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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 運用手引書テープバックアップ連携編

C.2 事前準備

システムボリュームをバックアップ/リストアする際には、対象のシステム(サーバ)を停止した状態で行う必要があります。このため、バックアップ対象のサーバとは別に、バックアップ操作を行う別のサーバが必要になります。

したがって、最低2台以上のサーバ構成とする必要があります。

以下に、システムボリュームのバックアップ/リストアを行う場合の構成例を記載します。

  1. バックアップボリュームを使用したバックアップ/リストア

    バックアップボリュームの手配が必要です。

    図C.2 バックアップボリュームにバックアップする場合の構成例

    ポイント

    バックアップ対象のサーバとバックアップ操作を行うサーバのOSが異なる場合、バックアップボリュームのサイズをシステムボリュームと同じにできないことがあります。その場合、バックアップボリュームのサイズはシステムボリュームのサイズより大きくしてください。バックアップボリュームでは、システムボリュームのコピー先としてスライスの領域を確保します。

  2. バックアップボリュームとテープを使用したバックアップ/リストア

    バックアップボリュームとETERNUS テープライブラリの手配が必要です。

    バックアップデータをテープで管理するため、バックアップ操作を行うサーバにETERNUS テープライブラリを操作するソフトウェア(TSM)を導入し、テープサーバとしても使用します。

    図C.3 バックアップボリュームを使用してテープにバックアップする場合の構成例

    ポイント

    バックアップ対象のサーバとバックアップ操作を行うサーバのOSが異なる場合、バックアップボリュームのサイズをシステムボリュームと同じにできないことがあります。その場合、バックアップボリュームのサイズはシステムボリュームのサイズより大きくしてください。バックアップボリュームでは、システムボリュームのコピー先としてスライスの領域を確保します。テープへのバックアップは、スライスにコピーされたシステムボリュームのデータをバックアップします。

    注意

    上記の構成例では、バックアップ/リストア操作を行うサーバをテープサーバとしても使用していますが、テープサーバとしてサポートされているOSは、Solarisとなります。

    このため、バックアップ/リストア操作を行うサーバのOSがSolarisでない場合は、別にテープサーバが必要になります。

  3. テープを直接使用してバックアップ/リストアする場合

    ETERNUS テープライブラリの手配が必要です。

    バックアップデータをテープで管理するため、バックアップ操作を行うサーバにETERNUS テープライブラリを操作するソフトウェア(TSM)を導入し、テープサーバとしても使用します。

    図C.4 テープに直接バックアップする場合の構成例

    注意

    システムボリュームをテープへ直接バックアップ/リストアする場合は、LU(ディスク)単位にバックアップ/リストアする必要があります。

注意

上記の構成例では、バックアップ/リストア操作を行うサーバをテープサーバとしても使用していますが、テープサーバとしてサポートされているOSは、Solarisとなります。
このため、バックアップ/リストア操作を行うサーバのOSがSolarisでない場合は、別にテープサーバが必要になります。