機能説明
本コマンドは、最終承認者が承認してから、一定期間を過ぎた処理済の伝票、添付ファイル、および履歴を削除します。
記述形式
swpm_deleteslip | -garbage |
オプション
通常の削除処理に加え、BPMサーバと整合性が取れていない伝票を削除するオプションです。
このオプションを指定すると、Systemwalker Runbook Automationに存在し、BPMサーバに存在しないプロセスインスタンスも削除されます。
エラーなどで停止したプロセスインスタンスを削除する場合は、BPMコンソールで対象のプロセスインスタンスを削除してから、このオプションを指定してコマンドを実行することにより、削除することが可能です。
復帰値
正常終了
内部エラーまたは起動エラー
パラメタエラー
強制終了
参照
コマンド格納場所
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin |
/opt/FJSVswpm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください
運用自動化サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
運用自動化サーバで実行可能です。
注意事項
ログ出力の定義である、アプリケーション環境設定ファイルのDENPYODELETE_LOG_FILEPATHが設定されている必要があります。
伝票を保持する期間(日数)は、伝票ごとに、伝票定義メインマスタの[完了伝票保持日数]で定義されています。[完了伝票保持日数]は、伝票定義管理機能を使用して参照、または変更することができます。詳細は、“Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド”の“伝票定義の編集”を参照してください。伝票定義メインマスタの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド”の“伝票定義メインマスタ”を参照してください。
伝票を保持する期間は、最終承認者が承認した日から[完了伝票保持日数]が経過する日までです。その期間を過ぎた伝票は削除対象となります。
本コマンドを実行すると、その時点で削除対象となっている伝票が削除されます。なお、以下の伝票は処理が完了していないため、削除されません。
保存中の伝票
回送中の伝票
保留された伝票
否決された伝票
取戻した伝票
ただし、-garbageオプションを指定した場合は、伝票の状態に関わらずBPMサーバと整合性が取れていない伝票も削除対象となります。
伝票の削除は、運用時間外に行ってください。また、他の利用者が伝票を操作していないことを確認してから削除してください。
使用例
通常の削除対象の伝票に加え、整合性が取れていない伝票を削除します。
swpm_deleteslip -garbage |
実行結果/出力形式
garbage:complete / total(※注) |
※注:
-garbageオプションを指定した場合に進行度合いを表示します。