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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

3.6.6 制御ファイルバックアップ定義ファイル

制御ファイルのバックアップ情報を指定する環境設定ファイルを「制御ファイルバックアップ定義ファイル」と呼びます。

注意

  • クラスタ構成の環境では、環境設定ファイルを直接作成・編集することはできませんので、クラスタ構成の場合の環境設定ファイルに関する説明は省略してあります。

  • 設定値を追加・変更・削除する際、オンラインバックアップ履歴が存在する場合は、制御ファイルバックアップ定義ファイルを修正する前に、オンラインバックアップを初期化してください。

制御ファイルバックアップ定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir/conf/confname/rmfo_bkctl.ini

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名

注意

  • installdir についての詳細は、2.4 インストールを参照してください。

  • confname に指定可能な文字は、半角英数字と「_」で、開始文字は半角英字である必要があり、最大長は16文字です

制御ファイルバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
制御ファイルバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。

バックアップ先マウントポイント|バックアップ先ボリューム|バックアップ先ファイルシステム種別|使用世代

制御ファイルバックアップ定義ファイルの1行に設定する情報を、以下に示します。

項目名

設定値

バックアップ先マウントポイント

制御ファイルバックアップ先領域のマウントポイントを絶対パスで指定してください。
指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「/」、「-」、「:」、「.」です。
最大長は256文字です。
“/”からはじまる値を指定してください。
パスの最後に「/」を入れないでください。
パスの中に「//」を含まないでください。

バックアップ先ボリューム

制御ファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。
指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「/」、「-」、「:」、「.」、「@」です。
最大長は256文字です。
“/dev/”からはじまる値を指定してください。

バックアップ先ファイルシステム種別

バックアップ先のファイルシステム種別を、以下の数値で指定してください。

  • 1 : ufs

  • 2 : ufs logging

使用世代

格納するバックアップの管理世代番号を、1~3の数値で指定してください。

注意

  • 必ずすべての項目に値を設定してください。

  • 「バックアップ先マウントポイント」に指定するディレクトリには、専用のディレクトリを指定してください。指定したディレクトリには、本製品内で作成するファイル以外、何も格納しないでください。

  • 「制御ファイルバックアップ先」には、「3.6.4 オンラインバックアップ基本情報ファイル」の「BK_GEN」(バックアップ管理世代数)で指定した数分のバックアップ先を設定してください。

  • 「使用世代」は、「3.6.4 オンラインバックアップ基本情報ファイル」の「BK_GEN」(バックアップ管理世代数)で指定した数値の範囲内で指定してください。また、すべてのバックアップ管理世代にバックアップ出力先が設定されるよう、使用世代を振り分けて設定してください。

ポイント

制御ファイルバックアップ先は、1世代目に使用するバックアップ先から順に上から設定してください。