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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

3.2.3 ファイルを転送する

記述形式

swrba_file_transfer.rb  -input 入力情報ファイル

機能説明

ファイルを転送します。

ホスト名またはIPアドレスの指定方法により、指定したホストからのファイル取得、指定したホストから他のホストへのファイルコピーも実現可能です。

オプション

-input

  運用操作部品に入力情報を入力します。

入力情報ファイル

  運用操作部品への入力情報を格納したXML形式ファイルの名前(絶対パス)です。

運用操作部品の動作に必要な入力情報

(1) hostname

ファイル転送先のホスト名です。

ファイル転送先を運用自動化サーバに設定する場合、'localhost'を指定します。

ipaddressを指定する場合、hostnameを指定する必要はありません。

hostnameとipaddressの両方を指定した場合、ipaddressを優先します。

hostnameとipaddressの両方を省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) ipaddress

ファイル転送先のIPアドレスです。

ファイル転送先を運用自動化サーバに設定する場合、'127.0.0.1'を指定します。

ipaddressを指定する場合、hostnameを指定する必要はありません。

hostnameとipaddressの両方を指定した場合、ipaddressを優先します。

ipaddressを省略した場合、指定したホスト名を元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したIPアドレスの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

hostnameとipaddressの両方を省略した場合、引数エラーとなります。

IPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) sourcehostname

ファイル転送元のホスト名です。

ファイル転送元を運用自動化サーバに設定する場合、'localhost'を指定します。

sourceipaddressを指定する場合、sourcehostnameを指定する必要はありません。

sourcehostnameとsourceipaddressの両方を指定した場合、sourceipaddressを優先します。

sourcehostnameとsourceipaddressの両方を省略した場合、引数エラーになります。

ファイル転送元のホスト名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) sourceipaddress

ファイル転送元のホストのIPアドレスです。

ファイル転送元を運用自動化サーバに設定する場合、'127.0.0.1'を指定します。

sourceipaddressを指定する場合、sourcehostnameを指定する必要はありません。

sourcehostnameとsourceipaddressの両方を指定した場合、sourceipaddressを優先します。

sourceipaddressを省略した場合、指定したホスト名を元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したIPアドレスの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

sourcehostnameとsourceipaddressの両方を省略した場合、引数エラーとなります。

ファイル転送元ホストのIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

hostnameまたはipaddressの情報とsourcehostnameまたはsourceipaddressの情報が一致する場合、指定したホストでファイルをコピーします。

(5) sourcefile

転送元のファイルの名前(絶対パスまたは相対パス)です。

ファイル名に相対パスを指定する場合、接続ユーザのカレントディレクトリからの相対パスとなります。

ファイル名を省略した場合、引数エラーとなります。

ファイル名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) destinationfile

転送先のファイルの名前(絶対パスまたは相対パス)です。

ファイル名に相対パスを指定する場合、接続ユーザのカレントディレクトリからの相対パスとなります。

ファイル名を省略した場合、引数エラーとなります。

ファイル名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(7) username

ファイル転送先のホストへSSHを利用して接続するユーザ名です。

接続ユーザ名を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザ名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(8) password

ファイル転送先のホストへSSHを利用して接続するユーザのパスワードです。

接続に必要なパスワードを省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(9) sourceusername

ファイル転送元のホストへSSHを利用して接続するユーザ名です。

ファイル転送元のユーザ名を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザ名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(10) sourcepassword

ファイル転送元のホストへSSHを利用して接続するユーザのパスワードです。

接続に必要なパスワードを省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

パスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

復帰値

復帰値

意味

0

ファイル転送が正常終了しました。

161

ファイルの転送に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

177

ファイルのアクセスに失敗しました。

187

SSH認証に失敗しました。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

入力情報に誤りがありました。

198

オプションの指定に誤りがありました。

標準出力/標準エラー出力

標準出力には、何も出力しません。

ファイル転送に成功した場合、"Success"という文字列を標準エラー出力します。

ファイル転送に失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

利用ライブラリ

入力情報ライブラリ

ファイルライブラリ

注意事項

格納場所

Windows

<インストールパス>\itpm\rbaope\bin\parts\standard\

swrba_file_transfer.rb

Linux

/opt/FJSVswpm/rbaope/bin/parts/standard/swrba_file_transfer.rb