運用環境設定情報について、以下のとおり変更があります。
環境変数の設定について
Recovery Manager for Oracleインストール後に必ず設定する必要がある環境変数が、以下のとおり変更になりました。
13.1 SE/13.2 EE | 14.0 SE/EE | ||
---|---|---|---|
設定方法 | rootユーザーの環境変数 | RMfO環境変数設定ファイル(rmfoenv.src) | |
環境変数の設定 | PATH | 必要(JREのパスを追加) | 不要 |
ORACLE_HOME | 必要 | 不要 | |
LD_LIBRARY_PATH | 必要 | 不要 | |
RMFO_JAVAPATH | なし | 必要(JRE/JDKのパスを設定) |
運用環境の管理について
運用環境の管理について、以下のとおり変更になりました。
環境設定情報は、データベース名ではなく、環境設定名で管理されます。
クラスタ構成の環境の場合、以下の資源の格納先が、RMfOディスクに変更になっています。
環境設定情報(環境設定ファイル)
リカバリ・カタログ・データベース(オンライン運用時のみ)
RMANバックアップセット(オンライン運用時のみ)
その他バックアップ運用に必要な情報
本製品で運用可能なバックアップ環境について、ライセンス管理が強化されています。
画面で設定する運用環境設定情報について
画面を使用して設定する環境設定情報について、以下のとおり変更になりました。
変更点の詳細については、「第3章 オンライン運用環境設定」を参照してください。
環境設定情報(旧名) | 項目名(旧名) | 変更点 |
環境設定名 | 環境設定名 | 設定項目が追加されました。 |
データベース情報 | データベース名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
Oracle Version | 指定可能な値が変更になっています。 | |
Oracle Edition | 変更はありません。 | |
ORACLE_HOME | 指定可能な値が変更になっています。 | |
ネットサービス名 | 指定可能な値が変更になっています。 | |
データベース運用形態 | 変更はありません。 | |
ノード数 | 変更はありません。 | |
Oracleインストールユーザー | 指定可能な値が変更になっています。 | |
Oracleインストールグループ | 指定可能な値が変更になっています。 | |
SYSパスワード | SYSパスワード | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ基本情報 | データファイルバックアップ方法 | 変更はありません。 |
バックアップをリカバリ・カタログに登録する | 設定項目が追加されました。 | |
データベースファイル種別(データファイルボリューム種別) | 変更はありません。 | |
バックアップ管理世代数 | 変更はありません。 | |
実行ログ保存期間 | 変更はありません。 | |
トレースレベル | 変更はありません。 | |
バックアップ保存期間 | 設定項目が追加されました。 | |
バックアップ時にアーカイブログを自動削除する | 設定項目が追加されました。 | |
バックアップ取得前に古いバックアップを削除する | 設定項目が追加されました。 | |
システム情報 | ホスト名(HA/RACのみ) | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORACLE_SID | 変更はありません。 | |
システム情報(アーカイブログ情報) | アーカイブログ出力先ボリューム(バックアップ元-ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
アーカイブログ出力先マウントポイント(バックアップ元-マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
(バックアップ元ボリューム種別) | 設定項目が削除されました。 | |
クラスタ情報 | Oracle Clusterwareホーム | 設定項目が追加されました。 |
RMfOディスク情報 | 使用ボリューム | 設定項目が追加されました。 |
マウントポイント | 設定項目が追加されました。 | |
データファイルバックアップ先 | ファイルシステム種別(ボリューム種別) | 指定可能な値が変更になっています。 |
ボリューム | 指定可能な値が変更になっています。 | |
マウントポイント | 指定可能な値が変更になっています。 | |
制御ファイルバックアップ先 | ファイルシステム種別(ボリューム種別) | 指定可能な値が変更になっています。 |
ボリューム | 指定可能な値が変更になっています。 | |
マウントポイント | 指定可能な値が変更になっています。 | |
アーカイブログバックアップ先(アーカイブログ情報) | ファイルシステム種別(ボリューム種別/バックアップ先ボリューム種別) | 指定可能な値が変更になっています。 |
ボリューム(ボリューム/バックアップ先-ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
マウントポイント(マウントポイント/バックアップ先-マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
ACMバックアップ情報(データファイルバックアップ先) | マウントポイント(ファイルシステムのみ) | 指定可能な値が変更になっています。 |
表領域(RAWのみ) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
業務ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
バックアップボリューム(バックアップ先(1)) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
バックアップボリューム(バックアップ先(2)) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
バックアップボリューム(バックアップ先(3)) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
PRIMECLUSTER情報(システム情報) | CFノード名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
Oracleアプリケーション名(アプリケーション名) | 変更はありません。 | |
リカバリ・カタログ・データベース情報 | データベース名(ORACLE_SID) | 変更はありません。 |
ORACLE_HOME | 設定項目が追加されました。 | |
リスナー名 | 変更はありません。 | |
ポート番号 | 変更はありません。 | |
