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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

12.1 swncconf 通信基盤環境設定コマンド

記述形式

swncconf --dtrans {[-p ポート番号] | -d}

swncconf --webgui {[-p ポート番号] [-e {ON|OFF}] | -d}

機能説明

本コマンドは、通信基盤を使用するための環境設定を行います。

オプション

【Windows版/Linux版/Solaris版】

--dtrans

Systemwalker 内部通信の設定を行います。

-p

Systemwalker 内部通信に使用するポート番号を指定します。

-d

設定値を表示します。


【Windows版/Linux版/Solaris版/HP-UX版/AIX版】

--webgui

Systemwalker 製品の Webサーバの設定を行ないます。

-p

Systemwalker の Webサーバで使用するポート番号を指定します。

-e (HP-UX/AIX は対象外)

ON : 通信路を暗号化して(HTTPS)通信する指定です。

OFF: 通信路を暗号化せずに(HTTP)通信する指定です。

-d

設定値を表示します。

復帰値

復帰値

意味

0x00

正常終了です。

0x80

指定されたパラメタが無効です。パラメタを確認して再実行してください。

0x82

実行権のないユーザで実行されました。実行権限を確認して再実行してください。

0x83

通信基盤の動作中に実行されました。通信基盤を停止して再実行してください。

0xFF

内部の異常です。

コマンド格納場所

コマンドを格納する場所を記載します。

Windows

%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin

Solaris

/opt/FJSVswnc/bin

Linux

/opt/FJSVswnc/bin

HP-UX

/opt/FJSVswnc/bin

AIX

/opt/FJSVswnc/bin

実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。

注意事項

クラスタ環境で設定変更を行う場合は、両系で同一の設定を行ってください。

本コマンドで設定変更を行う際は、下記の製品はすべて停止してください。

また、通信基盤制御コマンドを利用し通信基盤を停止してください。

使用例

内部通信の動作環境を設定します。

swncconf --dtrans -p 18444

データ通信の動作設定を表示します。

swncconf --dtrans -d

Webサーバ用の動作環境を設定します。

swncconf --webgui -p 18080 -e OFF

Webサーバ用の動作設定を表示します。

swncconf --webapli -d

実行結果/出力形式

設定の変更に成功した場合

>swncconf --dtrans -p 18444

swncconf : SUCCESS

設定の変更、設定表示に失敗した場合

>swncconf --dtrans -p 18444

swncconf : FAILURE [%1]

%1 : 復帰コード

一般ユーザで実行した場合

>swncconf --dtrans -p 18444

swncconf : FAILURE [0x82] : Check the execution privileges.

通信基盤が動作中に実行した場合

>swncconf --dtrans -p 18444

swncconf : FAILURE [0x83] : Systemwalker is running.

オプション指定を間違えた場合

>swncconf

Usage : swncconf --dtrans {[-p PortNumber] | d}

Usage : swncconf --webgui {[-p PortNumber] [-e {ON|OFF}] | -l}

データ通信の動作環境を表示した場合

>swncconf --dtrans -d

Port number : 18444

Webサーバ用の動作環境を表示した場合 (Windows/Linux/Solaris)

>swncconf --webgui -d

Port number : 18443

Encrypt : OFF

Webサーバ用の動作環境を表示した場合 (HP-UX/AIX)

>swncconf --webgui -d

Port number : 18443