機能説明
本コマンドは、登録済みのサーバのユーザーアカウント情報をCMDBからエクスポートします。取り出したユーザーアカウント情報は、指定されたファイルもしくは標準出力に出力されます。
取り出した情報を編集し、再度インポートするという方法で、ユーザーアカウント情報を更新/追加できます。
なお、本コマンドで取得できるユーザーアカウント情報のうち、パスワードについては省略値が出力されます。パスワードの変更を行うときは、新しいパスワードを記載してインポートしてください。パスワードが省略値となっているユーザーアカウント情報のパスワードは、変更が行われません。
記述形式
swpm_uaexport [-f 出力ファイル名] [-e 出力ファイルの文字コード] |
オプション
ユーザーアカウント情報を出力するファイル名を指定します。
本オプションを省略した場合は、標準出力に出力されます。
出力形式は、CSV形式となります。
CSV形式ファイルについては、“1.5.18 swpm_uaimport(ユーザー情報のインポートコマンド)”を参照してください。
出力ファイルの文字コードを指定します。
以下の文字コードが指定できます。
UTF-8
SJIS
EUC
本オプションを省略した場合は、出力ファイルの文字コードは以下のコードになります。
【Windows】
SJIS
【Solaris/Linux】
環境変数LANGに指定された文字コード。環境変数LANGが設定されていない場合、認識できない文字コードの場合は、UTF-8になります。
復帰値
正常終了
警告終了
ユーザー情報が存在しない
パラメタエラー
1、2以外のエラー
格納場所
Windows | [Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\ITPM\bin ※デフォルトの場合はC:\SWPM |
Solaris | /opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください
運用自動化サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
運用自動化サーバで実行可能です。
注意事項
swpm_uaexport/ swpm_uaimportは、同時に1つのみ動作可能です。このため、すでにコマンドが実行中の場合、エラーになります。
Systemwalker Runbook Automationを起動した状態で本コマンドを投入してください。
セットアップ(swpm_setup)が未完了の状態で本コマンドを利用した場合、以下のエラーで失敗します。
Exception in thread "main" java.lang.NoClassDefFoundError: com/fujitsu/swpm/tool/util/NativeToolUtil |
Systemwalker Runbook Automationが未起動の状態でコマンドを利用した場合、以下のエラーで失敗します。
Error: ユーザーアカウント情報の出力に失敗しました。 Detail=com.ctc.wstx.exc.WstxUnexpectedCharException: Unexpected character '"' (code 34) in DOCTYPE declaration; expected a space between public and system identifiers at [row,col {unknown-source}]: [1,50] |
swpm_uaimportの実施前でユーザー情報が登録されていない場合は、情報が出力されません。