格納先ボリューム(作成先ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
格納先マウントポイント(マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 | |
(バックアップ方法) | 設定項目が削除されました。 | |
(バックアップ先ボリューム) | 設定項目が削除されました。 | |
リカバリ・カタログ・データベースSYSパスワード | SYSパスワード | 設定項目が追加されました。 |
カタログ・ユーザー情報 | カタログ・ユーザー名 | 設定項目が追加されました。 |
カタログ・ユーザーパスワード | 設定項目が追加されました。 |
環境設定ファイルについて
オンライン運用で使用する環境設定ファイルについて、以下のとおり変更になりました。
変更点の詳細については、「第3章 オンライン運用環境設定」を参照してください。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
パラメーター名(旧名) | 項目名(旧名) | 変更点 |
DB_NAME | データベース名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_VL | Oracle Version | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_E | Oracle Edition | 変更はありません。 |
ORACLE_HOME | ORACLE_HOME | 指定可能な値が変更になっています。 |
CON_STR | ネットサービス名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
DB_TYPE | データベース運用形態 | 指定可能な値が変更になっています。 |
NODE_CNT | ノード数 | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_OWN | Oracleインストールユーザー | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_GRP | Oracleインストールグループ | 指定可能な値が変更になっています。 |
CRS_HOME | Oracle Clusterwareホーム | 設定項目が追加されました。 |
(HOST) | (ホスト名/論理ホスト名) | 設定項目が削除されました。 |
(ORACLE_SID) | (ORACLE_SID) | 設定項目が削除されました。 |
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
SYSパスワード | 指定可能な値が変更になっています。 |
SYSパスワードファイルは、暗号化されると、拡張子が「.crp」に変わります。
ノードリストファイルは、基本情報ファイルの「DB_TYPE(データベース運用形態)」に関係なく、すべての環境で設定が必要になりました。
ファイルフォーマットが変更になっています。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
ホスト名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORACLE_SID | 変更はありません。 |
(CFノード名) | 設定項目が削除されました。 |
(アプリケーション名) | 設定項目が削除されました。 |
前バージョンのアーカイブログ情報ファイルです。
ファイルフォーマットが変更になっています。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
ホスト名(ノード) | 指定可能な値が変更になっています。 |
アーカイブログ出力先マウントポイント(マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 |
アーカイブログ出力先ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
(ボリューム種別) | 設定項目が削除されました。 |
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
パラメーター名(旧名) | 項目名(旧名) | 変更点 |
BK_TYPE | データファイルバックアップ方法 | 変更はありません。 |
DBF_TYPE | データベースファイル種別(データファイルボリューム種別) | 変更はありません。 |
BK_GEN | バックアップ管理世代数 | 変更はありません。 |
LOG_GEN | 実行ログ保存期間 | 変更はありません。 |
TRC_LVL | トレースレベル | 変更はありません。 |
BK_KEEP | バックアップ保存期間 | 設定項目が追加されました。 |
ARC_DEL | アーカイブログ自動削除 | 設定項目が追加されました。 |
BK_DEL | 不要バックアップ削除タイミング | 設定項目が追加されました。 |
CATALOG | リカバリ・カタログ登録 | 設定項目が追加されました。 |
ALT_ROWS | (アラート・ログ表示行数) | 設定項目が削除されました。 |
バックアップ基本情報ファイルの「BK_TYPE(データファイルバックアップ方法)」に「1: 標準(RMAN)」以外を指定した場合は、データファイルバックアップ定義ファイルは不要になりました。代わりに、ACMバックアップ定義ファイルを用意する必要があります。
ファイルフォーマットが変更になっています。
オンラインバックアップ基本情報ファイルの「BK_GEN(バックアップ管理世代数)」に指定した数以上のバックアップ先を定義する必要があります。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
バックアップ先マウントポイント(マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ファイルシステム種別(ボリューム種別) | 指定可能な値が変更になっています。 |
使用世代 | 設定項目が追加されました。 |
ファイルフォーマットが変更になっています。
オンラインバックアップ基本情報ファイルの「BK_GEN(バックアップ管理世代数)」に指定した数分のバックアップ先を定義する必要があります。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
バックアップ先マウントポイント(マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ファイルシステム種別(ボリューム種別) | 指定可能な値が変更になっています。 |
使用世代 | 設定項目が追加されました。 |
ファイルフォーマットが変更になっています。
