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Interstage Information StorageV10.0.0 アプリケーション開発ガイド

1.1.2 API連携機能の位置付け

API連携機能は、Interstage Information Storageに格納されている大量データの中から目的のデータを抽出するアプリケーションを作成するための機能です。

ここでは、Interstage Information Storageの各機能と、抽出機能およびAPI連携機能との関係を説明します。

抽出機能は、Interstage Information Storageの「ロード機能」を利用してInterstage Information Storageに登録されたデータから、データを抽出します。

抽出を行う際は、格納されているデータの形式を意識する必要があります。これらの情報は、「資源管理データ」を参照して確認します。

Interstage Information Storageでは、多数の抽出クエリーが発生してもレスポンスを安定させるため、抽出依頼を受け付ける「抽出制御サーバ」がいます。APIは、抽出制御機能に抽出を依頼します。

抽出制御サーバから、抽出エンジンである「データ抽出セル」経由で抽出が行われると、「抽出結果情報」が出力されます。この抽出結果情報をAPIが取得し、アプリケーションでの処理を行います。

API連携機能の位置付けを、以下に示します。

図1.1 API連携機能の位置付け

API連携とコマンド実行の違い

抽出方法には、以下の2つがあります。

条件の変更頻度や、抽出結果の編集といった抽出後の処理の必要性を考慮して、API連携機能を使ったデータ抽出を行うか、コマンド実行によるデータ抽出を行うかを選択します。

なお、API連携とコマンド実行で機能的な相違点はありません。

図1.2 API連携によるデータ抽出

図1.3 抽出コマンドによるデータ抽出