マイグレーションを利用する際の注意事項を以下に説明します。
「表示と作成」画面の表示情報
「表示と作成」に表示される情報は自動更新されません。マイグレーション処理中またはマイグレーション完了後の情報を表示したい場合は、「表示と作成」画面の、[表示]-[最新の情報に更新]を選択して、表示情報を最新にしてください。
「コピー状況照会」画面の表示情報
自動切替えのマイグレーションを起動した際、移行先の実ディスクに対してデータのコピーが完了しても、実ディスクの切替えが完了するまで、ステータスに“自動切替待機中”と表示される場合があります。実ディスクの切替えが完了しだい、コピー情報が削除されますので、しばらくしてから、「コピー状況照会」の表示情報を最新に更新してください。
移行元と移行先の実ディスク容量
移行先となる実ディスクの容量は、移行元の実ディスクと同量または同量以上でなければなりませんが、移行先の実ディスク容量の方が大きい場合は、差分のスペースをサーバのOSやファイルシステムに認識させる作業が必要となるため、移行元と移行先の実ディスク容量は、同量としておくことを推奨します。
「マイグレーションバックアップディスク保持」をチェックしない場合は、構成条件の容量の入力ができません。
なお、自動切替えのマイグレーションを実行する場合、移行先の実ディスク容量が移行元の実ディスク容量と同じでなければエラーメッセージを出力し、マイグレーションが実行できません。
データの整合性
マイグレーションバックアップディスク(以後、バックアップディスク)を保持するマイグレーションにおいて、バックアップディスクのデータの整合性を保障したい場合は、マイグレーションの切替え前に業務サーバ内にキャッシュされているデータをバックアップディスクに書き込み、整合性を保障する必要があります。
暗号化ボリュームのコピー
暗号化ボリュームから非暗号化ボリュームのコピーをした場合、セキュリティが低下します。