記述形式
mjdjdel [-sys サブシステム番号] hostgroup-name host-name |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能説明
運用中に分散実行のホストグループから構成ホストを削除するコマンドです。
オプション
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
オペランド
hostgroup-name
削除したいホストが所属するホストグループ名を指定します。
host-name
削除するホスト名を指定します。ホスト名に自ホストを指定しないでください。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | コマンド処理が正常に終了しました。 |
0以外 | コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/lib/mjes |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
Systemwalker Operation Managerサーバ(分散元)でのみ実行できます。
分散実行の有効/無効は、運用中に変更することはできません。
定義の変更は以下の場合のみ有効です。
分散実行キューとして動作している場合([キューの作成/編集]ウィンドウで、[分散実行機能を有効にする]をチェックしている場合)
ジョブ実行制御サービス/デーモンが起動中の場合
変更した内容は、ジョブ実行制御を初期化モードで起動するまでの間、保持されます。ジョブ実行制御を初期化モードで起動すると、分散実行の設定は、初期化ファイルに定義した内容に変更されます。
ホストグループには最低1つのホストが設定されている必要があります。そのため、ホストグループに設定されているホストが1つしかない場合には、そのホストを本コマンドで削除することはできません。
実行中のジョブが残っている状態でホストを削除した場合、ホストは定義上削除され、それ以降、削除したホストにジョブは投入されません。ただし、実行中のジョブはそのまま継続されます。
構成ホストに定義した自ホストを削除する場合は、[運用情報の定義]ウィンドウから実施し、本コマンドを使用しないでください。分散実行ジョブが終了コード0x40000999や1などで異常終了する場合があります。
使用例
ホストグループ“djgroup”からホスト“djhost1”を削除する例を、以下に示します。
C:\>mjdjdel djgroup djhost1 |