本章では、AdvancedCopy Managerテープバックアップ運用を開始するために必要なテープサーバ上で行う設定について説明します。
設定は全てdsmadmc(TSM管理クライアントコマンド)を起動した後に行う作業です。
"tsm>"プロンプトが表示されている場合は、dsmadmc(TSM管理クライアントコマンド)起動後に操作を行ってください。
以下に、TSM管理クライアントコマンドの起動と停止方法を説明します。
TSM管理クライアントコマンドの起動
ディレクトリを移動します。
# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin |
dsmadmc(TSM管理クライアントコマンド)を実行します。
# ./dsmadmc IBM Tivoli Storage Manager コマンド行管理インターフェース - バージョン 5、リリース 5、レベル 2.0 (c) Copyright by IBM Corporation and other(s) 1990, 2009. All Rights Reserved. ユーザー ID の入力: admin パスワードの入力 : セッションの確立、サーバー:TAPESERVER1: Solaris SPARC サーバーのバージョン 5、リリース 5、レベル 2.0 サーバー日付/時刻 : 04/02/2009 13:12:41 最終アクセス : 04/02/2009 11:50:46 tsm: TAPESERVER1> |
「ユーザーIDの入力」にはTSMの管理者IDを入力しリターンキーを押します。
「パスワードの入力」にはTSMの管理者パスワードを入力しリターンキーを押します。
ポイント
本手順はテープサーバが起動している必要があります。TSM管理クライアントコマンドの起動が失敗した場合は、テープサーバを起動してください。
TSM管理クライアントコマンドの停止
“tsm>”プロンプトで"quit"を入力して、dsmadmc(TSM管理クライアントコマンド)を停止します。
tsm> quit |