機能説明
本コマンドは、登録済みのプロセス定義と伝票定義を、他の環境にインポートできる形式でファイル出力します。
伝票定義はテストモード、公開モードの区別なくエクスポートできますが、インポート時には常にテストモードの伝票定義となります。
本コマンドを実行する場合は、BPMサーバのユーザーIDパスワードの入力が必要です。
記述形式
swpm_exportslip | -uid USER_ID -plan PLANNAME -output OUTPUT_DIRECTORY |
オプション
BPM管理者権限を持つユーザーIDを指定します。
エクスポートする伝票定義名を指定します。複数選択はできません。
伝票定義のエクスポート先のディレクトリ名を指定します。このディレクトリは実在し、書き込み可能でなければなりません。
このディレクトリに、[伝票種別コード].slp という名前でインポート用ファイルが出力されます。既に同名ファイルが存在する場合は、上書きされます。
復帰値
正常終了
コマンド実行エラー
パラメタエラー
環境定義エラー
内部エラー
データベースアクセスエラー
ファイル入出力エラー
BPMサーバアクセスエラー
伝票定義・プロセス定義エラー
強制終了
コマンド格納場所
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin |
/opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください。
運用自動化サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)だけが実行できます。
運用自動化サーバで実行可能です。
注意事項
エクスポートした伝票定義は、エクスポートした運用自動化サーバと同じOSで動作している運用自動化サーバ上にのみにインポートすることが可能です。
対象のBPMに登録済みのプロセス定義が、編集途中などでドラフト状態の場合はエクスポートすることはできません。編集後に伝票定義更新コマンドで伝票定義を更新することによってエクスポートが可能になります。
対象の伝票定義に独自のメニュー定義を追加している場合も、そのメニュー定義はエクスポートの対象となりません。
回覧ルート定義の担当者情報や権限などは、エクスポートした環境とインポートした環境で異なる場合、インポート環境に合わせて再度設定する必要があります。
電子フォームはエクスポートの対象となりません。
使用例
【Windows】
c:\swpm\itpm\bin\swpm_exportslip -uid flowadm -plan 申請書 -output c:\tmp パスワードを入力してください |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswpm/bin/swpm_exportslip -uid flowadm -plan 申請書 -output /tmp パスワードを入力してください |
実行結果/出力形式
【Windows】
SWPM: INFO: [05500] 伝票定義をエクスポートしました。(出力先=c:\tmp\4dfthcft0001.slp) |
【Solaris/Linux】
SWPM: INFO: [05500] 伝票定義をエクスポートしました。(出力先=/tmp/4dfthcft0001.slp) |