記述形式
stemSchDelete プロジェクト名 [-mod mode] [-sys サブシステム番号] |
機能説明
指定されたプロジェクト(マスタプロジェクト、運用日管理プロジェクト、運用変更用プロジェクトすべて)を削除します。プロジェクトは、プロジェクト内のジョブネット情報の有無にかかわらず削除されます。ただし、-mod で指定した状態のジョブネットが存在する場合は削除されません。
オプション
プロジェクト名
削除するプロジェクト名を50バイト以内で指定します。
ジョブスケジューラに登録されているプロジェクト名を指定します。例えば、マスタ情報の場合は“プロジェクト名”、スケジュール情報の場合は“プロジェクト名+MMDD”、運用変更用プロジェクトの場合は“プロジェクト名=MMDD”を指定します。
-mod mode
削除時のモードを0または1で指定します。モードによりチェックするジョブネットの状態が変わります。
実行中のジョブネットまたは実行中のグループが存在するとき、プロジェクトを削除しません。
未完了のジョブネットまたはグループが存在するとき、プロジェクトを削除しません。未完了とは、以下の状態を示します。
実行中、警告、または停止状態である。
開始予定日時が設定されていて、実績がない。(終了していない)
異常終了または強制終了状態である。(確認操作の有効が設定されており、かつ、確認操作が実施されていない場合)
このオプションの省略値は、0です。
-sys サブシステム番号
削除したいプロジェクトが存在するサブシステム番号を0から9の範囲で指定します。省略時はサブシステム0が対象となります。
復帰値
code | 意味 | 対処 |
---|---|---|
0 | 正常終了 | - |
1 | Usage表示 | オプションの設定の仕方を確認してください。 |
2 | コマンドの実行権限がありません。 | 本コマンドの実行にはシステム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)の権限が必要です。 |
3 | システムエラーが発生しました。 | システムの環境を確認してください。 |
4 | コード系が異なるため実行できません。 | Systemwalker Operation Managerのコード系とコマンド実行環境のコード系が異なります。Systemwalker Operation Managerのコード系と同じ環境で実行してください。 |
5 | DBへのアクセスに失敗しました。 | DBのオープン、読み書きの処理に失敗しました。以下の確認をしてください。 |
6 | ジョブスケジューラのサービス/デーモンが起動していないか、起動中です。 | サービス/デーモンを起動してください。すでに起動している場合は起動中か正しく起動されていない可能性があるため、しばらく待つか、再起動してください。 |
7 | 指定されたプロジェクトが存在しません。 | 指定したプロジェクト名に誤りがないか確認してください。 |
8 | グループまたはジョブネットが実行中のため削除できません。 | 実行中のグループまたはジョブネットが終了してから再度コマンドを実行してください。 |
11 | コマンドはACLマネージャライブラリの読み込みに失敗しました。 | 以下のファイルが存在しているか確認してください。存在している場合、ファイルが壊れている可能性があります。インストールしなおしてください。 【Windows版】: Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\f3crsapi.dll |
12 | 持ち越しジョブネットがあるため、プロジェクトの削除はできません。 | 持ち越しジョブネットを無効にするなどの処置を実施後、コマンドを実行してください。 |
13 | グループまたはジョブネットが操作中/保存中のため削除することができません。 | 操作中/保存中のグループまたはジョブネットが終了してから再度コマンドを実行してください。 |
14 | タイムアウト | Systemwalker Operation Managerの負荷を確認し、再度、コマンドを実行してください。 |
15 | 終了処理ジョブネット(JSHENDまたはJSHFORCE)が開始したため削除できません。 | ジョブスケジューラの再起動後、コマンドを再実行してください。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\bin |
Solaris | /opt/FJSVstem/bin |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)の権限が必要です。
実行結果/出力形式
正常終了 : なし
異常終了 : エラー内容は標準出力に表示されます。