ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 運用手引書テープバックアップ連携編

6.1.1 バックアップ

AdvancedCopy Managerテープバックアップでは、Symfowareのデータベーススペースを、データベーススペース単位またはロググループ単位で、バックアップを行うことができます。

AdvancedCopy Managerテープバックアップでは、バックアップ対象とするデータベーススペースが配置されているスライスを業務ボリュームとします。

データベーススペース単位のバックアップでは、その業務ボリュームをバックアップ退避先ボリューム(バックアップボリューム)およびテープにバックアップします。

ロググループ単位のバックアップでは、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースをそれぞれ業務ボリュームとして定義し、そのすべての業務ボリュームをバックアップします。

注意

  • ロググループ単位でバックアップする場合、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているスライスを、それぞれ業務ボリュームとして登録しておく必要があります。ひとつでも登録から漏れると、AdvancedCopy Managerテープバックアップは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップすることができず、データベースのリカバリ時に表間のリレーションの整合性が保てなくなります。

  • Symfowareのデータベーススペースは、バックアップ先にテープのみを指定してバックアップを実施することはできません。

AdvancedCopy Managerテープバックアップは、バックアップ時に、データベースのリカバリに必要なデータを格納したリカバリ制御ファイルを作成し、バックアップした世代毎に管理します。テープにバックアップを行うと、データベーススペースのデータと共にこのリカバリ制御ファイルもテープへ格納します。