プロジェクト情報を設定する制御文です。
記述形式
PRJ ---------- (1) projectname プロジェクト名 ---------- (2) (*) (注1) username 所有者(OSユーザ) ---------- (3) (**) (注2) manage_user 更新権ユーザーID(OSユーザ) ---------- (4) (注2) change_user 登録権ユーザーID(OSユーザ) ---------- (5) (注2) operate_user 操作権ユーザーID(OSユーザ) ---------- (6) (注2) monitor_user 参照権ユーザーID(OSユーザ) ---------- (7) (注2) manage_com_user 更新権ユーザーID(SystemwalkerユーザーID) ------ (8) change_com_user 登録権ユーザーID(SystemwalkerユーザーID) ------ (9) operate_com_user 操作権ユーザーID(SystemwalkerユーザーID) ----- (10) monitor_com_user 参照権ユーザーID(SystemwalkerユーザーID) ----- (11) ;
注1)projectnameオペランドは、PRJキーワードのすぐ後に指定してください。 注2)ユーザプリンシパル名を指定することはできません。 (*) :必ず指定してください。 (**):登録時には必ず指定してください。
制御文の説明
プロジェクト情報制御文の開始を表すキーワードです。
(2) プロジェクト名
プロジェクトの名前を50バイト以内で指定します。/?*;,\"<>|:'.空白、仮名半角およびユーザ定義文字を指定することはできません。また、ジョブ実行制御属性の場合、1文字目に # を指定することはできません。
大文字/小文字の区別はありません。【Windows版】
すでに設定済みのプロジェクト名が指定された場合は、以前の設定情報と置き換わりますので注意してください。
英大文字と英小文字は区別されますが、英大文字と英小文字が異なるだけで同じ綴りのプロジェクト名を別々に登録した場合、ポリシー抽出でスケジュール情報を正しく抽出することができません。【UNIX版】
(3) 所有者(OSユーザ)
プロジェクトの所有者となるユーザーIDを指定します。
ジョブ実行制御により偽装オプションが指定された場合、ジョブの実行権限を偽装するために使用するユーザーIDにもなります。ドメイン名\ユーザーIDの形式で指定します。長さは36バイト以内(ドメイン名15バイト+\記号1バイト+ユーザーID 20バイト)で指定します。ドメイン名部分を省略した場合は、ジョブスケジューラサービス/デーモンの存在するコンピュータの省略値に従います。なお、グループ名(ローカルグループおよびグローバルグループ)は指定できません。また、空白を含むユーザーIDも指定できません。【Windows版】
長さは20バイト以内で指定します。空白を含むユーザーIDは指定できません。拡張ユーザ管理機能【UNIX版】、Systemwalker認証リポジトリが有効な場合についても、所有者には必ずOSユーザを指定してください。
(4) 更新権ユーザーID(OSユーザ)
更新権を与えるユーザーIDを指定します。
ドメイン名\ユーザーIDの形式で指定します。ドメイン名(\まで)は省略できます。長さは36バイト(ユーザーIDのみを指定する場合には20バイト)以内で指定します。【Windows版】
拡張ユーザ管理機能が有効な場合は、Operation Managerユーザを指定します。長さは20バイト以内で指定します。【UNIX版】
Systemwalker認証リポジトリが有効な場合は、コマンド実行の際に更新権を与えるOSユーザを指定します。
グループ名も指定可能です。複数指定する場合は、ユーザーIDとユーザーIDの間をコンマ(,)で区切ってください。空白を含むユーザーIDは指定できません。
すでに登録されている更新権ユーザをすべて削除したい場合には、manage_userに指定するユーザーIDを省略してください。
(5) 登録権ユーザーID(OSユーザ)
登録権を与えるユーザーIDを指定します。
ドメイン名\ユーザーIDの形式で指定します。ドメイン名(\まで)は省略できます。長さは36バイト(ユーザーIDのみを指定する場合には20バイト)以内で指定します。【Windows版】
拡張ユーザ管理機能が有効な場合は、Operation Managerユーザを指定します。長さは20バイト以内で指定します。【UNIX版】
Systemwalker認証リポジトリが有効な場合は、コマンド実行の際に登録権を与えるOSユーザを指定します。
グループ名も指定可能です。複数指定する場合は、ユーザーIDとユーザーIDの間をコンマ(,)で区切ってください。空白を含むユーザーIDは指定できません。
すでに登録されている登録権ユーザをすべて削除したい場合には、change_userに指定するユーザーIDを省略してください。
