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Interstage Information Storage V10.0.0 導入ガイド

2.4.5 抽出制御プロセス・データ抽出セルの設計

データ抽出セルの設計

データ抽出セルの数はいくつにするのかを設計します。

データ抽出セルの数は、実行する抽出処理の、同時に抽出を行う蓄積データファイルの数によって決定します。

データ抽出セルの最大数は、抽出サーバセットを配置するサーバマシンのコア数の合計以下にするようにしてください。

ポイント

データ抽出セルは運用中に追加、削除、変更することができます。 そのため、設計時の見積もりより同時に抽出を行う蓄積データファイル数が増加しても、データ抽出セルを追加することで、データ量の増加に伴う、抽出時間の増加を抑えることができます。


抽出制御プロセスとデータ抽出セルの配置設計

抽出制御プロセス、およびデータ抽出セルを配置するサーバ構成を設計します。 抽出サーバの数は、データ抽出セルの数によって決定します。データ抽出セルは1コアに対して1つ配置するようにしてください。


実行クラスの設計

実行クラスを決定します。実行クラスは、抽出要求の目的によって、以下の観点で定義する実行クラスの数を検討してください。

実行クラスは、抽出制御動作環境定義ファイルのClassパラメタで定義します。

参照

実行クラスの概要については、“解説書”の“3.4.2.4 実行クラス制御”を参照してください。


相乗り待ち合わせ時間の設計

相乗り待ち合わせ時間は、実行クラス毎に設定できます。相乗り待ち合わせ時間は、その実行クラスで行う、抽出要求の種類によって設定します。

相乗り待ち合わせ時間は、抽出制御動作環境定義ファイルのClassパラメタで定義します。

参照

相乗り待ち合わせ時間の概要については、“解説書”の“3.4.2.2 相乗り制御・相乗り待ち制御”を参照してください。


出力先ディレクトリの設計

データ抽出セルで抽出処理を行った抽出結果中間ファイルを出力するディレクトリについて検討します。 出力先ディレクトリとしては、以下の観点で決定します。

出力先ディレクトリは、抽出制御動作環境定義ファイルのOutFolderパラメタで定義します。

ポイント

出力先ディレクトリはすべての抽出制御サーバ、抽出サーバからアクセスできる共用ディスク上に作成してください。

また出力先ディレクトリはすべての抽出制御サーバ、抽出サーバで同じパスでアクセスできるよう設定してください

参照

抽出制御プロセスのパラメタの詳細については、“B.2 抽出制御動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。

また、データ抽出セルのパラメタの詳細については、“B.3 データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。