ターゲットデータベースのスレッド数分のバックアップ先を設定する必要があります。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
(ノード) | 設定項目が削除されました。 |
バックアップ先マウントポイント(マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ファイルシステム種別(ボリューム種別) | 指定可能な値が変更になっています。 |
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
パラメーター名(旧名) | 項目名(旧名) | 変更点 |
R_DB_NAME | データベース名(ORACLE_SID) | 変更はありません。 |
R_ORACLE_HOME | ORACLE_HOME | 設定項目が追加されました。 |
LSNR_NAME | リスナー名(リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名) | 変更はありません。 |
PORT | ポート番号 | 変更はありません。 |
R_CAT_DIR(R_TAR_MP) | 格納先マウントポイント(マウントポイント) | 指定可能な値が変更になっています。 |
R_CAT_VOL(R_TAR_DEV) | 格納先ボリューム(リカバリ・カタログ・データベース作成先ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
R_CAT_FS | 格納先ファイルシステム種別 | 設定項目が追加されました。 |
R_USER | リカバリ・カタログユーザー名 | 設定項目が追加されました。 |
(R_BK_TYPE) | (バックアップ方法) | 設定項目が削除されました。 |
(R_BK_MP) | (バックアップ先領域のマウントポイント) | 設定項目が削除されました。 |
(R_BK_DEV) | (バックアップ先ボリューム) | 設定項目が削除されました。 |
環境設定ファイルが追加されました。
環境設定ファイルが追加されました。
環境設定ファイルが追加されました。
アドバンスト・コピー連携を行う場合、データファイルバックアップ定義ファイルの代わりに設定するファイルです。
オフライン運用で使用する環境設定ファイルについて、以下のとおり変更になりました。
変更点の詳細については、「第7章 オフライン運用環境設定」を参照してください。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
パラメーター名(旧名) | 項目名(旧名) | 変更点 |
DB_NAME | データベース名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_VL | Oracle Version | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_E | Oracle Edition | 変更はありません。 |
ORACLE_HOME | ORACLE_HOME | 指定可能な値が変更になっています。 |
CON_STR | ネットサービス名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
DB_TYPE | データベース運用形態 | 指定可能な値が変更になっています。 |
NODE_CNT | ノード数 | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_OWN | Oracleインストールユーザー | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORA_GRP | Oracleインストールグループ | 指定可能な値が変更になっています。 |
CRS_HOME | Oracle Clusterwareホーム | 設定項目が追加されました。 |
(HOST) | (ホスト名/論理ホスト名) | 設定項目が削除されました。 |
(ORACLE_SID) | (ORACLE_SID) | 設定項目が削除されました。 |
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
SYSパスワード | 指定可能な値が変更になっています。 |
SYSパスワードファイルは、暗号化されると、拡張子が「.crp」に変わります。
ノードリストファイルは、基本情報ファイルの「DB_TYPE(データベース運用形態)」に関係なく、すべての環境で設定が必要になりました。
ファイルフォーマットが変更になっています。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
ホスト名 | 指定可能な値が変更になっています。 |
ORACLE_SID | 変更はありません。 |
(CFノード名) | 設定項目が削除されました。 |
(アプリケーション名) | 設定項目が削除されました。 |
ファイル名およびファイルフォーマットが、オンラインバックアップ基本情報ファイルと同じ仕様に変更になりました。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
パラメーター名(旧名) | 項目名(旧名) | 変更点 |
BK_TYPE | データベースバックアップ方法 | 指定可能な値が変更になっています。 |
DBF_TYPE | データベースファイル種別(データベースファイルボリューム種別) | 変更はありません。 |
BK_GEN | バックアップ管理世代数 | 指定可能な値が変更になっています。 |
LOG_GEN | 実行ログ保存期間 | 設定項目が追加されました。 |
TRC_LVL | トレースレベル | 変更はありません。 |
BK_KEEP | バックアップ保存期間 | 設定項目が追加されました。 |
ARC_DEL | アーカイブログ自動削除 | 設定項目が追加されました。 |
BK_DEL | 不要バックアップ削除タイミング | 設定項目が追加されました。 |
CATALOG | リカバリ・カタログ登録 | 設定項目が追加されました。 |
(BK_PLAN) | (オフラインバックアップ運用状態) | 設定項目が削除されました。 |
ファイルフォーマットが変更になっています。
環境設定情報が以下のとおり変更になりました。
項目名(旧名) | 変更点 |
マウントポイント | 指定可能な値が変更になっています。 |
ファイルシステム種別 | 設定項目が追加されました。 |
バックアップ元ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ボリューム | 指定可能な値が変更になっています。 |
項目名(旧名) | 変更点 |
(マウントポイント) | 設定項目が削除されました。 |
バックアップ元ボリューム(ボリューム) | 指定可能な値が変更になっています。 |
バックアップ先ボリューム | 指定可能な値が変更になっています。 |