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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

4.5.6 EC同期開始

コマンドを使用して、EC同期開始を行う手順を説明します。

ポイント

注意

  • ターゲットデータベース接続用のリスナーが起動されていない場合、処理を正しく実行できません。必ず事前にリスナーを起動してください。

  1. rootユーザーでログインします

    データベースサーバにrootユーザーでログインします。
    root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することもできます。

  2. EC同期開始コマンドを実行します

    以下のようにEC同期開始コマンドを実行してください。
    次にバックアップするボリュームのEC同期処理が開始されます。

    # installdir/bin/rmfosyncstart confname

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

    参照

    ECの同期処理に関しては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。

  3. 実行結果を確認します

    コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。
    コマンド終了ステータス、および、処理終了メッセージで、コマンドの処理結果を確認してください。コマンド終了ステータスについては、「第11章 コマンドリファレンス」を参照してください。処理終了メッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
    実行ログを確認して、エラーが発生していないことを確認してください。実行ログについては、「第12章 実行ログ」を参照してください。

  4. 等価性維持状態になるまで待ちます

    EC同期開始コマンドでは、同期処理を開始したボリュームが等価性維持状態になったかどうかの確認は行いません。
    そのため、オンラインバックアップを行う前に、AdvancedCopy Managerのコマンドなどを使用して、同期処理の進捗状況を確認し、EC同期処理を開始したボリュームがすべて等価性維持状態になるまで待ってください。

    AdvancedCopy Managerのバックアップ同期処理実行状況表示コマンド」で、同期処理の進捗状況を確認

    # /opt/FJSVswsts/bin/swstsyncstat

参照

ECの同期処理、等価性維持状態、および、AdvancedCopy Managerのコマンドに関しては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。