ファイル単位バックアップ機能でバックアップされたデータの復旧について説明します。
以下にファイル単位バックアップ機能でバックアップされたデータの確認方法について説明します。
表示された情報を元に復旧するユーザーデータを選択してください。
以下に示すコマンドはテープサーバ上から実行してください。
コマンドの詳細は『Tivoli Storage Manager for Solaris 管理者解説書』の各コマンドの説明を参照してください。
# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin # ./dsmadmc -id=<TSMの管理者ID> -password=<TSM管理者パスワード> query filespace format=detail |
TSMの管理者ID
TSMの管理者IDを指定してください。
TSM管理者パスワード
TSM管理者パスワードを指定してください。
[例]
TSMの管理者ID : admin
TSM管理者パスワード : admnpass
# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin # ./dsmadmc -id=admin -password=admnpass query filespace format=detail |
「13.8.4.1 復旧データの表示と選択」で選択したユーザーデータを復旧します。
以下に、ユーザーデータ復旧要求方法の例を示します。
コマンドはテープサーバ上から実行してください。
「dsmc restore」コマンドの詳細は、『Tivoli Storage Manager for Windows バックアップ/アーカイブ・クライアント インストールとユーザーのガイド』または『Tivoli Storage Manager for UNIX and Linux バックアップ/アーカイブ・クライアント インストールとユーザーのガイド』を参照してください。
# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin # ./dsmc restore <リストア対象> <リストア先> -virtualnodename=<ノード名> -password=<パスワード> -subdir=yes |
リストア対象
「13.8.4.1 復旧データの表示と選択」で表示されたファイルスペース名を指定してください。
リストア先
バックアップされたデータのリストア先を指定します。
テープサーバ上のローカルディスクへ復旧します。
ノード名/パスワード
「13.8.4.1 復旧データの表示と選択」で表示された復旧したいデータ情報のノード名と対応するパスワードを指定してください。
[例]
復旧対象データ : /gyoumu/kannri/current.txt
データ復旧先ローカルディスクのディレクトリパス : /var/tmp/recovery_data/
TSMのファイル単位バックアップ用ノード名 : GYOUMU1_FILE_NODE
パスワード : filenode
# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin # ./dsmc restore /gyoumu/kannri/current.txt /var/tmp/recovery_data/ -virtualnodename=GYOUMU1_FILE_NODE -password=filenode -subdir=yes |