連携サーバにインストールしたエージェントのセットアップ手順について説明します。
ポイント
エージェントのセットアップが完了し、CMDBマネージャが存在を認識しているエージェントの一覧は、CMDBマネージャのmdradminコマンド(「-l」オプション)で表示することができます。mdradminコマンドについては、"Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド"の"mdradmin(エージェント管理コマンド)"を参照してください。
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバがクラスタ環境で構築されている場合は、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバにインストールされているエージェントのセットアップ方法が異なります。セットアップ手順については、“Systemwalker Runbook Automation クラスタ適用ガイド”を参照してください。
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行する必要があります。
サービスの実行権限の変更【Windows】
連携するSystemwalker Centric Managerが「V13.2.0以前」の場合は、エージェントのサービスの実行権限を、管理者権限を持つユーザーまたはSystemwalker Centric Managerのアカウントに変更します。「V13.3.0以降」の場合は、変更は不要です。
以下のコマンドを実行して停止します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop |
Windowsの「サービス」画面を起動します。
「Systemwalker JServlet (SWNET)」サービスのプロパティを開きます。
プロパティ画面の「ログオン」タブで、「アカウント」を選択し、以下のアカウントを設定します。
Systemwalker管理者アカウント、または、管理者権限を持つユーザーのアカウント
セットアップコマンドの実行
【Windows】
以下のコマンドを実行して、エージェントを停止します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop |
以下の環境設定コマンドを実行します。
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_CENTINV |
注意
Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント(AGT_CENTINV)のセットアップは、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバにおいて、資源配付機能をインストールし、インベントリデータベースが構築されている環境で実行してください。インベントリデータベースが構築されていない場合は、AGT_CENTINVのセットアップは不要です。
以下のコマンドを実行して、エージェントを起動します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start |
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerから情報を収集してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードのリフレッシュコマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
構成情報を自動収集するための設定のアンセットアップ
Systemwalker Centric Managerと連携して構成情報を収集する場合は、運用自動化サーバ、および中継サーバでセットアップされている、構成情報を自動収集するエージェントをアンセットアップする必要があります。
以下の手順でアンセットアップしてください。
なお、構成情報を自動収集するエージェントがセットアップされていない場合は、実施する必要はありません。
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automation、またはエージェントを停止します。
運用自動化サーバの場合
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_stop |
中継サーバの場合
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop |
以下のコマンドを実行して、構成情報を自動収集するエージェントをアンセットアップします。
運用自動化サーバの場合
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin\cmdbunsetupenv.bat -k AGT_INV |
中継サーバの場合
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbunsetupenv.bat -k AGT_INV |
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。
運用自動化サーバの場合
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\itpm\bin\swpm_start |
中継サーバの場合
エージェントを起動する必要はありません。