機能説明
本コマンドは、運用自動化サーバで、Systemwalker Runbook Automationの資源を指定された退避先ディレクトリに退避します。
記述形式
swpm_backup | 退避先ディレクトリ [-def] |
オプション
バックアップの退避先となるディレクトリをフルパスで指定します。
退避先ディレクトリが存在する場合は、配下にファイルまたはディレクトリが存在しないディレクトリを指定する必要があります。
退避先ディレクトリが存在しない場合は、指定されたディレクトリを作成します。
空白を含むディレクトリを指定することはできません。
本オプションを省略した場合は、Systemwalker Runbook Automationのすべての資産をバックアップします。
以下の目的で使用します。
運用自動化サーバの資産を退避/復旧する場合
バックアップされる資産には以下の情報が含まれます。
定義情報
ホスト名
資産のディレクトリパス
その他、運用自動化サーバの完全復旧に必要な資産
本オプションを指定した場合は、定義情報のみをバックアップしますす。
以下の目的で使用します。
運用自動化サーバの定義情報を他のホストへ移行する場合
指定時のバックアップ対象(定義情報)は以下のとおりです。
ファイル
電子フォーム格納先の全ファイル
伝票情報配下の全ファイル
BASEDBのテーブル情報
アクティビティ情報
回送先情報
部門情報
承認グループ情報
メンバー情報
メニュー情報
名称情報
権限情報
回覧ルート定義情報
ユーザー定義
ユーザー情報
業務定義情報
ボタン定義情報
伝票定義情報
一覧定義情報
復帰値
正常終了
異常終了
強制終了
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
セットアップを実行したユーザーと同一ユーザーで実行してください。
Systemwalker Runbook Automationが停止している必要があります。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
Systemwalker Runbook Automationが停止している必要があります。
注意事項
“Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド”の“Systemwalker Runbook Automationのバックアップ”に記載されている手順に従って資産の退避を行うようにしてください。
Systemwalker Runbook Automationがセットアップ済みであることを確認してください。
本コマンドを実行する前に、以下のことを確認してください。
退避先ディレクトリへの書き込みが可能であること。
退避先ディレクトリが空のディレクトリ、または存在しないディレクトリであること。
退避先のディスク空き容量が、ユーザー資産を退避するための十分な大きさを満たしていること。
【Solaris/Linux】
退避先ディレクトリには、omsユーザーが参照できるフルパスを指定してください。
使用例
【Windows】
"C:\backup"に退避します。
swpm_backup C:\backup |
【Solaris/Linux】
"/usr/backup"に退避します。
/opt/FJSVswpm/bin/swpm_backup /usr/backup |