccstatus)

 多重度グループ数   : 3
 多重度グループ番号 : 0
 最大多重度         : 1
現多重度 : 1
滞留要求数 : 0
処理中スレッド : 0 件
処理待ち中スレッド : 1 件
~以下略~ コマンドが終了しました。(dccstatus 終了コード=0)

処理中スレッドの件数が0になっていることを確認する。

参照

dcctermコマンドおよびdccstatusコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。