サーバのユーザー登録・更新・削除は、コマンドにより行います。ユーザーの登録には、以下の情報が必要になります。
項目 | 概要 |
---|---|
IPアドレス | サーバのIPアドレスを指定します。 |
認証先種別 | OSの認証を選択します。OSの認証以外は選択できません。 |
ユーザー | ユーザーIDを指定します。 |
パスワード | パスワードを指定します。 |
管理者ユーザー | 管理者権限を持つユーザーとして扱う場合に“管理者ユーザー”を指定します。 サーバの認証先種別ごとに、一人のユーザに対して“管理者ユーザー”を指定することが可能です。 |
サーバ接続ユーザー | サーバへの接続ユーザーとして扱う場合に“サーバ接続ユーザー”を指定します。 OSの認証のユーザーのうち、一人のユーザーに対して“サーバ接続ユーザー”を指定することが可能です。 |
コメント | コメントを記載します。 |
ユーザー情報の登録/更新
ユーザー情報をcsv形式のファイルとして作成し、ユーザー情報のインポートコマンドにより登録/更新を行います。本コマンドでは、複数のユーザーを一括して処理することが可能です。
なお、本コマンドでユーザーを登録するためには、あらかじめCMDBに対象のサーバが論理サーバとして登録されている必要があります。
ユーザー情報のインポートコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swpm_uaimport(ユーザー情報のインポートコマンド)”を参照してください。
ユーザー情報の取り出し
ユーザー情報のインポートコマンドで登録したユーザー情報を取得するためには、ユーザー情報のエクスポートコマンドにより、csv形式のファイルで取得することが可能です。
ユーザー情報のエクスポートコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swpm_uaexport(ユーザー情報のエクスポートコマンド)”を参照してください。
注意
エクスポートコマンドで取得したユーザー情報にはパスワードは含まれず、省略値が設定されます。
また、パスワードに省略値を指定したユーザー情報を利用してインポートした場合、パスワードは更新されずに、前の値がそのまま設定されます。
ユーザー情報の削除
ユーザー情報の削除は、構成アイテム削除コマンドを利用します。
構成アイテム削除コマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cidelete(構成アイテム削除コマンド)”を参照してください。
条件式(xpath)には、以下のように指定します。
全てのサーバのユーザー情報(UserAccount)を削除
xpath=/%UserAccount |
サーバのIPアドレスが”xxx.xxx.xxx.xxx”のすべてのユーザー情報(UserAccount)を削除
xpath=/%UserAccount[./#expected/swcm:UserAccount/@ipAddress='xxx.xxx.xxx.xxx'] |
サーバのIPアドレスが”xxx.xxx.xxx.xxx”、かつ、接続ユーザーのユーザー情報(UserAccount)を削除
xpath=/%UserAccount[./#expected/swcm:UserAccount[(@ipAddress='xxx.xxx.xxx.xxx')and(@isDefaultUser='true')]] |
サーバのIPアドレスが”xxx.xxx.xxx.xxx”、かつ、OSの管理者ユーザーのユーザー情報(UserAccount)を削除
xpath=/%UserAccount[./#expected/swcm:UserAccount[(@ipAddress='xxx.xxx.xxx.xxx')and(@authenticationType='OS') |