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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

3.1.15 負荷分散の対象へ組み込む

機能説明

IPCOMを利用して負荷分散の対象へサーバを組み込みます。

オプション

必須オプション

(1) hostname

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のホスト名またはIPアドレスです。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) lbhostname

IPCOMが管理する負荷分散の対象へ組み込むサーバのホスト名またはIPアドレスです。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

詳細オプション

(1) username

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザ名です。

接続ユーザ名は、ユーザロールがAdministratorとなっている必要があります。

接続ユーザ名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザ名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) password

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザのパスワードです。

接続に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続パスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) execusername

本運用操作部品ではexecusernameの値を使用しません。

execusernameの値を入力した場合、無効となります。

(4) execpassword

管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワードです。

管理者EXECモードへの移行に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

管理者EXECモードへの移行に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(5) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

1~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

完了待ち合わせ時間を省略した場合、300(秒)を指定します。

上記の範囲外の値を入力した場合、300(秒)を指定します。

(6) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

0~5の範囲で指定が可能です。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合、0(回)を指定します。

上記の範囲外の値を入力した場合、0(回)を指定します。

復帰値

復帰値

意味

0

負荷分散対象への組み込みに成功しました。

161

負荷分散対象への組み込みに失敗しました。

187

SSH認証に失敗しました。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。運用自動化サーバの環境に問題があります。

標準出力/標準エラー出力

標準出力には、何も出力しません。

負荷分散対象への組み込みに成功した場合、"Success"という文字列を標準エラー出力します。

負荷分散対象への組み込みに失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

注意事項