記述形式
swncconf --dtrans {[-p ポート番号] | -d} |
swncconf --webgui {[-p ポート番号] [-e {ON|OFF}] | -d} |
機能説明
本コマンドは、通信基盤を使用するための環境設定を行います。
オプション
【Windows版/Linux版/Solaris版】
--dtrans
Systemwalker 内部通信の設定を行います。
-p
Systemwalker 内部通信に使用するポート番号を指定します。
-d
設定値を表示します。
【Windows版/Linux版/Solaris版/HP-UX版/AIX版】
--webgui
Systemwalker 製品の Webサーバの設定を行ないます。
-p
Systemwalker の Webサーバで使用するポート番号を指定します。
-e (HP-UX/AIX は対象外)
ON : 通信路を暗号化して(HTTPS)通信する指定です。
OFF: 通信路を暗号化せずに(HTTP)通信する指定です。
-d
設定値を表示します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0x00 | 正常終了です。 |
0x80 | 指定されたパラメタが無効です。パラメタを確認して再実行してください。 |
0x82 | 実行権のないユーザで実行されました。実行権限を確認して再実行してください。 |
0x83 | 通信基盤の動作中に実行されました。通信基盤を停止して再実行してください。 |
0xFF | 内部の異常です。 |
コマンド格納場所
コマンドを格納する場所を記載します。
Windows | %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin |
Solaris | /opt/FJSVswnc/bin |
Linux | /opt/FJSVswnc/bin |
HP-UX | /opt/FJSVswnc/bin |
AIX | /opt/FJSVswnc/bin |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
クラスタ環境で設定変更を行う場合は、両系で同一の設定を行ってください。
本コマンドで設定変更を行う際は、下記の製品はすべて停止してください。
また、通信基盤制御コマンドを利用し通信基盤を停止してください。
Systemwalker Operation Manager V13.4.0
Systemwalker IT Change Manager V14g
使用例
内部通信の動作環境を設定します。
swncconf --dtrans -p 18444 |
データ通信の動作設定を表示します。
swncconf --dtrans -d |
Webサーバ用の動作環境を設定します。
swncconf --webgui -p 18080 -e OFF |
Webサーバ用の動作設定を表示します。
swncconf --webapli -d |
実行結果/出力形式
設定の変更に成功した場合
>swncconf --dtrans -p 18444 swncconf : SUCCESS |
設定の変更、設定表示に失敗した場合
>swncconf --dtrans -p 18444 swncconf : FAILURE [%1] |
%1 : 復帰コード
一般ユーザで実行した場合
>swncconf --dtrans -p 18444 swncconf : FAILURE [0x82] : Check the execution privileges. |
通信基盤が動作中に実行した場合
>swncconf --dtrans -p 18444 swncconf : FAILURE [0x83] : Systemwalker is running. |
オプション指定を間違えた場合
>swncconf Usage : swncconf --dtrans {[-p PortNumber] | d} Usage : swncconf --webgui {[-p PortNumber] [-e {ON|OFF}] | -l} |
データ通信の動作環境を表示した場合
>swncconf --dtrans -d Port number : 18444 |
Webサーバ用の動作環境を表示した場合 (Windows/Linux/Solaris)
>swncconf --webgui -d Port number : 18443 Encrypt : OFF |
Webサーバ用の動作環境を表示した場合 (HP-UX/AIX)
>swncconf --webgui -d Port number : 18443 |