AdvancedCopy Managerテープバックアップでは、Symfowareのデータベーススペースを、データベーススペース単位またはロググループ単位で、バックアップを行うことができます。
AdvancedCopy Managerテープバックアップでは、バックアップ対象とするデータベーススペースが配置されているスライスを業務ボリュームとします。
データベーススペース単位のバックアップでは、その業務ボリュームをバックアップ退避先ボリューム(バックアップボリューム)およびテープにバックアップします。
ロググループ単位のバックアップでは、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースをそれぞれ業務ボリュームとして定義し、そのすべての業務ボリュームをバックアップします。
注意
ロググループ単位でバックアップする場合、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているスライスを、それぞれ業務ボリュームとして登録しておく必要があります。ひとつでも登録から漏れると、AdvancedCopy Managerテープバックアップは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップすることができず、データベースのリカバリ時に表間のリレーションの整合性が保てなくなります。
Symfowareのデータベーススペースは、バックアップ先にテープのみを指定してバックアップを実施することはできません。
AdvancedCopy Managerテープバックアップは、バックアップ時に、データベースのリカバリに必要なデータを格納したリカバリ制御ファイルを作成し、バックアップした世代毎に管理します。テープにバックアップを行うと、データベーススペースのデータと共にこのリカバリ制御ファイルもテープへ格納します。