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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

6.4.5 REDOログ・メンバーの再作成

カスタムリカバリーメインメニュー画面から、REDOログ・メンバーの再作成を実行する手順を説明します。

ポイント

  • クラスタ環境の場合は、プライマリノードで実行してください。

  • REDOログ・メンバーの再作成を行う前に、「6.3 カスタムリカバリーの前に」を参照して、準備作業をすべて完了してください。

注意

  • カスタムリカバリー機能は、上級者向けの機能です。Oracleデータベースのバックアップ・リカバリーに詳しくない方は、リカバリー機能を使用することを推奨します。カスタムリカバリーでは、設定方法を誤ると、データベースが破壊され、復旧できなくなることもあります。

  • ターゲットデータベース接続用の静的構成リスナーを起動してから機能を実行してください。データベースに接続できない場合、処理を正しく実行できません。

  • データベースがノーアーカイブ・モードの場合は、正常にリカバリーできません。

  • RAC構成の場合、システムダウンしているクラスタノードがある場合、REDOログ・メンバーの再作成ができません。すべてのクラスタノードを起動した後、REDOログ・メンバーの再作成を行ってください。

  • クラスタ構成の場合、REDOログ・メンバーの再作成を行う前に、データベースファイルを配置しているすべてのGDSボリュームおよびファイルシステムが、実行サーバから正常にアクセスできることを確認してください。

  • REDOログ・メンバーの再作成処理が正常に終了した場合でも、REDOログ・メンバーの再作成後のDBチェックで異常を検知していることがあります。必ず、実行ログの内容を確認してください。実行ログの確認については、「第12章 実行ログ」を参照してください。

  • リカバリー方法詳細を正しく指定しないと、データベースの復旧に失敗してリカバリー処理が異常終了します。リカバリー方法詳細の指定は、慎重に行ってください。処理が異常終了した場合は、リカバリー方法詳細を見直し、再度リカバリーを行ってください。

  1. カスタムリカバリーメインメニュー画面を起動します

    6.4.1 カスタムリカバリーメインメニュー画面の起動」を参照して、カスタムリカバリーメインメニュー画面を起動します。

  2. 処理対象の環境設定名を選択します

    「オンライン環境設定名一覧」から処理対象の環境設定名を選択します。

  3. REDOログ・メンバーの再作成を開始します

    「REDOログ・メンバーの再作成」ラジオボタンを選択して、「処理開始」ボタンをクリックします。

    ポイント

    「操作」メニューから「REDOログ・メンバーの再作成」を選択して、REDOログ・メンバーの再作成を開始することもできます。

  4. リカバリー方法詳細を設定します

    リカバリー方法詳細設定画面が表示されたら、各タブを開き、リカバリー方法詳細を設定します。
    リカバリー方法詳細の設定が完了したら、「実行」ボタンをクリックしてください。
    画面の初期設定値については、「6.1.4 REDOログ・メンバーの再作成」を参照してください。
    画面の設定内容については、「6.6 カスタムリカバリーの詳細設定」を参照してください。

    注意

    REDOログ・メンバーの再作成では、画面のデフォルト設定値で、修復対象REDOログ・ファイルが設定されていません。REDOログ・メンバーの再作成を実行する前に、必ず修復対象REDOログ・ファイルを設定してください。

  5. リカバリー計画を作成します

    リカバリー計画が作成され、リカバリー計画確認画面が表示されますので、内容を確認してください。
    リカバリー計画確認画面の内容でREDOログ・メンバーの再作成を実行してよければ、「リカバリー実行」ボタンをクリックしてください。

  6. REDOログ・メンバーの再作成処理を実行します

    確認メッセージが表示されますので、「はい」ボタンをクリックしてください。

    REDOログ・メンバーの再作成処理が開始されます。

  7. 処理結果を確認します

    REDOログ・メンバーの再作成が正常終了すると、以下の処理終了メッセージが表示されます。処理終了メッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
    実行ログを参照して、エラーが発生していないことを確認してください。実行ログについては、「第12章 実行ログ」を参照してください。

    注意

    リカバリー処理が異常終了した場合の対処については、「5.7 リカバリー異常終了時の対処について」を参照してください。