記述形式
mjdjalt [-sys サブシステム番号] hostgroup-name host-name parameter |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能説明
運用中に分散実行の設定を変更するコマンドです。
オプション
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
オペランド
hostgroup-name
設定を変更したいホストグループ名を指定します。
host-name
設定を変更したい分散先ホスト名を指定します。
parameter
変更するホストの属性とその値を指定します。指定可能な属性とその値の範囲は以下のとおりです。
ホストに設定するジョブの多重度(同時実行可能数)を表します。Windows版の範囲は1~99です。UNIX版の範囲は1~999です。
変更した多重度が、実行中のジョブ数より小さい値の場合、一時的に実行中のジョブ数が多重度を超えた状態となりますが、実行中のジョブが終了するにつれて、変更した多重度で制限されるようになります。
ジョブの多重度を3とする場合の指定を以下に示します。
maxexec=3 |
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | コマンド処理が正常に終了しました。 |
0以外 | コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/lib/mjes |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
Systemwalker Operation Managerサーバ(分散元)でのみ実行できます。
分散実行の有効/無効は、運用中に変更することはできません。
定義の変更は以下の場合のみ有効です。
分散実行キューとして動作している場合([キューの作成/編集]ウィンドウで、[分散実行機能を有効にする]をチェックしている場合)
ジョブ実行制御サービス/デーモンが起動中の場合
変更した内容は、ジョブ実行制御を初期化モードで起動するまでの間、保持されます。ジョブ実行制御を初期化モードで起動すると、分散実行の設定は、初期化ファイルに定義した内容に変更されます。
使用例
ホストグループ“djgroup”のホスト“djhost1”に設定されたジョブの多重度を3に変更する例を、以下に示します。
C:\>mjdjalt djgroup djhost1 maxexec=3 |