(6) 操作権ユーザーID(OSユーザ)
操作権を与えるユーザーIDを指定します。
ドメイン名\ユーザーIDの形式で指定します。ドメイン名(\まで)は省略できます。長さは36バイト(ユーザーIDのみを指定する場合には20バイト)以内で指定します。【Windows版】
拡張ユーザ管理機能が有効な場合は、Operation Managerユーザを指定します。長さは20バイト以内で指定します。【UNIX版】
Systemwalker認証リポジトリが有効な場合は、コマンド実行の際に操作権を与えるOSユーザを指定します。
グループ名も指定可能です。複数指定する場合は、ユーザーIDとユーザーIDの間をコンマ(,)で区切ってください。空白を含むユーザーIDは指定できません。
すでに登録されている操作権ユーザをすべて削除したい場合には、operate_userに指定するユーザーIDを省略してください。
(7) 参照権ユーザーID(OSユーザ)
参照権を与えるユーザーIDを指定します。
ドメイン名\ユーザーIDの形式で指定します。ドメイン名(\まで)は省略できます。長さは36バイト(ユーザーIDのみを指定する場合には20バイト)以内で指定します。【Windows版】
拡張ユーザ管理機能が有効な場合は、Operation Managerユーザを指定します。長さは20バイト以内で指定します。【UNIX版】
Systemwalker認証リポジトリが有効な場合は、コマンド実行の際に参照権を与えるOSユーザを指定します。
グループ名も指定可能です。複数指定する場合は、ユーザーIDとユーザーIDの間をコンマ(,)で区切ってください。空白を含むユーザーIDは指定できません。
すでに登録されている参照権ユーザをすべて削除したい場合には、monitor_userに指定するユーザーIDを省略してください。
(8) 更新権ユーザーID (SystemwalkerユーザーID)
更新権を与えるSystemwalkerユーザーIDを指定します。Systemwalker認証リポジトリが有効な場合のみ指定できます。
長さは32バイト以内で指定します。
複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。
すでに登録されている更新権SystemwalkerユーザーIDをすべて削除したい場合には、manage_com_userに指定するSystemwalkerユーザーIDを省略してください。
(9) 登録権ユーザーID (SystemwalkerユーザーID)
登録権を与えるSystemwalkerユーザーIDを指定します。Systemwalker認証リポジトリが有効な場合のみ指定できます。
長さは32バイト以内で指定します。
複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。
すでに登録されている登録権SystemwalkerユーザーIDをすべて削除したい場合には、change_com_userに指定するSystemwalkerユーザーIDを省略してください。
(10) 操作権ユーザーID (SystemwalkerユーザーID)
操作権を与えるSystemwalkerユーザーIDを指定します。Systemwalker認証リポジトリが有効な場合のみ指定できます。
長さは32バイト以内で指定します。
複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。
すでに登録されている操作権SystemwalkerユーザーIDをすべて削除したい場合には、operate_com_userに指定するSystemwalkerユーザーIDを省略してください。
(11) 参照権ユーザーID (SystemwalkerユーザーID)
参照権を与えるSystemwalkerユーザーIDを指定します。Systemwalker認証リポジトリが有効な場合のみ指定できます。
長さは32バイト以内で指定します。
複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。
すでに登録されている参照権SystemwalkerユーザーIDをすべて削除したい場合には、monitor_com_userに指定するSystemwalkerユーザーIDを省略してください。
注意事項
制御文全体に対して、同一のユーザーIDやグループ名を複数回指定することはできません。ただし、同一ユーザーIDであっても、各々をSystemwalkerユーザーID とOSユーザで指定する場合には指定可能です。
すでにアクセス権を設定済みのユーザに対して、別のアクセス権を設定した場合、新しいアクセス権で上書きされます。
プロジェクト名に総務部門、所有者にishikawa、更新権ユーザーIDにyamada、登録権ユーザーIDにnakamura、操作権ユーザーIDにhayashi、参照権ユーザ名にsuzukiおよびsatoを設定する例を以下に示します。
PRJ |