オンライン運用で、QuickOPCバックアップを使用する場合は、以下の点に注意が必要です。
オンラインバックアップ初期化を実行した場合でも、バックアップボリュームのトラッキング状態は維持されます。
リストア/リカバリーでバックアップボリュームのリストアが行われた場合、環境設定情報の設定内容に応じて、以下のように動作します。
トラッキングキャンセルを行う場合
トラッキングキャンセル処理を行いません。
トラッキングキャンセルを行わない場合
リストアされた業務ボリュームに対して、リストアした世代以外のバックアップボリュームは、トラッキングがキャンセルされます。
詳細については、「第3章 オンライン運用環境設定」を参照してください。
QuickOPCのリストア時にトラッキングキャンセルを行う必要のあるETERNUS環境において、以下の操作を行う場合、オンラインバックアップ・リカバリー運用でバックアップしたQuickOPCボリュームのトラッキングセッションをすべてキャンセルする必要があります。
オフラインバックアップ・リストア運用を併用しており、オフラインリストアを行う場合
オフラインリストアを行う前に、手動でトラッキングキャンセルを行ってください。
バックアップ方法をQuickOPCから他のコピー方法に変更して、環境設定情報を設定しなおした場合
オンラインバックアップを行う前に、手動でトラッキングキャンセルを行ってください。
例
トラッキングキャンセル
# /opt/FJSVswsts/bin/swstcanceltrk devname -all |
devname : オンライン環境設定のACMバックアップ情報で設定した業務ボリューム名
