名前
tboexecstat - テープサーバ実行状態の表示
形式
業務ボリューム指定の場合
/opt/FJSVswstm/bin/tboexecstat -h Storage-Server [Device-Name]
Symfowareロググループ指定の場合
/opt/FJSVswstm/bin/tboexecstat -n -h Storage-Server Log-Group-Name[/RDB-Name]
機能説明
テープバックアップ運用の実行状態を表示します。テープへのバックアップ/リストアが実行中の場合は、その実行状況を表示します。世代管理の情報は“Generation Management Backup”の出力の後に表示します。日数管理の情報は、“Day Management Backup”の出力の後に表示します。
オプション
Storageサーバ名を指定します。
ロググループに対する実行状態表示を指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。
オペランド
StorageサーバがSolaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、業務ボリュームのブロックデバイス名を指定します。
StorageサーバがWindowsの場合、業務ボリュームに対応するAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。AdvancedCopy Managerデバイス名の詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「AdvancedCopy Managerにおけるデバイスの管理方法について」を参照してください。
省略した場合は、すべての業務ボリュームの実行状態を表示します。
ロググループ名を指定します。
RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
使用例
業務ボリュームの実行状態を表示します。
# /opt/FJSVswstm/bin/tboexecstat -h server01 Generation Management Backup Server Device Last-Backup-Date Interval Status Mount-Point (Method) Execute server01 /dev/dsk/c1t0d0s3 2004/12/11 12:20 OK IDLE /usr1 (ufs) ---- server01 /dev/dsk/c1t0d0s4 2004/12/10 12:20 DELAY=1 IDLE /usr2 (ufs) Writing(50%) server01 /dev/dsk/c1t0d0s5 2004/12/09 12:20 DELAY=2 IDLE /usr3 (ufs) Writing(10%) Day Management Backup Server Device Last-Backup-Date Interval Status Mount-Point (Method) Execute server01 /dev/dsk/c1t0d0s3 2004/12/11 12:20 OK IDLE /usr1 (ufs) ---- server01 /dev/dsk/c1t0d0s4 2004/12/10 12:20 OK IDLE /usr2 (ufs) ---- server01 /dev/dsk/c1t0d0s5 2004/12/09 12:20 OK IDLE /usr3 (ufs) ---- #
表示される内容を以下に示します。
キーワード | 説明 | |
---|---|---|
Server | Storageサーバ名を表示します。 | |
Device | StorageサーバがSolaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、デバイス名を表示します。 | |
Last-Backup-Date | 最後にバックアップした日時を表示します。 | |
Interval | 最後にバックアップを取得した日から、テープバックアップポリシーで設定した間隔日数(世代管理の場合は、“間隔日数(世代管理)”、日数管理の場合は、“間隔日数(日数管理)”)を経過した場合、その日数が超過した日から何日経過しているかを、“DELAY=経過日数” の形式で表示します。超過していない場合は、“OK” を表示します。 | |
Status | 業務ボリュームに対してテープに関する実行中処理の有無を表示します。実行中の場合は“EXEC”を、そうでない場合は“IDLE”を表示します。 | |
Mount-Point (Method) | StorageサーバがSolaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、業務ボリュームのマウントポイント名を表示し、括弧内にファイルシステムタイプを表示します。 | |
Execute | テープへの書き込み、またはテープからの読み込みの進捗率を表示します。 | |
“----” | テープからの書き込み、読み込み処理を行っていない状態 | |
“Writing(xxx%)” | テープ書き込みの進捗率(0%~100%) | |
“Reading(xxx%)” | テープ読み込みの進捗率(0%~100%) | |
“Waiting-tape(xxx%)” | テープ待ちの状態。テープ書き込みまたは読み込みの進捗率(0%~100%) |
業務ボリュームに対して複数の処理が行われている場合のExecute欄の表示は、以下の規則に基づいて行われます。
同じ業務ボリュームに対して、テープからのリストアが同時に2つ以上実行されている場合は、後から実行した処理の状況が表示されます。(リストアでは、リストア先を変更すれば、同じ業務ボリュームを指定したリストアを同時に行うことができます。)