記述形式
【Windows版】
stemManager [[-d yyyymmdd] [-force|-del|-chg]|-n] [-sys サブシステム番号] |
【UNIX版】
stemManager [[-d yyyymmdd] [[-force] [-h schedule_server]| -del | -chg] | -n] [-sys サブシステム番号] |
機能説明
マスタ情報からスケジュール情報を抽出し、適用します。また、スケジュールの取り消し、再スケジュール、未来のスケジュール、運用変更を行います。
オプション
-d yyyymmdd
yyyymmdd で指定された日付のスケジュールを行います。このオプションは、以下の場合に指定します。
自動起動でスケジュールに失敗した場合のリカバリ
事前に未来のスケジュールを登録する場合
スケジュール実行がされずに過去となった運用日のスケジュールを登録する場合
-n
ジョブスケジューラのジョブとして登録し、毎回、翌日スケジュールを作成するためのオプションです。
-dおよび-nオプションを省略した場合は、当日のスケジュールを実行します。
-force
すでに抽出・適用されたスケジュール情報を新たに抽出したスケジュール情報で置き換える場合に指定します(再スケジュールです)。このオプションは、以下の場合に指定します。
未来の日付でスケジュールした後に、マスタ情報が変更された場合
当日のスケジュール状況が「なし」のときに、マスタ情報が変更された場合
すでにスケジュール情報が作成されている当日および過去の日付に対しては実行できません。
-h schedule_server【UNIX版】
指定したスケジュールサーバに対し、スケジュールのリカバリまたは再スケジュールを行います。新規にスケジュールするとき、スケジュールを取り消すときは指定できません。
-del
登録されたスケジュールを取り消します。
-chg
運用変更のみを行います。
-sys サブシステム番号
スケジュールを行いたいサブシステム番号を0から9の範囲で指定します。
省略時はサブシステム0が対象になります。ただし、サブシステム運用しているジョブスケジューラのジョブとして起動された場合は、起動元のサブシステム番号が設定されます。
全体のオプションを省略した場合は、当日のスケジュールを作成します。
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\bin |
Solaris | /opt/FJSVstem/bin |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)の権限が必要です。
注意事項
対象のスケジュールがすでに動作している場合は、そのスケジュールに対して作成、変更、削除はできません。
スケジュールの実行が行える過去の日付は、スケジュール状況管理日数までです。
過去スケジュールで登録されたジョブネットに対し、以下の注意事項があります。
ジョブネットの状態にかかわらずプロジェクト数の上限値(1000)を超えた場合は、退避対象となります。退避後は、Systemwalker Operation Managerクライアントでジョブネットを操作することができません。登録されたジョブネットは、速やかに実行、終了させてください。
持ち越し制御の対象外になります。
時刻によるスケジュールが行われないため、時刻による起動条件が設定されている場合は、手動で起動する必要があります。
メッセージ事象による連携は可能ですが、jobschmsgeventexコマンドの-d、-dx、-sまたは-nオプションを使用して運用日を意識したメッセージ事象の発生を行う必要があります。
(運用日を意識しないメッセージ事象発生では意図しないメッセージにより、ジョブネットが起動する場合があります。)
未実行のままでも完了済として扱われ、[マスタスケジュール管理環境設定]ダイアログボックスで[ジョブネット未完了の場合は削除しない]が設定されていても、管理世代外になった時点で削除されます。
旧バージョンのスケジュールサーバへスケジュール情報の分散を行った場合、利用できない機能があります。詳細は、“Systemwalker Operation Manager マスタスケジュール管理機能説明書”の“管理サーバ・スケジュールサーバ接続のサポート範囲”を参照してください。
実行結果/出力形式
正常終了 : なし
異常終了 : エラー内容は標準出力およびイベントログ/SYSLOGに出力されます。-force、-del指定時は、標準出力のみに出力されます。