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Interstage Information StorageV10.0.0 解説書

3.4.3 抽出依頼に指定する抽出条件

API連携機能、および抽出コマンド機能に指定する抽出条件には、抽出したいレコードや文書を特定するための抽出条件式を指定します。抽出条件式とは、「目的に合ったXML文書またはCSVレコード」を抽出するための条件を表現したものです。抽出条件式は、単一または複数の条件式から構成されます。複数の条件式を指定する場合は論理演算子(ANDまたはOR)を使用して条件式を連結します。

ある抽出条件を満たしたXML文書またはCSVレコードの中から、必要な要素だけを取り出したい場合には、リターン式を指定します。リターン式には取り出したいレコードや文書の項目名やパス名を指定します。リターン式を指定しない場合、全要素を取り出します。


抽出条件式を指定して、データの抽出を行う場合の抽出条件式と抽出結果の例を示します。なお、リターン式の指定はないものとします。

例として以下のデータがあるものとします。

CSV

"empno","name","date","expense","area","train","taxi"
"19980120","鈴木太郎","2007年06月30日","15700円","東京都千代田区","7200円",""
"20012111","佐藤花子","2007年07月01日","16020円","大阪府大阪市阿倍野区","14200円","1820円"
"19980120","鈴木太郎","2009年07月02日","2400円","神奈川県横浜市港北区","2400円",""

XML

<doc>
  <date>2007年06月30日</date>
  <detail>
     <destination area="東京都千代田区">東京営業所</destination>
     <purpose>販売推進会議</purpose>
  </detail>
</doc> 
<doc>
  <date>2007年07月01日</date>
  <detail>
    <destination area="大阪府大阪市阿倍野区">大阪支店</destination>
    <purpose>導入報告</purpose>
  </detail>
</doc> 
<doc>
  <date>2007年07月02日</date>
  <detail>
    <destination area="神奈川県横浜市港北区">本社</destination>
    <purpose>定例会議</purpose>
  </detail>
</doc>

参照

抽出条件の書式の詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“第3章 条件の書式”を参照して下さい。