記述形式
swncbkrs {-b | -r} -d "ディレクトリ" |
機能説明
本コマンドは、通信基盤の運用環境をバックアップ/リストアします。
オプション
-b
運用環境のバックアップを行う指定です。
-r
運用環境のリストアを行う指定です。
-d
退避先ディレクトリをフルパスで指定します。フルパスは「"」で囲んでください。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0x00 | 正常終了です。 |
0x80 | 指定されたパラメタが無効です。パラメタを確認して再実行してください。 |
0x82 | 実行権のないユーザで実行されました。実行権限を確認して再実行してください。 |
0x83 | 通信基盤の動作中に実行されました。通信基盤を停止して再実行してください。 |
0x92 | ディスク容量が不足しているか、ディスクのI/Oエラーが発生しています。ディスクの状態を確認して再実行してください。 |
0x93 | 指定された設定ディレクトリは存在しません。または、指定されたパスはファイルでした。指定したディレクトリを確認して再実行してください。 |
0xFF | 内部の異常です。 |
コマンド格納場所
Windows | %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin |
Solaris | /opt/FJSVswnc/bin |
Linux | /opt/FJSVswnc/bin |
HP-UX | /opt/FJSVswnc/bin |
AIX | /opt/FJSVswnc/bin |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
リストア(rオプション)を実行する際は、下記の製品はすべて停止してください。
また、通信基盤制御コマンドを利用し通信基盤を停止してください。
Systemwalker Operation Manager V13.4
Systemwalker IT Change Manager V14g
使用例
通信基盤の動作環境をバックアップします。
swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac" |
通信基盤の動作環境をリストアします。
swncbkrs -r -d "/tmp/bk_f4ac" |
実行結果/出力形式
通信基盤の動作環境のバックアップ/リストアに成功した場合。
>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac" swncbkrs : SUCCESS |
通信基盤の動作環境のバックアップ/リストアに失敗した場合。
>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac" swncbkrs : FAILURE [%1] |
%1 : 復帰コード
一般ユーザで実行した場合
>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac" swncctrl : FAILURE [0x82] : Check the execution privileges. |
通信基盤が動作中に実行した場合
> swncbkrs -r -d "/tmp/bk_f4ac" swncctrl : FAILURE [0x83] : Systemwalker is running. |
ファイルコピー異常や指定したディレクトリが異常の場合
>swncbkrs -b -d "/tmp/bk_f4ac" swncctrl : FAILURE [%1] : Check directed directory. |
%1 : 復帰コード
オプション指定を間違えた場合
>swncbkrs Usage : swncbkrs [-p 製品名] {-b | -r} -d "Directory" |