DSS ファイルシステムは、PRIMECLUSTER を利用して DSS サーバを冗長化させることができます。DSS サーバ同士を連携するために CIP (Cluster Interconnect Protocol) の設定が必要です。
注意
PRIMECLUSTER をインストールした後は、必ず CIP を設定してください。
CIP が設定されていない場合、DSS ファイルシステムは使用できません。
参照
CIP の設定の詳細については、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”を参照してください。
DSS サーバは、他の DSS サーバと連携して動作し、各 DSS サーバが正常に動作しているかどうかを認識する必要があります。
一方の DSS サーバがダウンした場合、PRIMECLUSTER が LEFTCLUSTER という状態になります。この状態の DSS サーバが存在する環境では、DSS ファイルシステムの運用状態を変更することができません。
DSS サーバがダウンした場合にDSS ファイルシステムの運用を継続するためには、LEFTCLUSTER 状態を自動的に DOWN 状態に遷移させるシャットダウン機構を設定してください。
参照
シャットダウン機構と非同期監視の設定手順、および機能の詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
“PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Linux版)”の“シャットダウン機構の設定”
“PRIMECLUSTER コンセプトガイド (Solaris(TM) オペレーティング環境版/Linux版)”の“PRIMECLUSTER SF”
“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Linux版)”の“シャットダウン機構(SF)”