記述形式
jobschprintcsv -f P [-title] [-vparam] [-sys サブシステム番号] (注) |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能概要
ジョブネットの実行結果の履歴情報を、CSV形式で標準出力に出力します。
出力結果をファイルに保存すると、ジョブネットの実行結果の履歴情報を表計算ソフトで管理することができます。(注)
注)
表計算ソフトに取り込む前に、出力結果を表計算ソフトがサポートする文字コードに変換しておく必要があります。
オプション
-f
コマンドの実行ユーザが参照できるジョブネットについて履歴情報を出力します。
-title
指定した場合、1行目にタイトル行が出力されます。
-vparam
可変パラメタを指定して起動されたジョブネットの場合、可変パラメタを表示します。
P
何日前の履歴情報を出力するかを0から5までの数字で指定します。
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/bin |
出力項目の説明
出力項目について説明します。
Host Name
本コマンドを実行したサーバのホスト名です。
Sub System
操作対象のジョブスケジューラに対応するサブシステム番号です。
Project Name
ジョブネットが登録されているプロジェクト名です。
Job Net
ジョブスケジューラに登録されているジョブネット名です。
Job Net Comment
ジョブスケジューラに登録されているジョブネット名称です。
Status
ジョブネットの状態です。
以下に示した8種類の状態から選択表示されます。
正常終了
疑似正常
異常終了(終了コード:正常終了コード上限値+1~255)
強制終了(終了コード:256)
実行中
実行拒否
実行中断(終了コード:239)
スキップ
Start Time
ジョブネットが起動した時刻です。“西暦/月/日 時:分:秒”の形式で表示します。
End Time
ジョブネットが終了した時刻です。“西暦/月/日 時:分:秒”の形式で表示します。
End Code
ジョブネットの終了コードです。
Variable Parameter
可変パラメタを指定して起動されたジョブネットの可変パラメタです。-vparamオプションを指定した場合のみ表示されます。
注意事項
マスタスケジュール管理機能を有効にしている場合は、stemprint -f(-F)コマンドで履歴情報を出力してください。本コマンドの場合、マスタスケジュール管理機能で指定した[スケジュール情報を保管する世代数]を超えて管理対象外となった運用日の履歴情報は出力できません。stemprint -f(-F)コマンドの詳細は、“6.12 stemprint -f(-F)/-g(-G)コマンド”を参照してください。
出力例
コマンドの出力結果の例を以下に示します。
Host Name,Sub System,Project Name,Job Net,Job Net Comment,Status,Start Time,End Time,End Code, Variable Parameter |
上記のファイルを表計算ソフトで表示すると、以下のように表示されます。