ここでは、ETERNUS SF Disk Space Monitor の利用に当たり必要となる、 Microsoft(R) Internet Information Services(IIS)の設定方法について説明します。
【Windows版】
■本手順を行う前に
下記の設定コマンドを実行する場合、事前にWWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動している必要があります。また、「既定のWebサイト」として設定されているサイトが存在していることを確認してください。
ポイント
仮想ディレクトリが自動的に設定される条件
以下の条件の場合は、インストールの際に仮想ディレクトリが自動的に設定されます(事前にWWWサービス - World Wide Web Publishing Service - が起動している必要があります)。
運用管理クライアントをインストールする場合
Pull運用を選択してAgentをインストールする場合
ただし、IIS 6.0の場合に追加で実行するsqc~setc.batコマンドは自動的には実行されませんので、手動で実行する必要があります。
また、IIS 7.0/7.5の場合に追加で実行するsqc~setc_iis7.batコマンドは自動的には実行されませんので、手動で実行する必要があります。
注意
下記コマンドは、以下の条件の場合、エラーとなることがあります。
IISがインストールされていない場合。
Windows Scripting Hostが割り当てられていない場合(IISのバージョンが5.0、5.1もしくは6.0の場合)。
コマンドライン管理ツール(appCmd.exe)がインストールされていない場合(IISのバージョンが7.0もしくは7.5の場合)。
既に設定済みである場合。
■実行コマンド
以下のコマンドを実行して設定を行ってください。
運用管理クライアントの場合
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -c |
Agentの場合
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -a |
IIS 6.0はWindows Server 2003に標準搭載されています。
IISのバージョンが6.0の場合は、sqcSetIISreg.exeコマンドの実行後に次のコマンドも実行してください。
注意
カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。
運用管理クライアントの場合
<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc.bat |
Agentの場合
<インストールディレクトリ>\bin\sqcasetc.bat |
IIS 7.0はWindows Server(R) 2008、Windows(R) Vista、IIS 7.5はWindows Server(R) 2008 R2、Windows(R) 7に標準搭載されています。
IISのバージョンが7.0/7.5の場合は、sqcSetIISreg.exeコマンドの実行後に次のコマンドも実行してください。
注意
カレントディレクトリを、インストールディレクトリ\bin へ移動後、コマンドを実行してください。
なお、Windows(R) Vista、Windows(R) 7、およびMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008で実行する場合は、管理者権限で実行する必要があります。[スタート]メニューから、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]メニューを右クリックし、[管理者として実行]を選択してコマンドプロンプトを起動してください。そこで以下に説明するコマンドを実行してください。
運用管理クライアントの場合
<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc_iis7.bat |
Agentの場合
<インストールディレクトリ>\bin\sqcasetc_iis7.bat |
ハンドラマッピングの設定は、IISのバージョンが7.0/7.5の場合に必要な設定です。
■本手順を行う前に
ハンドラマッピングの設定を行う場合、IISの「World Wide Webサービス」-「アプリケーション開発機能」で、「CGI」が有効になっている必要があります。
手順を実行する前に、「CGI」の設定を確認し、無効の場合は有効化してください。
■手順
IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。
右側の機能ビューから、「ハンドラマッピング」をクリックします。
右側の操作メニューから「モジュールマップの追加…」を選択します。
「モジュールマップの追加」ダイアログに以下の情報を設定し、OKボタンを押してください。
要求パス : *.cgi
モジュール : CgiModule
名前 : CGI-.cgi
■手順
IISのバージョンが5.0、5.1または6.0の場合は、以下のとおり設定してください。
IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。
上記仮想ディレクトリのプロパティ画面にて、ディレクトリセキュリティのタブを選択します。
匿名アクセスで使用するアカウントとして、Administratorの権限(運用管理クライアントインストール時のアカウント)を持つアカウントを設定します。
認証済アクセスでは、「基本認証」のチェックを外してください。
IISのバージョンが7.0/7.5の場合は、以下のとおり設定してください。
IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。
機能ビューから「認証」をクリックします。
「匿名認証」の状態が「有効」となっていることを確認し、「匿名認証」を選択して、右側の操作メニューから「編集...」を選択します。
「匿名認証資格情報の編集」ダイアログボックスで、「特定のユーザ」を選択し、「設定...」ボタンをクリックします。
「資格情報の設定」ダイアログボックスの、ユーザ名およびパスワードにAdministorator権限を持つユーザを設定します。
ポイント
管理コンソールにアクセス制限を行う必要がある場合には、「16.3 運用管理クライアント基本認証の設定方法」を参照してください。