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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

12.4 swncbkrs 通信基盤バックアップ/リストアコマンド

記述形式

swncbkrs {-b | -r} -d "ディレクトリ"

機能説明

本コマンドは、通信基盤の運用環境をバックアップ/リストアします。

オプション

-b

運用環境のバックアップを行う指定です。

-r

運用環境のリストアを行う指定です。

-d

退避先ディレクトリをフルパスで指定します。フルパスは「"」で囲んでください。

復帰値

復帰値

意味

0x00

正常終了です。

0x80

指定されたパラメタが無効です。パラメタを確認して再実行してください。

0x82

実行権のないユーザで実行されました。実行権限を確認して再実行してください。

0x83

通信基盤の動作中に実行されました。通信基盤を停止して再実行してください。

0x92

ディスク容量が不足しているか、ディスクのI/Oエラーが発生しています。ディスクの状態を確認して再実行してください。

0x93

指定された設定ディレクトリは存在しません。または、指定されたパスはファイルでした。指定したディレクトリを確認して再実行してください。

0xFF

内部の異常です。

コマンド格納場所

Windows

%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin

Solaris

/opt/FJSVswnc/bin

Linux

/opt/FJSVswnc/bin

HP-UX

/opt/FJSVswnc/bin

AIX

/opt/FJSVswnc/bin

実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。

注意事項

リストア(rオプション)を実行する際は、下記の製品はすべて停止してください。

また、通信基盤制御コマンドを利用し通信基盤を停止してください。

使用例

通信基盤の動作環境をバックアップします。

swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac"

通信基盤の動作環境をリストアします。

swncbkrs -r -d "/tmp/bk_f4ac"

実行結果/出力形式

通信基盤の動作環境のバックアップ/リストアに成功した場合。

>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac"

swncbkrs : SUCCESS

通信基盤の動作環境のバックアップ/リストアに失敗した場合。

>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac"

swncbkrs : FAILURE [%1]

%1 : 復帰コード

一般ユーザで実行した場合

>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac"

swncctrl : FAILURE [0x82] : Check the execution privileges.

通信基盤が動作中に実行した場合

> swncbkrs -r -d "/tmp/bk_f4ac"

swncctrl : FAILURE [0x83] : Systemwalker is running.

ファイルコピー異常や指定したディレクトリが異常の場合

>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac"

swncctrl : FAILURE [%1] : Check directed directory.

%1 : 復帰コード

オプション指定を間違えた場合

>swncbkrs

Usage : swncbkrs [-p 製品名] {-b | -r} -d "Directory"