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Interstage Information StorageV10.0.0 解説書

C.12 F_SETLEASE 指定の fcntl(2) に対する注意事項

同一ファイルに対して、ファイルオーナ変更操作(注1)と F_SETLEASE 指定の fcntl(2) を行う場合、同一ノードから行ってください。

注1) chown(1), chown(2), fchown(2) などを用いたファイルオーナ変更操作

異なるノードから、同一ファイルに対して、ファイルオーナ変更操作とF_SETLEASE 指定の fcntl(2) を行った場合、古いファイルオーナ情報を基にリースの取得操作のための権限チェックを行い、リースの取得操作を行う場合があります。

なお、異なるノードから、ファイルオーナ変更操作と F_SETLEASE 指定の fcntl(2) を行いたい場合には、F_SETLEASE 指定の fcntl(2) を行う前に、最新のファイル情報を獲得(注2)することで、上記の問題を回避できます。

注2) stat(1), stat(2), fstat(2) などを用いたファイル情報獲得操作